いよいよ「英語長文」です。

これまでの勉強はこの「英語長文」のためにあるようなものです。

「英語長文」を仕上げて志望大学の「過去問」に入ります。

また、英作文のような「分野別対策」を行います。

 

  参照:「2023年版 英語・参考書ルート (武田塾)」  

     「英語の勉強法(武田塾)」  

 

再度、武田塾の英語の参考書ルートを書いておきます。

 

【基礎徹底ルート】

  ・『システム英単語 中学版 改訂版』          (中学英単語)

  ・『中学英語をもう一度 ひとつひとつわかりやすく。』(中学英文法)

  ・『システム英単語 Basic』             (高校英単語)

  ・『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』  (高校英文法) 

  ・『高校 英文法基礎パターンドリル』        (高校英文法)

  ・『高校 英文読解をひとつひとつわかりやすく。』  (英文読解)

  ・『英熟語ターゲット1000』            (英熟語)

  ・『こわくない英語 長文問題』           (中学英語長文)

  ・『英語長文 レベル別問題集 3』           (高校英語長文) 

 

【標準ルート(日大レベル・共通)】 

  ・『システム英単語』 or 『英単語ターゲット1900』or 『必携英単語LEAP』

  ・『速読英熟語』 or 『英熟語ターゲット1000』

  ・『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』 

  ・『関正生の英文法 ポラリス 1』

  ・『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』 

  ・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 1

  ・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 2』 

  ・『関正生の英語長文ポラリス 1』 

  ・『Vintage』 or 『Next Stage』 

 

【標準ルート(MARCHレベル)】

  ・(『システム英単語』 or 『英単語ターゲット1900』or 『必携英単語LEAP』) 

  ・(『Vintage』) 

  ・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 3』 

  ・『関正生の英語長文ポラリス 2』 

 

【標準ルート(早慶レベル)】 

  ・『速読英単語 上級編』 

  ・『ポレポレ英文読解プロセス50』 

  ・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 4』 

  ・『関正生の英語長文ポラリス 3

  ・『改訂版 世界一わかりやすい早稲田の英語 合格講座』

   『改訂版 世界一わかりやすい慶應の英語 合格講座』 

 

【標準ルート(国公立ルート)】

  ・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 3』 

  ・『関正生の英語長文ポラリス 2』 

  ・『国公立標準問題集 CanPass 英語』 

  ・『英語長文 記述式トレーニング問題集』 

 

【標準ルート(東大・難関国公立レベル)】 

  ・『改訂版 鉄力会 東大英単語熟語 鉄壁

  ・『ポレポレ英文読解プロセス50』 

  ・『関正生のThe Rules 英語長文問題集 4』 

  ・『関正生の英語長文ポラリス 3』 

 

基本的に関先生の『The Rules』シリーズと『英語長文 ポラリス』シリーズを積み上げていく感じです。

MARCHレベルであれば『The Rules 3』と『英語長文 ポラリス 2』を終えると過去問に入れます。

地方国公立レベルであれば『The Rules 3』と『英語長文 ポラリス 2』を終え、記述対策をしてから過去問に入ります。

 

1つ目の紹介動画では5種類の英語長文の参考書が紹介されています。

 ①『関正生のThe Rules 英語長文問題集』シリーズ 

 ②『関正生の英語長文ポラリス』シリーズ

 ③『レベル別英語長文問題 Solution』シリーズ 

 ④『英語長文 ハイパートレーニング』シリーズ 

 ⑤『ぐんぐん読める 英語長文』シリーズ 

 

どの参考書もレベル別になっているので『The Rules』や『英語長文 ポラリス』をやり終えた場合、他のシリーズの必要なレベルの参考書をやってみるのも良いでしょう。

ただし、過去問があればそちらが優先になるでしょう。

 

2つ目の紹介動画は「英語長文」に挑んでみたものの力不足の場合、戻るべき参考書についてです。

 ①『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』

 ②『入門 英文解釈の技術 70』 

 『大岩のいちばんはじめの英文法 【超基礎英文法編】』

 ④『高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。』

 ⑤『はじめの英文読解ドリル』 

 

なぜ、その参考書に戻るのか、その参考書で何を学ぶのかの参考にし、初学のときから意識して勉強しましょう。

戻るべき参考書は英文解釈の参考書が多いです。「英文解釈の参考書」も参考にして下さい。

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎英文法編】」の中でも他の英文法の参考書、英文解釈の参考書、英語長文の参考書に進んでも上手くいかないケース、戻るケースが紹介されています。

 

体験談:『基礎問』で偏差値55から66に「名古屋大学 経済学部」合格」では、高1の段階で英単語と英文法を完璧に仕上げ、英語の成績はずっと良かったという体験談がありました。

日大レベルが高2の3月に終わって状況を想像してみて下さい。

それが高2の12月であったり、高2の夏休みであったり、高1中であったり・・・。

高3は忙しいのです。

 

「英単語」「英熟語」「英文法」「英文解釈」はサックッと終わらせます。

「英語長文」は時間をかけて勉強します。

CASTDICEのコバショーさんの戦略です。

ぼくは想定より時間がかかるのではと思っています。

英語を英語のまま理解 論争」と「もりてつ先生が英語長文を読むときの脳内」の動画を見直してみて下さい。

英語長文を読む際に「英語を英語のまま理解する・できるのか?」についての論争です。

英語長文を読むことについて論争していますが、話の内容は、SVOCやカタマリについてです。

「英文解釈」です。

ぼくが考える英語の勉強の流れは「英文法」 → 「英文法・英文解釈」 → 「英文解釈・英語長文」 → 「英語長文」という感じです。

英文解釈の参考書で「英文法・英文解釈」を学びます。

英語長文の参考書の中で「英文解釈・英語長文」 → 「英語長文」と2段階で学びます。

SVOCにカッコを振る段階と少しずつ無くしていく段階です。

 

「英語長文」を勉強しつつ折に触れ、「英文法」「英文解釈」に戻って復習します。

「読解英文法」以外の単元も気になれば勉強してみます。

そして「英単語」は回し続けます。

 

 

1つ目の紹介動画:武田塾 

■オススメ! 英語長文 問題集 5選■ 

 基礎固めが終わったら長文の勉強に入って欲しい。

 色々な長文の問題集がある。

  → 特にオススメの参考層を5つピックアップ 

 

 ①『関正生のThe Rules 英語長文問題集』 

   『1』『2』が日大レベル 

   『3』がMARCH・関関同立レベル 

   『4』が早慶レベル 

   解説が一番詳しい問題集

   参考書のタイトルの通り英語長文を読むとき、どういう目線で読めばいいのか、予備校の授業のように「このように読め」とルールにして解説しているのが特徴。

   文章のSVOCや名詞・形容詞・副詞のカッコなど、構文解釈は多くの参考書に載っている。

   和訳も載っている。

   『The Rules』の+αの情報として長文の読み方や設問ごとのアプローチ方法などが詳しく解説。

   精読の部分に関して言うと関先生のパターンの構文が詳しく書いてある。

    → 意外と難しい構文も出てくる 

       → 難しい構文も吹き出しをつけて解説 

       → 雑に勉強せずに「この構文のポイントはここ」と押さえる 

       → 構文力の引き出しを増やせる 

   従来の参考書より使いやすい。

   解説が丁寧で詳しい。

    → それを吸収しないと意味がない 

    → 解説から学ぶ姿勢で取り組む 

   抽出されている問題の設問バリエーションが豊富 

    → 単純に読んで選択の繰り返しではない 

    → 空所補充の問題も混ざっている 

    → 入試にスムーズに入りやすい 

 

 ②『関正生の英語長文ポラリス』  

   『1』が日東駒専レベル 

   『2』がMARCH・関関同立レベル 

   『3』が早慶レベル 

   解答解説は詳しい。

   最近の入試の頻出テーマを押さえている。

    → 実践向き 

   武田塾では『The Rules』の後に『ポラリス』というルートの順番。

    → その後は「過去問」に入る 

    → 「過去問」の前にとてもいい 

   『The Rules』と比べると少し長めの文章が多い。 

    → 長くても難易度の高い問題を採用しているわけではない 

   読む技術は『The Rules』で身につける。 

    → テーマ力を含め『ポラリス』で実践する 

       → いきなり「過去問」に入るより効果が高い一冊 

   頻出のテーマを押さえた実戦用の参考書。

    → 『The Rules』『ポラリス』をセットで活用する 

    ・日東駒専レベル      :『The Rules1』『The Rules2』『ポラリス1』

    ・MARCH・関関同立レベル:『The Rules3』『ポラリス2』

    ・早慶レベル        :『The Rules4』『ポラリス3』

   最近『ポラリス0』が出た。

    → 低めの大学が最終志望校の場合や初手が難しい場合は『0』を挟んでも良い 

   

 ③『レベル別英語長文問題 Solution』 

   『1』が日東駒専レベル

   『2』がMARCH・関関同立レベル

   『3』が早慶レベル 

   『最新テーマ編』もある。

   『Solution』もテーマを意識している。 

    → 最近の入試の頻出テーマを取り扱った文章で構成されている 

   『Solution』のいいところは文章が短いところ。

    → 300ワードと文章量が短い 

    → 英語長文の音読やオーバーラッピング・シャドーイングを行う方が合格に繋がりやすい 

    → 実際の入試問題なので読みごたえもある 

   入試対策・演習・復習用に使える万能なシリーズ。

   ワードの分量が少なく音読に最適。

 

 ④『英語長文 ハイパートレーニング』  

   『The Rules』とレベルは近い。

   『1』が大東亜レベル

   『2』が日東駒専・共通テストレベル 

   『3』がMARCH・関関同立レベル 

   『ポラリス』『Solution』シリーズが出たことで英語長文はそちらが主役という流れ。

    → 昔の主役は『ハイパートレーニング』  

   利点・特徴は音読用のページ(スラッシュリーディング)がある。

    → 英文を適度な意味のカタマリで区切っている 

   精読としてSVOCを振ったり、名詞・形容詞・副詞のカタマリに分ける 

    → 細かい構文振り分けは最初はちゃんとやった方が良い 

       → 入試本番では複雑な構文以外は基本行わない 

    → 長文を読むときは構文振り分けが大事

       → しかし、カタマリや切れ目を判断して読めるようにする 

          → 意識づけた構成になっている 

   『ハイトレ』が好きな人のポイントはパラグラフ(段落)ごとの要約 

    → 英語長文が苦手な人は現代文と一緒でパラグラフごとに何を言っているのか頭の中で整理されていない 

       → 内容一致が苦手 

   1パラごとに要約して解説の内容と一致させる。

   長文内容の理解で苦しむ人が多い。 

    → 『ハイトレ』は魅力的 

 

 ⑤『ぐんぐん読める 英語長文』 

   新しい一冊。一瞬「赤本」かなと思いました。

    → 「赤本」は解説が詳しくないイメージ 

   『BASIC』が日東駒専レベル 

   『STANDARD』がMARCH・関関同立レベル

   『ADVANCED』が早慶レベル 

   『ぐんぐん読める』は解説がとても詳しい。 

   この参考書の良いところは勉強方法が最初のページに指定されている。

    → ex. 「英語の長文は復習・振り返りが大事」  

    → ex. 「必ず自己分析をしましょう」 

    → ex. 「理解度をチェックしよう」 

   『ハイトレ』で段落ごとのまとめがある言ったが、『BASIC』は文章全体のまとめが載っている。 

    → ちょっとした問題形式になっている  

       → 「この文章の全体のテーマはこういうテーマ」

       → 「これが主要トピック」 

       → 「その主要トピックを空欄にしているから入れて」 

       → という構成になっている 

   文章全体の内容を理解しないといけないということに主軸を置いている。

   音読にもこだわっている。

    → 「これくらいのスピードで読めるようになりましょう」

   一文を徹底的に使い倒すような教材。 

    → 余力がある人は活用してもらうといい参考書 

 

   詳しい解説に加え勉強方法をしてくれる。 

   長文全体の内容の理解を主軸とした一冊。

 

[今回のまとめ] 

 ・英語長文の解き方に必要な内容が詰まった参考書 5選!

 ・自分のレベルに合った使い分け・セットで活用すると効果的!

 ・各大学のレベルの過去問を解き、実力を確認して適した参考書を選ぼう!

 

 

2つ目の紹介動画:武田塾 

■英語長文が訳せなかったときに勉強して欲しい参考書5選■ 

[英語長文に挑む前の準備]

  英語長文に挑む人は多いと思います。

  まず、やって欲しいのはしっかり一文一文を訳せるかを確認

   → 訳せないのに何となくフィーリングで英語長文を読んでいる人が多い 

      → これでは英語長文の成績が伸びない 

  英語長文が訳せないときに必須となるオススメの参考書5選を紹介

 

 ① 『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本 必修編』 

   英語長文の考え方が詰まった至極の一冊。

    → 困ったときに戻って基礎を完璧にしよう 

 

 ②『入門 英文解釈の技術 70』

   『肘井の読解のための英文法』から『The Rules』『英語長文ポラリス』に挑む。

    → ここで訳せないときに起こることは訳す練習不足の可能性を考える 

   考え方や理論は『肘井の読解のための英文法』に詰まっている。

    → それでも訳せない場合は経験や演習が不足している可能性を疑う 

   演習量を増やして英語長文を乗り越える。

    → 問題量が豊富なため実践形式で訳す練習ができる 

    → ボリュームとしては十分

       → 『肘井』で学んだことをアウトプットするにはいい練習になる 

 

 ③『大岩のいちばんはじめの英文法 【超基礎英文法編】』 

   英語長文を勉強しているときに『大岩』に戻る話をしている。 

    → なぜ英文法に戻る? 

   『大岩』の魅力は本当の初歩からである5文型から説明している。

    → 訳せない人やフィーリングで読んでいる人の多くが実は5文型がわかっていない 

   英語長文に苦戦する人の多くは基本的な5文型が理解できていない 

    → 『肘井の読解のための英文法』にも『英語長文ポラリス』にも書いてあるが・・・ 

    → 根本は『大岩』で学べる 

       → ここで初めて『大岩』を復習する人も意外と多い 

   英語長文が読めない人にたまにする質問。

    → 「C(補語)になれる品詞は何?」 

       → 「えっ・・・?」

          → 解釈の土台不足 

    → 手元にある『大岩』を開いて確認してみる  

   『大岩』の復習は大事

    → わかっているつもりで進まない 

    → SVOCが振れていないひとは必ず『大岩』に戻ろう 

 

 ④『高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。』
   英文がたくさん載っていて一文ずつ訳していく参考書。

    → 『大岩』レベルの内容の英文を訳していく参考書 

    → 根本の部分や初歩的な英文を訳す 

    → 『入門 70』はある程度レベルが高い内容が載っていて実践的。

       → 5文型の問題はなく、不定詞・関係代名詞・強調構文・形式主語・・・ 

   英語長文の根本で苦戦する人にオススメ。 

    → 『大岩』の勉強後に訳す訓練として活用する 

    → 5文型の理解が不安な人、SVOCの意味が分かっていない人向け 

    → 初歩的な英文が読めない人向け 

   『英文読解ひとつひとつ』を勉強して基礎力を養っておく。 

    → 特に『大岩』をやってみたが英文を読むことに抵抗がある人向け。

    → 英語長文の問題集をやってみようと開いたときに少しアレルギーに感じる人向け。 

    → スモールステップすることで、できることを1つずつクリアしていく 

 

 ⑤『はじめの英文読解ドリル』 

   『英文読解ひとつひとつ』と内容やレベルは似ている。

   違いはステップで分かれている

    → 英文にSVOCを振ってみる、カッコを振ってみるから始まる

    → 最後のステップで訳してみる 

   手順を踏んで最後に訳すドリル形式の参考書。

   英文解釈の基本はSVOCを正しく触れること! 

   SVOCを振ることに焦点を当てて問題演習ができる参考書は数が限られる。

   基礎的なSVOCの振り方から学べる。

   初学者や苦手意識がある人は必ず取り組む。

 

[今回のまとめ]

 ・英語長文が訳せない人は紹介した5つの参考書を活用しよう!

 ・場合によっては一冊だけではなく複数冊を組み合わせることもオススメ!

 ・基礎を徹底的に固めて不安をなくして英語長文を得意にしよう!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

武田塾:【志望校別】英語長文の最強問題集5選(2023/5/24)(8:32)

 

武田塾:英語長文がスラスラ読めるようになる参考書5選(2023/5/25)(6:27)