英語の参考書ルートの一番最初は「英単語」からです。

 

ダメな英語の勉強法」の中で英単語に関しては、

  ①「単語 進むの遅すぎるやろ!」 

  ②「単語帳を何冊も持ちすぎやろ!」 

  ③「単語を覚えるとき何で全部書いてるねん!」 

  ④「単語帳に付箋 貼りすぎやろ!」

の4つが指摘事項として挙げられています。

 

一般に「英語を勉強する」と言いますが、受験生であれば「受験のための英語を勉強する」です。

入試問題を解くための英語です。

この辺が学校の勉強と違います。本来、学校の勉強を全て理解し覚えていれば入試問題は解けるはずですが、学校の勉強自体が基礎レベルなのでさらに標準・応用へと引き上げていく必要があります。

 

入試問題を解くため、志望校の過去問を解くため、問題演習としての英語長文を読むために英単語を覚えることが必要になります。

入試本番までに覚えればいいわけではありません。

英単語を覚えたことにより英語長文の演習ができるのです。

短期的な目標として”日大レベル””共通テストレベル”があります。

『シス単』なら1200番まで、『ターゲット1900』なら800番まで、『LEAP』なら1400番までです。

当然、中学の英単語・小学の英単語は完璧であることが必須となります。

 

CASTDICE のコバショーさんは「高3までに偏差値65を達成するための勉強法」の中で数学に関して「全範囲をやらないと始まらない」「まずは範囲学習を終わらせる」と言っています。

英単語も範囲学習です。

武田塾なら基礎レベルまで、CASTDICE なら英単語帳一冊を覚えることは範囲学習の段階です。

 

一語一訳で覚えるだけです。スピード勝負です。 

英単語帳はそれぞれ特徴があります。

武田塾では頻出度順に掲載されている『シス単』『ターゲット』『LEAP』を推奨しています。

前に掲載されている英単語ほど頻出(重要)だからです。

CASTDICE も『シス単』か『ターゲット』を推奨しています。

 

英単語帳が英単語を覚えさせてくれるわけではありません。

自分で覚えるしかありません。

英単語帳はどれでも構いません。自分に合った一冊を徹底的にやり込みます。

 

覚えらない英単語に付箋を貼るなら、その時間も英単語を覚えます。

付箋が貼られっぱなしなら、剥がせるよう今すぐ覚えます。

 

決して、一語一訳で終わりではありません。

二訳三訳と追加していきます。派生語を追加していきます。相性のいい前置詞を追加していきます。音声を追加していきます。・・・ 

英単語に終わりはありません。英単語帳を毎日グルグル回し続けます。入試本番当日まで回し続けます。

 

スッと覚えられる英単語があれば、どうしても覚えられない英単語があります。

どうしても覚えられない単語は覚えるための工夫が必要です。

2つ目の紹介動画で CASTDICE はその方法をいくつか例示しています。

 

英単語を覚えるのも「守・破・離」です。 

 守:教えられたことを教えられた通りにやる

 破:自分なりの工夫を入れてみる

 離:自分の方法を確立する 

 

英単語は始まりでも終わり(目的)でもありません。

最低限です。

覚えなければならない英単語は決まっています。

 

ただし、この英単語を覚えることができれば間違いなく「自信」になります。

間違いありません。

集中して一点突破です。全集中!

 

 

1つ目の紹介動画:武田塾 

■英単語 一語一訳 論争!■  

まずは一語一訳から取り組む

 武田塾では英単語を覚えるとき、まずは一語一訳を覚えれば大丈夫! 

  → (寧ろ)一語一訳を推奨! 

 「一語一訳では実践で使えないよ」と言う人もいる。

  → 間違いではない 

 なぜ武田塾は一語一訳で英単語を暗記することをオススメしているのか話します。

 

 「まずは」一語一訳! ← すごく重要なこと 

  → 最終的に一語一訳で終わりではない  

  → 入試問題の英作文で英語(スペル)を書く必要がある 

  → 長文で出る形式(多訳)も知っておいた方がいい 

     → 文章ごとに合わせた適切な訳が言える 

  → 派生語を覚えておけば派生語にも対応できる 

 最終的には派生語まで覚えて欲しいが・・・ 

 

単語帳の進め方

 最初から全てを暗記しようとすると効率が悪くなるので”一語一訳”から始める  

  → ex. 『システム英単語』『ターゲット1900』の黒字は無視でいい 

 『シス単』も『ターゲット』も約2000語ある。

  → 2000語を覚えるのにかかる時間が圧倒的に違う 

 

 一語一訳で進める場合:

   1章から最後まで覚えるのに3~4か月かければ終わる 

 一週目から全て覚えようとする場合: 

   全ての意味・派生語・和 → 英まで覚えると3~4か月では到底 終わらない 

    → 学校のやり方は時間がかかる方法 

       → スペルも書ける、例文の中で使える、・・・ 

       → 初手でそこまで必要? 

 学校で習う英単語の覚え方: 

   初期では不要なところまで覚えるので、全て覚えるのに膨大な時間がかかる 

    → 最初の方から忘れていき記憶に残っていない 

       → 復習が遅くなる 

       → 期間が長くなる 

 

一語一訳のメリット] 

 英単語は複数の意味を持っているように見えても複数の意味には関連がある  

  → 全く関連のない意味が複数 盛り込まれているわけではない 

 単語には中心となる概念が存在し、そこから派生して複数の意味が生まれる  

 

  [一語一訳のメリット ①] 

   核となる意味さえ覚えれば、文脈から意味を理解できるようになる 

    → その核となる意味すら知らなければ文章を読めない 

 

  [一語一訳のメリット ②] 

   核となる一訳を押さえることで推測して文章を読めるようになる  

 

 完璧主義で単語帳の全情報を押さえながら進めた結果『シス単』を2章までしか進めなかった人と一語一訳に絞って単語2000個を覚えた人 

  → 2人を比べた場合、一語一訳の方が成績が伸びやすい 

 一語一訳で1周して終わりではなく何十周もする  

  → 受かる受験生は何百周もする 

 

 リスクの少ない英単語の覚え方: 

   序盤で一語一訳を完璧にした後にニ訳目・三訳目や派生語も覚える 

    → 少しずつに上塗りするイメージ 

 

最初から全て覚える場合のデメリット] 

 最初から全てを覚えようとすると10年経っても終わらない。

  → 心が折れる

  → 途中で投げ出し、数か月後にやり直すパターンになる 

 

 単語を暗記するときの注意点: 

   最初に覚え方を間違えるとそもそも最後まで終わらないので注意 

    → 初めから正しい覚え方、合理的な覚え方で進めていく 

 

 派生語を完全に無視するのではなく、目に入るので情報として認識するくらいでいい。

 

 最初から複数の意味を覚えるデメリット:

   一訳以外まで覚えるとなると負担が大きくなり一訳すら覚えられない

 

一語一訳の補足

 一語一訳を進める上での注意点:

   発音や品詞などの最低限の知識は押さえておく必要がある。

 英単語帳を上手く使いこなす方法:

   一語一訳を完璧にした後に二訳目や派生語の段階に移る。

 

 一語一訳をいち早く覚えよう!

 

[今回のまとめ]

 ・まずは一語一訳を完璧にできるようにしよう!

 ・核となる訳を覚えることで他の意味や派生語も覚えやすい!

 ・この最強の暗記法を身に付けて志望校合格を目指そう!

 

 

2つ目の紹介動画:CASTDICE 

■英単語暗記必勝法! 今こそ苦手を克服せよ!■ 

 本企画の意図:大学受験において「英語」という科目における「英単語」の立ち位置。 

         → だからこと紹介する暗記法で暗記して下さい 

 高1生・高2生に知っておいて欲しい。

 追い込みで英単語を入れる高3生にも参考になる。 

 

英単語の学習において大事なポイント

 英単語の学習において大事なポイントが2つあります。 

 ① 簡単な単語は即座に英語 → 日本語にできるようにする 

   → 英語のまま理解するぐらいまで、自分に沁み込ませて欲しい  

      → ex. ”apple”を見て”りんご”と訳さない → ”apple”は”apple”  

 

 入試は、昔は「難しい単語を如何に答えられるか」が大事だった。

     今は「如何に文章として処理できるか」に変わってきている

      → ex. 共通テストの英単語は難しくない  

             → 『ターゲット1900』もいらない  

               → 前半部分だけでいい 

           → 『シス単』も同じ 

           → 『鉄壁』なんていらない 

 わかるものを即座にスピーディーに処理することが大事になっている。

 

 ② 苦手な単語に食らいついて覚える  

  

やってしまいがちなミス

 ・毎週、目標を決めて単語を覚えていませんか? 

   → ex. 1週間で100個覚えよう!

 ・そもそも自分に合った単語帳を使っていますか? 

   → 最低、約3割はわかる単語帳を使う 

   → 全部わかる単語帳は意味がない、7割くらいわかる単語帳なら簡単すぎる 

   → 全くわからない単語帳は避けるべき 

   → 自分の語彙力に被せるようにしてレベルアップして欲しい     

   → よくあるのが学校で配られた単語帳を使っている 

      → レベルが合っていない人が多い  

      → 『ターゲット1900』が配られ使っている 

         → 本当は『1400』『1200』レベルかも知れない  

 

  1つ目のポイントに戻る

   時間が少しかかりすぎませんか?  

    → 毎週100単語で2000単語覚えるのなら20週間(5か月)かかる 

       → これで1周  

       → 5か月経てば前半部分は忘れている  

 

おすすめする勉強法

 なるべく最初から多数の単語で回してください。 

  → ex. 1週間に700単語、1000単語  

      → 覚えられなくてもいい 

  → ex. 1週間で100単語を完璧に覚えた → 覚えた単語は100単語 

      1週間で1000単語を覚えようとし3割覚えられた → 覚えた単語は300単語 

  → とにかくザクっと500・700・1000単位で回す 

     → 覚えられなかった単語だけ後からより回す 

 簡単な単語・すぐに覚えられる単語はもはや回す必要はない 

  → 読解で読んだり、単語帳の例文で読んだらいい 

  → すぐに意味が分かる練習に移行 

 単語帳とは「わからない単語を残すもの」 

  → 単語帳の覚えたページは破り捨てるイメージ 

  → 「苦手な(覚えていない)ところだけ残っている」という感覚 

 毎週700単語なら3週間で1周できる。 

  → これを5か月間グルグル回すと基本的に全部覚えられる 

     → 苦手なものが残っても数百語くらい  

        → 残った期間で覚えていく 

 

 簡単な単語・覚えた単語は読解などでやる 

  → 残しておく必要はない 

  → 読解の時間を増やす 

     → 英語 → 日本語のスピードアップさせる 

     → 英語のまま理解できる単語を増やす 

 苦手な単語は食らいつけ! 

  → 単語帳に残して何十回・何百回と回す 

     → 見て・触れることで覚える 

 みんな賢いはず。

  → 10回見ても覚えられなけばマズイと思うはず  

     → いろいろな方法で覚える 

        → ex. 付箋に書き貼って毎日音読する 

        → ex. 映像にできるものであればGoogleで画像を調べてイメージする 

        → ex. 例文を探す 

        → ex. 書いて覚える 

  → 食らいついて覚える 

 できる単語は次のステップに移行する。 

 

 これができないと毎週100単語ずつ覚えていって5か月経っても全部覚えられていない 

  → 単語帳をやるのに1年かかる 

     → 高1ならいいが、受験期であれば浪人になってしまう 

 

苦手な単語を覚えるには

 苦手な単語は色々な方法で覚えられる。 

  → ex. 「デブリ = debris」

       → コバショーさんは「デブリス」と言っていた 

       → ネットで「デブリ」を調べてた 

          → 「スペースデブリ = 宇宙のゴミ」が出てきた 

             → 画像や絵がたくさんあった 

       → 10分くらい見ていたらすぐに覚えられた 

 

 苦手な単語は調べてみる。 

  → 2000語調べるのは無謀 

 覚えられた単語はどんどん排除していく。 

  → 何回やっても覚えられないものはある 

     → 人によって違う 

 

 英単語を克服することが大事

 

今こそ苦手を克服しよう

 受験指導をしていて「英語」に関して生徒によって一番スピード差が出るのが「英単語」 

 単語・熟語を覚えて文法を理解した上で長文読解をする 

  → スピード差はあるが単語ほどない 

     → ex. 10分で読んで5分で答える受験生と15分で読んで10分で答える受験生・・・ 

          → 同じ問題を解くのに2時間かかる受験生はいない 

          → 15分と2時間は8倍だけど、英単語は8倍くらいのスピードの違いはある 

 だから「英単語」は超キモ 

 一番最初にこのスピード感を身に付けることが非常に重要 

 単語をスッと覚える経験ができれば熟語はもう少し覚えやすい  

  → 熟語はもっとスピード感をもって入っていける 

 「英単語」をテコにして英語という科目に勝利して欲しい 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

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