今回は新高1生の勉強と学校生活を含む生活環境変化の留意点についての動画紹介です。

「篠原好」と「CASTDICE」のサブチャンネルである「コバショー」からです。

 

今回の紹介動画は具体的な志望大学への参考書ルート・スケジュールや勉強法ではありません。

注意事項を含む”心構え”のようなものです。

高1の4月からガツガツ勉強ができれば問題ありませんが、少しでも気を抜くと「学校の授業からも遅れます」。 まずは「学校の授業から遅れない」ことを念頭に勉強することを薦めています。

ここでも出てくるのが「英語」と「数学」です。

 

「篠原好」は、基本的に高校生活を楽しめというスタイルです(今回の動画に限らず)。

今回もまず部活を頑張れです。

それから高1から「英語」だけは絶対に勉強しろとのメッセージです。

高3の段階で「英語」が苦手なら大学受験が困ります。

余裕があれば「現代文」を勉強して「読解力」を身につけます。 余裕があればです。 読解力は他科目の基礎となります。

そして「数学」です。 宿題(復習?)は3回します。 当日とその週末と定期試験前です。

高1の4月であれば、東大・京大・医学部も狙えると言っています。

地方も公立高校からでも「PASSLABO」宇佐美さんは東大、「武田塾」の高田先生は京大に合格しています。 二人共、高1の夏休みくらいから大学受験を意識した勉強を始めています。

 

2つ目の動画は、コバショーさんが新高1生だけではく、その保護者の方や来年高1生(現中3生)になる保護者の方にも聞いて欲しい話です。

 

高校に進学した高1の4月は高校の先生もスロースタートです。

5月に行われる”中間テスト”は範囲も狭く、そこそこ得点できます。

案外、一夜漬けでも乗り切ることができます。

これに味をしめて勉強量が減ります。

一方、部活が忙しく家でもゲームやSNS・動画などスマホをいじることで時間を消費します。

授業の進度が早まり”期末テスト”では中間テストの2~3倍の範囲から出題され対応できません。

生活習慣がグダグダになりそのまま夏休みになります。 グダグダなまま秋になり冬になり高1が終わります。

「英語」や「数学」は積み上げです。 

高1の1学期の範囲、特に「数学」でこの分野が完璧でないまま本来なら先に進むことはできません。

コバショーさんの痛い目にあった話もあります。

ぼくもそうでした。 中学校の頃の一夜漬けの癖が抜けません(テスト期間に多少勉強する程度)。

当時はゲームやスマホはありませんでしたが、毎日よく寝ていました・笑。

高校生活と通して赤点を取るような生徒ではありませんでしたが、平均点周辺になり定期テストのたびに一気に覚えてアッという間に忘れると繰り返していました。

定期テストのやり直しなどやらないので高2、高3ではますます勉強が辛くなっていきました。

高1の1学期は「数Ⅰ」の”数と式”や”集合と命題”、”2次関数”などを学習すると思います。

どの単元も重要な単元です。 これらの単元を7割や8割で「良し」としていると後で大変なことになります。

今となってはですが、高校受験が終わった中3の3月から入学式までも勉強習慣を維持しておくべきです。

4月末からのゴールデンウィークも体制の立て直しや入学式からの3週間の「復習」や今後の「予習」(まだ先取りではない)などの生活習慣の調整を行う必要があると思います。

5月・6月・7月は最低限、学校の授業に遅れないようなしてください。 

今回の動画にあるようにグダグダな生活になり修正することがないまま夏休みが終われば、結構危険な状態です。

受験日までの時間(勉強できる時間)が減る中、取りこぼしている借金だけが増えていっています。

「英語」は最重要です。 「数学」は最難関です。

頭で分かっていても実行できるかどうかは分かりません。

本当に大切な「高1の1学期」です。 「高1の4月」です。

4月が終われば「大切な5月」です。 「大切な6月」です。

借金がないまま高1の1学期を終え「夏休み」に入ることを目指してください(貯金があれば良し)。

今回の動画でも「英語」は高校(開成)受験の勉強が活きた話があります。

「英単語」だけ勉強(覚える)する、「英文法」だけ勉強するなどこれまでにない勉強法かもしれませんが、信じてやってみてください。

「守・破・離」です。

 

 

【篠原好】

- 新高1生の勉強法(青春+勉強) - 

 新高1年生がどういう勉強をしていけば3年後に良い大学に合格できるのかについて 

 高校生生活を満喫もして欲しい

  → 高1の勉強は「片手間」で! 青春も楽しもう! → 「部活」をやって欲しい 

  『手抜き勉強大全』(篠原好 著) 

 

① 部活をしよう

 [なぜ部活は柔道がオススメか?] 

  ・ ”柔道”のように瞬間的に動いて休むスポーツは脳に良い、活性化する 

  ・ 競技人口が少ない → ちょっと頑張ればすぐ大きな大会に出場できる 

    → しかも”階級別” 

  ・ 柔道の”黒帯”(初段)は一生モノの財産 

  ・ ボディメイクもできる(マッチョになる)

② 英語・(現代文) 

 [高1のうちに絶対やるべき勉強] 

  ・ 「英語」は大学受験勉強で一番大事な科目 

     → 「現代文」は部活が忙しければやらなくても良い 

     → 「英語」だけは必ずやる 

         → やれば伸びるし、やらないと後で困る(高3で「英語」が苦手だと困る)

         → 単語を覚える

         → 文法を覚える

         → 長文の速読は1年やっただけではそんなに速くならない 

  ・「現代文」の読解力がないと”読めない問題”が共通テストで出題される 

     → ex. 2022年 共通テスト 「数学Ⅱ・B」

          → 1分くらい読んで、情報を整理し、数式に落とし込む 

     → 「現代文」は他の教科(「英語」・「数学」)の基礎となる読解力のモト 

         → 「現代文」ができないと「英語長文」ができるようにならない 

             → 難関大の「英語長文」はネイティブの中学生(高校生)が読んで辛い文章が出題される 

             → 「日本語」でも理解できないのに「英語」では益々理解できない 

     → 「日本語」という土台がないと、その上に「英語」という建造物は建てられない 

     → あまり「現代文」を勉強しろと言っている人はいない → みんなやっていない 

③ 「数学」は宿題を3周

  [数学の定期テスト勉強法] 

   ・ 宿題として1回、その週末にもう1回(2回目)、そして定期テスト前にもう1回(3回目)

 

 [今から東大・医学部に受かる理由] 

   ・ 高1から3年間勉強すれば、東大や医学部は射程内 

     → 東大は3年間かかる → 3年間しっかり勉強すれば狙える 

     → 新高1で大学をどうしようかと迷っているのなら東大・京大・医学部医学科・早慶を目指して欲しい 

   ・ 高校のランク(レベル)からそういう大学を目指せるのかを考えて欲しい 

     → 東大・京大・医学部・憧れの大学に毎年10名合格しているのなら校内トップ10を目指す 

     → 1~2名あるいは0名なら、上記の勉強法でまずは校内トップになって下さい 

         → それから”塾”の力を利用してください → 「篠原塾」 

   

 

【コバショー】 

- 新高1が1学期に気をつけるべきこと - 

 なぜわざわざ「新高1の1学期に気をつけろ」という話をしなければいけないか?

  ⇒ 新しい生活が始まるので、「自分の生活習慣」をきちんとキープしておく必要がある 

    今後の受験勉強を考えたときに想像以上のデメリットがある

[新生活で起こる変化] 

  ・ 新高1生になると中高一貫校に通っている生徒以外は大きく生活が変わる 

    → 中高一貫校でも生活(学習進度・受験への取り組み)が変わることもある 

  ・ 注意点が2つある

   ① 新生活が始まるので「生活習慣」が大きく変わる 

      → ex. 通学時間(早起き)、部活などの変化(中学以上に部活がハードになることも)

[勉強の変化に要注意]

   ② 勉強内容も大きな注意点

     (高校への進学率は通信制を含めると99% → 中卒で働く人は極めて少ない 

        → 高校に進学するが中退するので中卒になる) 

     → 多くの人が高校に進学するが小学校・中学校の延長と高校と捉えがち 

     → 中学校は”義務教育” → 1年間に学ぶ量は高校よりもかなり少ない 

     → 小学校と中学校の教科書を見比べ(文字の大きさ、ページ数など)ればその差は歴然 

     → 高1・高2・高3になると「どうなるんだろう?」 

     → 中学までの感覚で勉強を考えていると出遅れる危険が高い 

     → 高1から受験勉強を頑張るのも良いし、部活と勉強を両立するのも良い 

     → ある程度の大学に進学したいなら授業についていくくらいは必要 

     → 授業について行けたとして高校の中では中間層くらいの進学先になる  

        → 高校の進学実績を見れば大体分かる 

        → 学校の授業についていってせいぜいこれぐらいか、と見える 

     → 学校の授業についていけないとかなりヤバいという話 

        → 中高一貫の超進学校に通っていれば後から逆転もあるかもしれない 

           → 日本にあるほどんどの高校に通っている生徒は、学校の勉強をやっているだけで東大や早慶に受かる(高校)レベルにない 

        → 最低限、学校の勉強にはついていかないといけない 

        → 部活がある、学校の勉強(進度が早い、やることが多い)がある 

[序盤に潜む罠]

  ・ しかし、高1の4月は結構”ゆとり”がある 

     → 入学して少しの間は先生も手加減してくれる 

     → 入学したては授業をゆっくりと進めてくれる先生も少なくない 

  ・ 危機感がある中でぬるま湯につかると「意外とぬるいな」と感じる

  ・ 4月は思いの他時間が余る 

     → 余った時間でゲームをしたり、夜遅くまでSNSやスマホをいじったり・・・

  ・ 序盤に気を抜き習慣化すると、その後非常に苦労することに・・・ 

     → 4月は良くても5月・6月・7月と進んでいく 

  ・ ”中間テスト”は意外と切り抜けられる人が多い 

     → 学校(授業)がゼロから始まり、最初の2~3週間は助走 

     → 5月に中間テスト → 出題範囲は助走+‪‪α‬ → 一夜漬けでも70点くらいは取れる

  ・ 適当な勉強で点が取れることで勉強をしない習慣が身につく(勉強をなめる) 

     → 学校の勉強は適当、部活、ゲーム、スマホいじり、・・・ 

  ・ この状態で1学期の”期末テスト”を迎える 

     → 出題範囲は中間テストより後ろの内容、あるいは中間テストの範囲も含む 

  ・ その習慣のまま”期末テスト”を迎えると非常に苦労することに 

     → 中間テストの2~3倍の範囲を勉強することになる 

     → 部活、ゲーム、スマホ(SNS)三昧で勉強する時間がない 

     → この状態でテスト勉強すると足元をすくわれる

  ・ こうならないように是非 注意して欲しい 

  ・ 生活習慣はキッチリ守りましょう  

[2学期以降の影響]

  ・ 1学期に予習・復習・課題・中間テスト・期末テストが上手くいかないと2学期に持ち越してしまう 

     → 高校の「英語」、「数学」、「理科」は積み上げがとても大事 

     → 高校1年の「数学」が分からなければ、高校2年の「数学」が分かるはずはない 

  ・ そうなると高1の1学期の内容は非常に大事になる 

  ・ グダグダな生活で1学期を終えてしまうとグダグダな状態で夏休みに突入する → 全面崩壊 

  ・ 勉強そっちのけで高校1年生の秋以降を迎える 

  ・ 高校1年生の間は「何してたんだろう?」で終わってしまう 

  ・ 高校1年生で気づき、そこからブーストして勉強すれば間に合う大学もたくさんある 

    → 早く気づけばなんとかなる一方で気づける生徒というのは少ない 

  ・ 気づけないまま、高3の春や夏になりそろそろ受験勉強でもやろうかと気づく 

    → 気づいた頃には間に合わないというケースも少なくない 

    → その頃には学校の順位も相当下の方にいる 

    → 学校の平均的な進学先に行ければいいかなという状況になる 

  ・ 「CASTDICE」では「先取り学習」を提唱しているが、そこまで行かなくても「学校(の授業)についていける」ような「生活習慣」を「高1の4月のうち」に「崩壊しないよう」に「作っておく」ことはとても大事 

  ・ 騙されたと思って高1の4月、5月は学校の授業をしっかり聞いた方が良い 

    → むしろ高3の最後の方は授業を適当に聞いていても良い 

       → 自分でどうにかできるベースの力が付いている 

  ・ なんなら高1の1学期の授業をうまく使って勉強を安定化させたり、自分の実力の土台、生活習慣の土台を作ることがとても大事です 

    → コバショーさんも高校受験で進学し浮かれて全く勉強せず痛い目にあった 

    → 「英語」は高校受験で随分やっていたので何とか取り戻すことができた 

    → 「数学」は本当に最後まで苦手でした 

       → 開成の場合(新高生)、高1の1学期で「数学Ⅰ・A」がかなり終わる 

       → そうなると2学期も訳が分からない、3学期も訳が分からないで高1が終わる 

  ・ 高校受験で相当勉強していたので高2以降何とかなった部分がある 

    (おそらくこの発言は「受験勉強のやり方を知っていた」ということだと思います)

    → 貯金があったからなんとなかったものの、そうでないと考えると・・・ 

  ・ 高校1年生の1学期は学校のペースにちゃんとついていくことを意識して勉強を組み立てて欲しい 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

篠原好 :新高1年生の勉強~難関大・旧帝大・早慶・医学部に合格する3年間の使い方(2022/03/13)(9:53)

 

コバショー :新高1が1学期に注意すべきこと (2022/04/10)(13:14)