「学年別勉強法」とタイトルを付けていますが、春休み企画となっています。

小6から中1、中1から中2、中2から中3の春休みの勉強についてです。

2021年3月の動画です。 この辺も学習指導要領の変更が関わっています。

 

現在は公立小学校でも「英語」を学習しています。 近隣の小学校に外国人の先生がいることは知っています。

しかし、こういった課題があることは知りませんでした。

小学生のとき”音”で「英語」を学ぶため、中学校に進学後、「英語」を「簡単」、「知っている」と思ってしまい学校での”文字”による「英語」の勉強を疎かにする生徒もいるということです。

その影響で定期テストで思うような点数が取れず、中1の後半から落ちこぼれはじめ「英語」嫌いになるという悪循環に陥る生徒がいるようです。

いま求められているのは「読む・聴く・書く・話す」の”4技能”です。

これまでは「読む」中心、「文法」中心だったように思いますが、いまは”4技能”が求められています。 

大学入試も「読む」中心でしたが、中高6年間勉強しても「話す」こともできないという批判にさらされていました。

その結果が”4技能”です。

「読む」だけではダメなように「聴く」だけでもダメです。

思わぬ落とし穴があることを認識しておく必要があります。

 

「英語」は積み上げ教科です。 得意な単元、苦手な単元(文法)などあってはなりません。

また「文法」は「英語」(英文)を「分析」した結果です。 「文法」をつなぎ合わせても「英語」(英文)にはなりません。

細かく「分析」して「英語」を理解しますが、最終的に「英語」(英文)を理解し”4技能”を身に付けなければなりません。

その「英語」に「総合(統合)」するのが「教科書」の「音読」だと思っています。 

 

大学受験を意識した「武田塾」や「CASTDICE」などでも、結局は「中学英語」からの積み上げです。

新中3生は中1・中2の「英文法」を、新中2生は中1の「英文法」をとどんどん遡っての身に着けておく必要があります。

高3や高2の時点から中2や中1の「英語」を勉強し直すことを想像してみて下さい。

まだまだ自分の勉強の型・スタイルを作る段階です。

 

「英単語」の数の増えているようです。

旧・学習指導要領では中学3年間で1200語だったものが新・学習指導要領では小学から中3までで2500語程度と2倍程度に増えているようです。

「でる順パス単 5級 600語」、「4級 700語」、「3級 1200語」で合計2500語(熟語を含む、重複アリ)となっています。 重複はかなりあるようです。 

「英単語」は「読める・書ける・意味が分かる」です。 

「中学英語」は「英文法」と「英単語」です。 これらを”部分”とした学習・覚えながら「教科書」の文章に戻していきます。 音声を活用した”音読”で学習した知識を使っていきます。 使えるようにしていきます。

英文を頭から(左から右に)読み進めながら・音声を聴きながら意味を取っていきます。 返り読みはしません。

 

中学校の定期テストなどでは満点を目指します。 取りこぼしがあれば必ず「復習」していきます。

定期テスト対策や高校受験対策もありますが、その先にある大学受験や4技能の習得も意識しておく必要があります。

「英語」は毎日30分でも1時間でも勉強する習慣が身に着けば、必ず高校受験のレベルをはるかに超えるレベルまで達すると思います。 「高校英語」でもかなりのレベル(「武田塾」の”日大レベル”や”MARCHレベル”)に達することも可能だと思います。

今回の動画でも”品詞”を意識して単語を覚えることを推奨しています。 英文解釈の入り口です。

英文と日本語を比較しながら、5文型を意識して「音読」すれば尚可です。

必ず”S+V”です。 ”誰が・どうする”です。 ”動詞”が文の型を決定します。 日本語を分析してみて下さい。

『大岩の 』や『肘井の 』などの英文法参考書を意識しながら「中学英語」を勉強すれば「先取り学習」もはかどると思います。

そのためにはカリキュラムとコーチが必要かもしれません。

 

「中学英語」は「文法」と「単語」です。

「文法」や「単語」は部分です。 「文法」や「単語」を意識しながら「教科書」を「音読」しましょう。 ”4技能”の習得を目指しましょう。 「教科書」の「音読」が”4技能”習得(受験レベル)への近道です。

シンプルな構造をした英文を返り読みしないで読めれば、聴くことができれば「高校英語」の複雑になった英文を読むこと、聴くことを助けてくれます。

毎日勉強すれば「先取り学習」にも弾みがつきます。

 

 

- 新中学1年生の英語勉強法 - 

 いまは小学校でも「英語」の授業があります

 中学1年生と小学6年生でのギャップに苦しんでいる生徒が多そうです 

   → 英語嫌いになる生徒が多そうだ 

[英語嫌いになる生徒の共通点]

  Q : 中学生がどのタイミングで英語を嫌いになってしまうのか?

   A : 中1の後半で英語嫌いになった生徒がかなり多い 

       → 中1前半はまだ英語嫌いではなかった 

       → ここを乗り切れば中2・中3から英語が嫌いになった生徒はあまりいない 

  Q : 一体”中1後半”に何があった? どんなことが起こっているのか?

   A : 特定の分野・単元ではない

      小学校との違いが原因 

[小学校との違い]

  ・ 小学校では”音声”をやる → ”文字”ではあまり勉強していない(学校・地域差アリ)

  ・ 2020年度からは小学校の3~4年生が”音声活動”、5~6年生が”文字” 

     → ”音声”と”文字”の橋渡しが上手くいっていない  

     → (2021年3月撮影) 2021年3月小学校卒業生は文字をやっていない可能性がある 

  ・ 小学校で”音声”をやっているので簡単な英文を”音”としては認識している 

     → 中学生になり”文字”で勉強しても、”音”として認識しているため「簡単」、「知ってる」と思ってしまう 

     → 「思ってしまう」が実は違う 

     → 音声のルールと文字のルールは違う 

     → ex. ” this is a pen ” → 文頭は大文字、ピリオドがない → × 

     → ”音”として認識していたものが、実際にアルファベットでどういう”スペル”なのかを書かなければならない

          → ”音”として分かっているから、書く練習をやらない 

          → 「英語」を舐めている 

     → ”音”として分かっているつもりなのにテストで間違える 

     → それを「まあいいか」と放置し続けていく 

     → その結果、中1の後半にはだいぶ単語、文法のルールが増えている 

  ・ ”音声”として知っているから、舐めて最初の方の授業を聞き流してしまう 

     → そうなるともう2学期 → いつの間にかテストが平均点以下になっている 

  ・ 中1の段階でグラついている人は中2中3でもずっとグラつき続ける 

     → 「英語」のせいで行きたい志望校に受からない → そのまま高校生になる → ・・・

     ・・・ → 「英語」が苦手なまま → 文系であろうが理系であろうが大学受験にも受からない 

  ・ 中1で「英語」を舐めてしまって、「英語」の土台がグラグラになってしまう 

     → 自分の将来の夢まで脅かされる 

  ・ 本当に中1の土台はしっかりとやっておいてほしい 

     → 「文法」は「文の法律」 → 法律は土台(基本ベース)となるものがある程度ある 

     → 中1でやる「文法」をなんとなくやっていると、中2になっても結局、中1の土台がグラついた状態をずっと引きずってしまう 

  ・ ”音声”と”文字”は別物と思って、一旦自分の持っている知識をリセットした方が良いかもしれない 

     → 新しく学び始める気持ちで → 謙虚に反復 

     → 語学は反復 → 理解する、その後は反復して血肉化する → 体に染み込ませる 

 

 これから中学1年生になろうという人は、アルファベットを「復習」しておいた方が良い 

   → 大文字、小文字はキレイ(丁寧)に書けますか? 

 ”音声”から”文字”に移行する前準備として、アルファベットをしっかりとA~Zまで大文字も小文字も書ける状態にしておく 

 大人の人の中学時代の「英語」と今の「英語」は全然違います 

   → 単語の量、習う文法の量、・・・ 

   → なので、「簡単だ」と言わないで欲しい 

 大人からすると中学校の「英語」はある程度簡単な印象がある 

   → でも、今の入試問題と昔の入試問題を比べたら全然違う 

 言葉遣いには注意 → 「簡単」だと言って「舐めさせ過ぎないように」

 

 

- 新中学2年生の英語勉強法 - 

 新しく学年が変わって授業が始まるまでにやっておいてほしいこと  

 中学1年生で躓いている生徒は、間違いなく中2中3でも躓き続けます 

 

 (旧)約1200 ⇒ (新)1600~1800 (?)

   → 「新学習指導要領」(2021年の4月から)に明示されている中学3年間で学習すべき”英単語の数 

   → 「教科書」もものすごく(覚える)単語が増えている状態になっている 

 単に400~600増えている訳ではない 

   → 小学校からの積み重ねというのを今までは前提としていなかった 

   → (旧)小学校 0語+1200語 = 1200語 

   → (新)小学校 600~700語+1600~1800語 = 2200~2500語 

 これぐらいを中学3年間で学習している前提で、これからは高校入試が作成される(地域・学校差アリ) 

 単語量が増える 

   → 今までは長文にも”語注”がたくさんあったが、今後は消えていく可能性がある 

   → 単語勉強の難易度もより高まっていく 

   → 2倍程度に増える 

 中1の「英単語」を必ず総復習する 

   → 過去の定期テストを復習していく中で忘れていた単語を1度しっかりとまとめ直す 

   → 自分オリジナルの単語帳を作る 

   → 何度も何度も見直して、中2の最初の授業までに中1の単語は大丈夫という状態にしておく 

 過去の定期テストを復習する中で「文法」も見直す 

   → 中1の「文法」で躓いている生徒は、本当に取り返しがつかなくなる 

 「英語」は積み重ねていかないとヤバいです → 全部の単元を得意にする 

   → ex. ”不定詞”で英語が苦手な生徒が増える → ”不定詞”は”品詞”の概念でやられてしまう 

 「単語」を勉強する際は、”品詞”を意識して欲しい 

   → 1単語1単語、”品詞”(名詞・動詞・形容詞・副詞)をチェックしておく 

   → 不安な人はそれぞれの品詞の役割についても1度しっかりと確認しておきましょう 

 中1のテストは全部100点とって欲しいぐらい → 英語で7割は苦手 

   → 「文法」や「単語」の分野では100点とっていないと”苦手”に属します 

 

 「英語」は苦手な状態から脱却して欲しい 

   → 中1英語が非常に大事 

 

 

- 新中学3年生の英語勉強法 - 

 新中学3年生に4月までにやってほしいこと 

 【結論】 今までの「復習」をしっかりする 

  受験生という意識が芽生え始める 

    → 高校入試で出る問題は「長文」、「英作文」、「リスニング」 

  Q : これらがしっかりできるようになるにはどうすれば良いですか? 

   A : 結局、「文法」+「単語」の2つが全ての土台(基礎)です 

  Q : 具体的に何をすれば良いのか? 

   A : 中3から”分詞”、”関係詞”、”仮定法”、”SVO原型”、”現在完了進行形”などを学ぶが・・・

      「英語」は積み重ねの教科 → 「今まのでこと」があることが前提で次のことを理解(学習)していく 

      「文法」というのは「文の法律」 

        → 基本的なルールというのがまずあって、それがどんどん派生していく 

  1つずつ着実に押さえていけば、各文法を単体で見るのではなく繋がったものとして理解できるようになります 

  中学3年で学ぶ「文法」も中学1、2年生の「文法」分野をしっかり固めておくことが大事 

  何をするにもまずは「文法」を完璧に 

  なので、4月の新しく授業が始まるまでに、今までの「復習」をしっかりやっておく ← 【結論】 

    → 「教科書」や中間・期末考査の問題

        → もう一回解き直す

        → 間違えている所、忘れている所をしっかり「復習」しておく 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

数学・英語のトリセツ :新中学1年生へ 【英語 勉強法】 【高校受験】 (2021/03/07)(11:25) 

 

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