【数学】参考書ルート 《CASTDICE》 | 生きるチカラ

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過去のブログを調べていると「数学」の参考書ルートに関してほとんどありませんでした。

「数学」に関しては記事自体が少ないです。

  参照 : 「中3からの東大理Ⅲ/京大医 合格数学参考書ルート

       「ラスボス 数学Ⅲ

それはぼく自身の「数学」の勉強に時間がかかっていたことと『青チャート 数Ⅰ・A』と『青チャート 数Ⅱ・B』しかやっていないことが原因です。

半年、1年かけて『青チャート』1冊やりました、2冊やりましたでは物語になりません・笑。

「数学」は本当に1回(1日)の勉強時間がかかります。 そして机に座って”考え込む”必要があります。

 

「CASTDICE」の「数学」参考書ルートに関する動画は多々あります。 「武田塾」のような定形の”日大レベル”とか”MARCHレベル”とかの明確な大学レベルの名前が付いた参考書ルートではなく、志望大学と残りの期間を加味した参考書ルート(手作りに近い)です。

これまでに何度か「英語」の参考書ルートを紹介してきました。 例えば、どの参考書ルートも最初の方は大体同じです。 違いがあるとすれば「いつは始めるか」です。

「CASTDICE」の基本的な目標はおそらく、東大・京大・東工・一橋・早稲田・慶應それに医学部です。 それに旧帝大や国公立大でしょう。 (参照 : 「開成中学校・高校」)

 

「中3からの東大理Ⅲ・京大医」や「数学Ⅲ」に登場する『青チャート』は今回の参考書ルートには登場しません。

『基礎問』、『標問』で代行しています。

ただし、「CASTDICE」のガチ参考書ルートには『青チャート』がよく登場しています。

参考書ルートは絶対的なものではなく、また、『青チャート』が最終の参考書ではないことにも留意が必要です。

今回の1つ目の動画の参考書ルート(理系)の勉強期間は29か月です。 最大で11か月分の参考書・問題集をショートカットできるようですが、コバショーさんもナカハシさんも一般論として話しています。 「CASTDICE」の塾生にはもっと厳しく対応していると思います。

難関大を目指す場合、「数学」は本当に時間がかかると思います。 今回の参考書ルートや「数学Ⅲ」、「中3からの東大理Ⅲ・京大医」の参考書ルートも2年・3年と随分先を見据えた参考書ルートとなっています。

勉強する参考書・問題集の冊数も多いです。

初期段階である程度の計画を立てておかないと時間切れになってしまいます。 何となく勉強を始めると長続きしないように思われます。 

「鉄緑会」や「ラ・サール」のような主体性や強制力が必要です。

 

重要なのは2つ目の動画です。

「数学」の苦手な人のための参考書ルートです。

参考書ルートの前に”計算”の重要性について言及しています。

中学生や中学生の親御さんが「先取り学習」する際の参考になります。

1つ目の動画の参考書ルートの出発点は『基礎問題精講』です。

2つ目の動画の参考書ルートのゴールが『基礎問題精講』です。

「中学数学」を「高校数学」につなぐための参考になる考え方です。

何となく「できている」から必ず「できる」に昇華する必要があります。 「中学数学」は何となくでも解けます。

しっかり”理解”しましょう。 そして多くの”問題演習”を行いましょう。

動画の中では”関数”の例がありますが、”図形”も重要です。

中学のうちに「数学ⅠA」に入れれば、「中学数学」と「高校数学」がつながていることを実感できると思います。

 

参考書ルートは参考書・問題集の順番を参考にするのではなく、何故その参考書・問題集を使うのかの理由が大切です。 単にできるようになるだけではなく、その参考書・問題集を使う目的も達成しなければなりません。

 

 

- 先取り学習CASTDICEルートカレンダー 数学編 - 

 「CASTDICE」の参考書ルートを参考に、こういうカレンダーで勉強すると良いというものを提示

 志望校にターゲットを絞っていない参考書ルート・カレンダー

 【前提】 過去の参考書ルートと違う

      基礎から始める話だが、学年・時期を考慮

      詳しい勉強のやり方はあまり話さない

      自力でやるならこれくらいかな、という話(塾生にはもっと厳しいカレンダーとなっている)

(1:45~7:35)

 【使う参考書】 ・ 『初めから始める数学』(理系 6冊)(文系 4冊)

          ・ 『元気が出る数学』(理系 4冊)(文系 3冊)

          ・ 『基礎問題精講』(理系 3冊)(文系 2冊)

          ・ 『標準問題精講』(理系 3冊)(文系 2冊)

          ・ 『理系数学の良問プラチカ 数学ⅠA・ⅡB』

          ・ 『文系数学の良問プラチカ 数学ⅠA・ⅡB』

          ・ 『理系数学の良問プラチカ 数学Ⅲ』(文系 なし)

          ・ 『やさしい理系数学』(文系 なし)

          ・ 『上級問題精講』(理系 2冊)(文系 1冊)

          ・ 『合格(うか)る計算』(理系 2冊)(文系 適宜、1冊)

          ・ 「過去問」(あるだけ)

          (全部使うとは限らない。 かなり苦手で東大に行くとなると全部やる)

 【高1の4月から】(6冊やるなら半年くらい(初学)、4冊なら4か月くらい(夏までに終わる))

   『初めから始める』 

    「Ⅰ」、「A」、「Ⅱ」、「B」の4冊を終わらせるというのもアリだが、「Ⅲ Part1」、「Ⅲ Part2」まで一気にやるのもアリ

 【毎日やって欲しい】

   『合格る計算』 

    計算を早く(解けるように)しておくと、この先早くやって行ける

      → 「英語」で英単語を先にやるイメージ

 【これは飛ばしてもよい】(1冊1か月くらい、理系なら4か月、文系なら3か月)

   『元気が出る数学』 

    最悪飛ばしてもよい

    逆に「数学」が得意なら、ここから始めてもよい → 『はじはじ』が余裕になっているなら『基礎問』を先にやるのもアリ

 【全員確実にやってほしい(高1終わりまで)】(1か月半はかかる、理系なら4か月半、文系なら3か月)

   『基礎問題精講』 

    どんな人にもここまではやってほしい 

    時間がかかったとしても、全部理解し全部答えられるようにしてほしい

 《 高1はこの辺で終わる、高2の途中までかかる人も 》

 【高2初めくらいから】(1か月半くらいかかるイメージ、理系なら4か月半、文系なら3か月程度)

   『標準問題精講』 

    旧帝大も何とか行けなくもない (参照 : 「「旧帝大」の教科別難易度ランキング & 「旧帝大」の壁」)

    高1から勉強を始めると言うことは、この辺のレベルまで到達したいはず

    (『基礎問』と同じように)即座に全部答えられるレベルまで仕上げてほしい

 《 可能な限り、どんな受験生にもやってほしいレベル(『基礎問』は絶対)》

 《 ここまで理系なら19か月(1年半程度)、文系なら13か月程度(1年程度) 》

 【高2途中から演習に入る】(文系であれば「ⅠA・ⅡB」の2冊、理系であれば「Ⅲ」を加えた3冊)

                 (1冊1か月半程度での完璧を目指す。 理系であれば4か月半、文系であれば3か月)

   『○系数学の良問プラチカ 数学 

     (→ 難易度は易の方から『理系ⅠA・ⅡB』 → 『文系ⅠA・ⅡB』 → 『Ⅲ』です)

    「演習」なので「何故そうなる?」を絶えず追求してほしい 

    ここは『標問』や『基礎問』を参照しながらやってほしい

    時間によっては『理系 ⅠA・ⅡB』を省略してもよい

 《 最悪 東大レベルであっても過去問に接続できる 》

 【飛ばしてもOKです】(1か月半程度で完璧に)

   『やさしい理系数学』 

     ほとんどの人は飛ばすと思う

     『プラチカ』の時点で自信のない方はやる 

 【ここも飛ばして大丈夫】(1冊2か月程度で完璧に、理系なら4か月、文系なら2か月程度で)

   『上級問題精講』 

     ここも飛ばして大丈夫。 ここまで到達しない人も多い

     『やさしい理系数学』よりは優先順位は高いができなければしょうがない

 【高3の8月くらいになっている(理系)】

     問題集だけで最大、理系は29か月、文系は18か月

      → 理系の場合、高1の4月に始めたのに高3の8月になっている → 時間がかかる → このペースだと

      → 文系の場合は高2の9月

 【あとは過去問をやる】

    半年で30年分くらいやる → 共通テスト・第一志望

 

【まとめ】

 [一連の流れ (理系)]

   高1の4月~9月まで        『はじはじ』

      10月~1月まで        『元気が出る』

       2月~高2の6月中旬まで 『基礎問』

     6月中旬~10月まで       『標問』

      11月~3月中旬まで     『プラチカ』

    3月中旬~高3の4月まで    『やさしい理系数学』

       4月~8月まで        『上級問題精講』

             それからはとにかく「過去問演習」

 最悪 『元気が出る』の4か月、『理系プラチカⅠA・ⅡB』の1.5か月、『やさしい理系数学』の1.5か月、『上級問題精講』の4か月は除ける(合計11か月分(理論上))

 ポテンシャルがある生徒なら高2から始めてもギリギリ間に合う

 [一連の流れ (文系)]

   高1の4月~7月まで     『はじはじ』

       8月~10月まで    『元気が出る』

      11月~1月まで     『基礎問』

       2月~高2の4月まで 『標問』

       5月~7月まで     『プラチカ』

       8月~11月まで    『上級問題精講』

          それからはとにかく「過去問演習」

 文系なら高2、高3になってからでも、『はじはじ』は全部理解できている、『基礎問』レベルまで終わっているのなら各自の状況に合わせてスケジュールを組み立てられる

 

 

- 数学がメチャメチャ苦手な人向けの参考書ルート -

 これまでにも様々な参考書ルートやレビュー動画を出してきたが、「数学を頑張ってうやっていこう」という人向けの動画が多かった

 理系に行きたい人、国立文系だけと「数学」が必要だという人、でも「数学」は苦手 → 諦めるのはもったいない

 到達点はハイレベルではないけれどコツコツと進んでいける参考書ルートの紹介

 【対象】 ・ 国立文系志望共通テストでしか「数学」を使わないとわかっている高校2年生 

      ・ 私立入試や二次試験などで「数Ⅲ」を使わない理系の人 

      ・ 学校の授業についていけていないが入試で「数学」を使いたい人(超苦手)を想定

      ・ 共通テストで7割取れればメチャ嬉しい

      ・ 共通テストで6割取れればOK

 今回紹介する学習方法は非効率な面もある → 単純に7割目指したいならこの方法ではない方が良い場合もある

   → 本当に苦手な人向けです 

 【ルートの話の前に】

   ① 計算方法をなんとなく理解する ← できない人が一番疎かにしている

       → 計算ができないのに問題を解こうとする 

   ② 計算を繰り返し練習してできるようになる

   《 計算のやり方が面倒くさいやり方でやっていないか、正しいやり方でやっているのか、を検証・整理 》

   ③ 正しいやり方で計算ができるようになる

   《 ここまでできて初めて入試レベルの問題や難し目の文章題に入れる 》

  ”計算”が疎かになっている人が多い 

 

 【今回取り上げる参考書】

   ・ 『初めから始める数学』(4冊)

   ・ 『初めから解ける数学問題集』

   ・ 『合格る計算 数学ⅠA・ⅡB』

   ・ 『入門問題精講』

   ・ 『東進 数学一問一答』(2冊)

   ・ 『元気が出る数学』(3冊)

   ・ 『元気に伸びる数学』(2冊)

   ・ 『基礎問題精講』

   ・ 『全レベル問題集 レベル2』

   ・ 「過去問」対策

  多いので高2から始めないと間に合わない

 

 【紹介参考書の目的】

  ○ 『初めから始める数学』

     → 何となく計算方法を理解することがポイント

     → 『はじはじ』が理解できない、難しく感じるのならやらない方が良い 

        → 最初に中学レベルの「復習」をやる → やり直して『はじはじ』に入る

        → 中学の計算レベルからやり直す 

        → ”関数”は「数学Ⅰ」の最初より、中3の方が難しくらい → 特に中3の”関数”をしっかりとやり直す

        → 高校入試組 → 高校入試の問題集

        → 中高一貫校組 → 中学時代の参考書・問題集

     → 『はじはじ』を何となく計算方法のトレーニングとしてやる → 「Ⅰ」と「A」を、「Ⅱ」と「B」をセットで

                                            → まずは「Ⅰ」と「「B」を

     → 『はじはじⅠ』と『はじはじA』をまず一周 適当にザーッとやる 

        → 分からなかった問題は2周目にその日のうちに分かるまでやる

        → 答えを見て分かったではムダ(ダメ) → ”計算”なので全部書けなければ意味がない(ダメ)

     → その場で全部書けるようになるまで”練習”する (← ”練習”という言葉を使っています。 ”覚える”ではありません)

        → 次の日もその次の日も同じ練習をするつもりで構わない(練習してください。 できることの「復習」)

     → 最初から最後まで全部計算で、迷いなくできるレベルまで仕上げないと意味がない 

  ○ 『初めから解ける数学 問題集』 → 『はじはじ』の準拠問題集

     → 「数学」が苦手な人あるある → 一つの参考書が終わると次の参考書に行く 

                           → 「演習」量が足りていない

     → ”何となく理解”した後に”繰り返し演習”して”できるようになる” 

  ○ 『合格る計算』 → このタイミングで『はじはじⅡ』、『はじはじB』にも入る

     → 正しいやり方で計算するためのテキスト

     → 『はじはじ』などは分かりやすくするためにあえて遠回りしているケースもある

        → 短縮できるケースや簡単なケースがある

        → 「数学」が苦手な人は自分で気づけない → どこかで(ここで)この参考書をやっておく

     → 『合格る計算』は入試直前まで回し続ける 

        → 1周めはザッとやる → 2周目以降は他の問題集と併用しながらやる 

        → 問題集をやりながら計算方法に詰まると『合格る計算』で確認する

  ○ 入門問題精講』 ザッとで構わない

     → 『はじはじ』、『初めから解ける』に比べると若干難しい

     → 『合格る計算』で正しい計算方法を身につけた後の練習にちょうどいいレベル

     → 気をつけてほしいことがある 

        → 本当に「数学」が苦手な人は同レベル帯の参考書を何冊かやる 

        → 本当に苦手な人は何周もやることになるので答えが一瞬で出てしまう → 思考回路をまたがない 

     → 何周もやてほしい → そのためにここに『入門問題精講を』加えている

  ○ 『元気が出る数学』 → 『東進数学一問一答』も同時並行でやる  

                      → いいテキストではない

                      → 「数学」が苦手な人あるある

                          → ”インプットし続けて、アウトプット忘れがち

                      → 「数学」の一問一答は珍しい 

                          → 色々な種類の問題を短時間で沢山アウトプットできる

                      → 全部やる訳ではなく、不安な場所をひたすら眺めて思い出す

     → 『はじはじ』と全く同じように勉強する → ”割愛”

     → さらに難しい問題を理解するために参考書として使う

  ○ 『元気に伸びる数学』 → これも準拠問題集

     → しっかり演習すれば、簡単な記述問題が解けるようになる

     → 『元気に伸びる』を8周、10周していることを前提に『基礎問』でできるかどうかを”確認”する 

  ○ 『基礎問題精講』 

     → これまでの勉強の成果の”確認”

     → この”確認”をやらないと、できるようになった気がしても答えを覚えているだけの可能性もある 

         → 必ず”確認”をする

     → これまでの勉強がちゃんとできていれば1周目で9割はできる  

         → 6割くらいしかできないのであれば、これまでの勉強が足りていない → やり直し 

  ○ 『全レベル問題集 レベル2』 

     → このレベルの人たちは、色々な問題形式に慣れておかないと「過去問」演習が全然できない場合がある

     → 『全レベル 2』は”共通テスト”の形式につなげる意味

         → これまでに到達したレベルと同じレベルの問題を”共通テスト”形式でやってみる

     → 慣れるだけなので2~3周やれば十分

  ⇒ 「過去問」演習に入る

 

 (コバショーさん) コツコツやるルート → 超苦手な人向け

 (ナカハシさん) このルートでも2年近くかかると思う

 (コバショーさん) 頑張る子なら1年くらいで『基礎問題精講』くらいにはたどり着くことも可能

             → ”「数学」受験を諦める”から何とか”土台に乗せられる”

             → 中高一貫校で「数学」が分からなくなっている生徒でもこういう所から始めてみる

             → 国立大受験が見えてくるかも  

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

CASTDICE :【先取り学習】CASTDICE参考書ルートカレンダー 【英語、数学】(2021/03/24)(16:03)

 

CASTDICE :超苦手な人向けの参考書ルート 【数学編】(2021/05/25)(13:59)