ちょうとこのブログを書いている最中に「武田塾高校受験」で新しい動画がアップされました・笑。
非常にタイムリーです。
1つ目の動画は公開されたばかりのタイムリーな動画です。
非常に重要です。
中学・高校と6年間、学校で国語の授業を受けますが、学校の「授業+定期テスト」と「受験勉強+模試+入試」は全く別物です。
学校での授業・定期テスト対策としては、授業中にしっかり先生の話を聞き、ノートを取ることです。 そして補助教材として”教科書ガイド”や”教科書準拠のワーク”を勉強し定期テストに備えることです。
これとは別に高校受験用の勉強を行う必要があります。 そして、こちらは大学受験へと続いています。
”読解力”を身につけるのです。 ”読み方”と”解き方”そして”練習・訓練”です。
全く違うので全く違う勉強をする必要があります。
このことは既に「現代文 基礎問題精講(旺文社)」の中で著者の長谷川先生が指摘してます。 5つ目の動画に貼り付けておきます。
動画の内容は高校の「現代国語」についてですが中学「国語」でも同じだと思います。
学校の授業では、”作品”を「1 読解(読む) → 2 鑑賞(感じ取る) → 3 批評」します。
受験になると”作品”を作題者が”読解”して作った入試問題に受験生は”読解”で立ち向かいます。
2つのことは対象も求められるモノも違います。
入試では授業で行う「批評」など必要ありません。
まず、このことを理解することが大切です。 良いとか悪いとかではありません。
先日のブログ「受験勉強と定期テスト」で「武田塾」の高田先生が多少過激に話されていましたが、あくまで高田先生の高校時代の体験談であり「武田塾」が推奨しているわけではないと思われます・笑。
受験勉強について、学校の授業の「国語(現代文)」はあまり意味をなしません(背景知識などは参考になる部分もあります)。
1つ目の動画の後半と2つ目の動画は同じことを言っています。
「現代文(国語)」には勉強法があるということです。
2つ目の動画の中で「武田塾」の清水先生が「現代文」の勉強法が大学受験時に分かった。 高校受験時にわかっていれば・・・、という発言があります。
しかし、ぼくはこのことは無理だと思っています。
それは、中学生向け(高校受験用)の参考書や問題集も見ましたが、案外充実していなのです。
中学受験用や大学受験用の参考書や問題集は充実しているのにです。
おそらく公立高校入試がメインになり難関私立高向けは塾で対応済みだからではないかと推測しています。
2つの動画が言っていることは、大学受験用の勉強法を中学生に落とし込んでいるのだと思います。
中学生向けの参考書で動画のような話はできないと思っています。
それを表すかのような動画が3つ目と4つ目です。
”参考書ルートの神様”である中森先生が紹介する参考書が『中学国語をひとつひとつわかりやすく。』、『学研 ニューコース 調べる・わかる・力がつく 中学国語』と『学研 ニューコース わかる・解ける・点が取れる 中学国語 問題集』です。
前者が中学「国語」の”読解”の入門書的な位置づけです。 後者2冊が中学「国語」の基礎的な知識(文法・漢字・語句・四字熟語)を吸収するための参考書・問題集となります。
中森先生もこれらを勉強したからといって学校の成績が上がる訳ではないと申し訳なさそうに話されています・笑。
公立中学校に通う場合、「国語」に関しては、こういった状況で中学3年間を過ごします。
そして高校生になり大学受験に立ち向かいます。 高校生になっても学校の授業は「鑑賞 → 批評」です。
「国語」は何を勉強したら良いのかわからないはずです。 そんなものjは一度も勉強したこと、習ったことがないからです。
大学受験の参考書・問題集は本当に解説が詳しいです。 だから大人(親、塾の先生など)が大学受験用の「現代文」を学び(独学)ます。 そして子供達に教えます。
教材は中学受験用の問題集です。 中学受験が「先取り学習」ならそれは中学で習う事項です。 例え小学4年生や5年生向けの問題集であってもです。 中学受験用の教材は充実しています。
地方の公立中学校に通っていたとしても、都会の超難関中学に進学した生徒たちが学んできた漢字や語彙を中学3年間である程度まで引き上げます。 彼らが身につけてきた読解力を少しでも身につけていきます。
読書量の多寡もありますが、問題数をこなしカバーします。 正しい”読み方”、正しい”解き方”。
”読み方”、”解き方”のコツがつかめればあとは語彙が難しくなったり、文章構造が複雑になったりです。 「英語」に似ています。
- 国語の勉強法 -
”定期テスト” & ”入試”
”定期テスト”対策と”受験”対策は全く別物
”定期テスト” ・・・ 知っている文章を解く
→ 事前準備が可能
”高校受験” ・・・ 初めて見る文章を解く
→ 本当の読解力が試される
◎ ”定期テスト”の対策
→ 授業をしっかり聞く
→ (先生が)授業を聞いているかを試すテスト
→ 授業中に”定期テスト”に出るポイントを話している
・ 「国語」の先生の「ここ出すよ」アピールを汲み取れるか?
・ 明確に言葉にしなくても強調したポイントを見逃さない
・ それだけではカバーできない問題も出題される
→ 教科書ガイドを使うべき
→ 教科書について詳細な説明が掲載されている補完本
→ 設問になりそうな箇所をしっかり解説している教材
→ 教科書ガイドがあれば授業で聞き逃しても再確認できる
◎ ”定期テスト”対策だけでは”受験勉強”には繋がらない
→ 初見の文章を読めるようになるためには?
→ 具体的な文章を読む中で”読み方”や設問の”解き方”をしっかり学んで次の文章に適応する訓練が必要!
(↑ ここを澤井さんはノートに書き出しまとめよ、と言っています)
→ ex. 登場人物の気持ちを考えなさいという設問
→ 本当にその人の気持ちになっても答えは出ない!
→ 本文と照らし合わせて登場人物の気持ちを推測する
→ 本文中の根拠から解答を選ぶことが大事
→ ex. 指示語を答えなさいという設問は多い
→ 普段から文章を読むときには指示語が何を指すかを考える!
→ 「国語」は本文に書いてあるものを選ぶというシンプルな科目
→ 訓練をすれば誰でもできる教科!
→ 簡単に言うと「国語」は間違い探し
→ 本文に書いていない選択肢を削るだけ
- 成績が上がる国語の勉強法 -
[「国語」は勉強すれば伸びるのか?]
→ メチャメチャ伸びる!
(清水先生) 伸びないと思っていたのに伸びた
特に”評論文” → 何が書いてあるのか全然わからん! → 何をしたらいい教科なんだ!
それが”大学受験”になって「現代文」が満点を取れる教科だと気づいた
→ 中学生のときそれを知っていたら、もっと余裕で高校受験ができていたと思う!
「国語」は”評論文”のような説明文が苦手な人が多い
→ 一言で言えば答えが書いてある教科
→ 普通は暗記をしてそれをアウトプットする
→ 「国語」は本文と内容一致の設問がある
→ 本文に書いてある通りの選択肢を選ぶことが基本的に「現代文」で求められていること
→ 「現代文」の本文を正確に読めれば内容と選択肢を一致させるだけ
・ 答えを問題文から見つけるから(何かを)覚えなくていい!
・ 内容一致の問題では、本文に書いていないことは解答の根拠にならないのでそこが正確にできれば成績はグングン伸びる!
[正確に本文を読むには具体的にどうすべきか?]
気をつけてほしい3つの接続詞!
① 逆接 ⇒ 「しかし」など
→ 「しかし」のあとに筆者の主張が来ることが多い
「AしかしB」の場合
→ 同じ温度感で読むのではなく、Aは一般的なこと、Bは筆者の主張
→ 少し差をつけて読む
② まとめ ⇒ 「したがって」、「要するに」、「つまり」など
→ 長々と説明したが一言で言うとコレ!という表現が次に来る印
→ まとめの表現も絶対に見逃さないで!
③ 例示 ⇒ 「例えば」など
→ あまり重要視して読まなくていいサイン
→ 結論でわかるなら具体例を読み込まなくても結論は一緒だから大丈夫
「例えば」や「具体的に」が来たらその前が大事!
・ 接続詞を勉強すれば文章に強弱をつけて読める
→ 筆者の主張がわかるようになる!
・ 長い文章を全部理解して覚える教科ではない
・ 筆者の言いたいことがわかれば解ける科目
・ 日本語のルールをしっかり学べば「現代文」は伸ばせる科目!
- 中学国語のおすすめ参考書 -
・ 『中学国語をひとつひとつわかりやすく。』(学研)
予習や授業について行けていない人向けの難易度の易しい教材!
「英語」、「数学」と違って「国語」は難しいところがあって教科書で内容が変わる。
→ ”文法”や”文の読み方”など定期テストに直結する参考書ではない
→ 「国語」は問題集を勉強してもすぐに点数に直結する科目ではない
→ 教科書によって載っている文章が違う
→ その教科書の対策をしようと思ったら、教科書準拠のワークをやった方がいい
→ 初見の問題を解くための読解力を身につけるのに最適な参考書!
夏休みなどの長期休みにやってみるとか高校受験のための最初の一冊。
見開き1ページで1テーマ完結。
一章 漢字・語句
二章 現代文の文法
三章 文学的文章の読解
四章 説明的文章の読解
五章 古典
知識系が多い。 どんな教科書にも必要な基礎知識を網羅している。
→ どんな教科書でも必要な基礎が身に付くため、最初にやっておくと授業が楽になる!
「国語」は何を勉強したらいいかわからない人が多い。
→ ノートやプリントをまる覚えして定期テストの点数は取れても、何をしているのか分からない
→ 「国語」が苦手で何とかしたいけど、何をしたらいいのか分からない
この一冊をやって、「国語」の勉強法を理解するのが大事。
文法などはみんな授業を聞いていない
定期テストには直結しないが「国語」の基礎が身につくおすすめの参考書!
- 中学国語おすすめ参考書 -
・ 『学研 ニューコース 調べる・わかる・力がつく 中学国語』(学研)
・ 『学研 ニューコース わかる・解ける・点が取れる 中学国語 問題集』(学研)
「英語」などは中1、中2、中3と分かれているが、「国語」は3年分の学習が一冊に詰まっている。
この教材は教科書ありき。
→ 文章読解の問題が教科書によって扱う文章が違う → 教科書かワークで対応
中学校3年分の学習が詰まった参考書で基礎知識や古文・漢文の勉強におすすめ
文法・漢字・語句・四字熟語の知識を確認したり、問題を解きたい方におすすめ
読解より知識や語彙力に重点をおいた参考書
→ ここは見落とされがち。 真面目に聞いていない
教科書で見落としがちな漢字や語句の基礎部分の勉強に最適!
文章読解をする時に文法の知識がない人が全然文章が読めない
→ 質問に対する答えを出す時にどれが名詞でどれが形容詞かわかる人とわからない人で質問に対する答えを立てられるかが変わる
→ 音読をした時に文章の繋がりがおかしい
授業で聞き飛ばした範囲を参考書・問題集で復習して確認する!
基礎は直結しないように見えてしまうので教科書準拠のワークをやりたがるが、定期テストの点を取るだけならそれでもいいが、文法のページを確認してもらえれば分かるがお父さん・お母さんも意外と分かっていなく、できる人とできない人で露骨に差がついている分野である。
「国語」の言葉(名詞・形容詞・副詞・自立語・助詞・・・)は本当に大事。 日本語の役割・ルールを分かっているかで「国語」の成績の伸びは変わります。
教科書では分かりにくい復習の範囲も参考書・問題集でまとめて学習できる!
文章を読む”読解力”は別の参考書で、知識はこの本で十分。
長期休みの時に取り組んでほしい本です。
曖昧にしていると後で痛い目を見るので学校の定期テストの対策と合わせて追加でやっておくといいです。
「国語」の知識の参考書。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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