灘高卒はYouTuberが多く中学受験、在学中のエピソード、そして大学受験について面白可笑しく知ることができます。

まずは”あかもん”の澤井さんの動画から灘中学校・高校について検証します。

 

 

- 灘のトップと最下位 -

 灘の光と闇についてです(関西人の澤井さん(お笑い芸人)の話です)。

 灘高の勉強におけるピラミッドです。 1学年は200人です(当時)。

  ・ 上位層は100人(ピラミッドの真ん中でも凄い)

     → 全国模試の結果が帰ってきたら上位を占めるのはこの辺り

     → 勉強において無双の最強集団(理Ⅲ、東大、医学部の合格を量産)

  ・ 上位層の頂点の一握りは”かしこ”の権化

  ・ 100位より下の層でも凄い

     → 京大をはじめとする旧帝大や早慶にガンガン入る 

  ・ 一番下の10人は一気に落ちる

     → 大学はどこにも行けないレベル

     → 定期テストでは1桁連発

 澤井さんは最下位集団のトップ辺りにいたそうです

   → 現役の時はコテンパにやられた

   → 1年浪人してなんとか東大に合格

 

 灘のトップ層と最下位層のそれぞれの特徴について説明します

 [トップ層]

  ・ 勉強を勉強と思っていない

     → 中1のときから並外れている

     → 学校で配られた中1の教科書は特に「数学」がガチ過ぎた

         → 灰色の和紙の様な表紙に縦書きで”幾何”とだけ書かれている

         → 灘中に合格した澤井さんでも逃げ出すレベル

     → トップ層は漫画でも読むかの様に嬉嬉としてやり込む

     → 勉強を苦だと思わず楽しんでやるからグングン伸びていく

  ・ ”トップ”は大人

     → 勉強で培われた”予測力”と”対応力”でどんなことが起きても取り乱さない

     → 外見も内面同様 大人だった

     → 大人であるほど超上位層だった印象

  ・ ”トップ”は勉強以外も充実していた

     → 勉強してる感も見えないし他のことにも凄く力を入れている

     → 勉強は一回でマスターできる要領があるから他のことにも時間を割ける

     → 先生にもハマりまくるし最高の学校生活を送れる

  素晴らしい学校生活を送れるのがトップ層!

 [最下位層]

  最下位層の勉強のできなさは異常

  ・ ”最下位”は学校が地獄

     → 進学校になればなるほど学校の成績がものをいう

         → まだ”下の層”はいいが”最下位層”になると市民権がなくなる

     → 最下位は成績で失った市民権を得るのに必死

     → 澤井さんは体育(サッカー)と髪型で存在感を維持する

     → 勉強においての引け目が強いので常に肩身が狭くあまり充実はしない

  ・ ”最下位”は常に同じメンツ

     → トップの一握りは常に同じメンツだが、最下位も常に同じメンツで中1の一学期から卒業まで変わらない

          → 勉強を頑張って最下位から抜け出せばいいだろうと思うだろうが・・・

     → 最下位に最初入ってしまうと卒業まで上にはいけない

          → 下の層から上位層に行けるが最下位層は固定

          → 進学校ほど周りのペースも速く、勉強の量や難易度もそもそもハード

          → 新学期から頑張ると意気込んでも新しい勉強に必死で前の復習は無理

     → 中1で入学した時点では差はないのに最初の定期テストで差が顕著に

 是非 中1の一学期は目一杯頑張ってほしい

 中学受験のゴールは入試の合格発表と思いきや・・・

 中学受験のゴールテープは1年の一学期の期末試験にある 

 合格してから一学期の期末試験まで頑張ってこそ学校生活を謳歌できる 

 当時の自分に言いたい ⇒ 何とか中1の一学期の期末試験まで頑張れよ、と強く言いたい

 

 

以前、紹介した「CASTDICE」の澤井さんが登場した動画です。  参照 : 「灘中高から東大の世界

上の動画のコメントと照らし合わせながら検証します。

高3の最初の段階で振り返れば最下位がいる最下層にいました。 母親が学校から呼び出された面談では進学できる大学がないと言われていたそうです。 

澤井さんは大学受験に興味がなかったそうです。 それでも学校に提出する志望校は「東大」と書いています。 これが”環境の力”だと思います。

最下位層と言っていますが中高の6年間は「研伸館」という灘御用達の塾に通っています。 他の動画でも遊んで(ゲームなど)いる話をしているので”勉強していない”というのは嘘ではないと思われますが、「中抜き」という言葉がでてきます。 ”中を抜く”とは”努力しない”ということだと推測します。 ”課題 → 努力 → 結果”の中の「努力」をせず、灘レベルの最低の「結果」を出していたのだと思います。 あくまでも”灘レベルの”です。(3つ目の動画に”効率”という言葉が登場します)

中学校に入学して以来、勉強(努力)していないので「勉強のやり方」を忘れていたそうです。 

高3生になって、まず教科書のやり直しから始めます。 冬には過去問を解いています。

ここが普通ではないところですが自称「灘高の最下位層」はセンター試験で8割取るレベルです。 そして東大だけを受験しています。

RPG(ロールプレイングゲーム)に例えていますが、灘高のトップ層が手に入れた”経験値”が多少なりとも最下位層にも回ってくるというのはまさに”環境”です。

ここでも出てきますが灘高生は東大しか知りません。 知っていることが東大しかないのです。 高校生で受験オタクな生徒はそうそういないと思います。 これも”環境の力”だと思います。 

友達が東大に行くから自分も行こう! 筑附はこれに、そこにあるから行こう、というのも加わります。

浪人時代の話は「受験戦略(戦略の立て方・スケジュール)」の中に1日のルーティーン(6月頃)として解説されています。

「英語」は中学英語からやり直しています。 澤井さんは中学受験組ですが、灘高や開成高の高校受験「英語」は”日東駒専レベル”か”MARCHレベル”かと言われるくらいの高いレベルです。 

コバショーさんは、澤井さんの「中学レベルからやり直した」という発言に対して「だいぶ短い距離を走った」と突っ込んでいます。 澤井さんも否定しません。 お互い笑い合います。 何をどう勉強すればいいのか分かっていたと思います。 体系的に「英語」を勉強したのだと思います。

灘高では最下位層であっても、世間的には上位層であることを勘違いしないでください。

一浪後のセンター試験も8割取ります。 しかも睡魔に襲われなから・笑。

東大2次試験は確変します・笑。 一般の高校生・受験生は東大受験レベルで決して確変することはありません・笑。

模試はイマイチでも本番で確変するためのヒントになる動画を別途紹介します。

 

灘は医者(理系)を養成する学校。 お医者さんの子供が多いとのことです。

以前紹介したBSテレ東「THE 名門校」の「ラ・サール高校」(鹿児島)の回でも医者の子供が多いこと、医学部志向があることが紹介されていました。

医者になるためには医学部を卒業して国家試験に合格する必要があります。

そのためには医学部に入学するしかありません。

才能を集め、多感な時期を自由に過ごさせ、”受験勉強”を外部の塾に任せ・・・というのはある意味合理的な学校経営手法かもしれません。

灘生は勉強の効率が凄いとのことですが、色々な動画を見ているとみなさん勉強の効率がいいと思います。

大切なことは効率の良い勉強を膨大な量(時間)やれるということです。

それは目的(受験)を理解しているからだと思います。 どうやって点数を取るかということです。 目的を知っているからこそ効率的に(受験)勉強ができるのだとぼくは考えています。

そして灘には「努力型」より「天才型」が多いとのことです。 太刀打ちできない「天才」が一定数いたそうです。

一方、開成は「努力型」が多かったようです。 みんな「鉄緑会」に行ってゴリゴリ勉強しています。 コバショーさんのクラスから現役で理Ⅲに2人合格していますが、2人とも授業中内職してずっと「鉄緑会」の問題集を回していたそうです。

大学に合格するため必要なことを言っています。 「天才」でなくても「努力」でなんとかなります。 ただ、ぼくは「努力」できるのも「才能」だと思っています。

澤井さんも中学受験の動画で、問題が解けるのはその問題を見たことあるから、解き方を知っているからだと言っています。 その場で解法が思いつくのではありません。 だから、できない問題があったらそれをできるようにすることが大切だと言っています。

筑附・東大の大島さんも「過去問全部できるの?」、「ちゃんと復習したの?」と半ギレで言っています・笑。

灘のカリキュラムは大学受験対策には重きを置いてないようです。 高1・高2で「数学Ⅲ(C)」まで終わりあとは好きに勉強してくれとの方針ですが、ここで東大文Ⅲに進学した澤井さんは何気なく「物理」の授業の話をしています。 他の動画で言っていますが灘高は文系クラスも「数学Ⅲ(C)」までやるそうです・笑。 

この動画の最初に戻りますが灘高は理系養成学校です。

澤井さんは”振り返ればビリがいる”状態から1浪しましたが東大に合格しています。 開成高卒のコバショーさんからしてもそれはヤバイことのようです。 開成高のビリ近辺の生徒が1浪で東大に合格したら驚きに値し賞賛する出来事のようです。

灘高生にとって東大に進学することは普通のことで、東大に合格したからといって「すごいな」にはならないそうです。 東大進学が当たり前すぎて、東大以外に進学する方が目立つそうです。 東大理Ⅲに合格しても驚かれない環境に驚きます。

東大・京大・医学部以外に進学する人の方が少ないというすばらしい環境です・笑。

コバショーさんも早慶卒の人で灘高出身の人に会ったことがないようです。 それくらい早慶にもあまり行かないないのが灘高生です。

最後になりますが澤井さんの感覚では「センター試験対策より灘高の期末試験の方がムズイぞ」には笑います。

これが灘高です。 

前回紹介した麻布高底辺の「べべさん」が現役時代に受験したのは、早稲田の国際教養、早稲田の政経(政治)、慶応法、そして東大文Ⅰ(足切り)です。

1浪人しても受験するのは私立なら早慶上智・MARCHレベルまでです。 決して日東駒専は受験しません。

「行ける大学がない」とは一体どの範囲から選んでいるのでしょうか?

それが超難関中高一貫校です。

 

娯楽として4つ目、5つ目の動画を見てください。

井上先生による灘中受験のエピソードです。

関西人のノリでしょうか話術が凄いです。

魅力的な人が多いのも灘卒の特徴です。

学力が許すなら灘中・高に行くべきです・笑。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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CASTDICE :灘・東大の天才芸人が語る破天荒東大受験物語(2021/04/25)(17:43)

 

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