【現代文】「読み方」について | 生きるチカラ

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何をやっても上手くいかない。原因はあなたの中にあります。原因があなたの中にあるからこそ変わることができるのです。生きるのが難しい時代です。未来へのヒント・道しるべとなります。

これまで多くの評論文や小説・随筆を読んできました(笑)。

その中で、少しづつ「自分の読み方」ができているように思われます。

 

文章を読む前に、まず、段落に番号を付けてください。

それから、これから読もうとしている評論文・小説など文章の”著者”と”作品名”を見てください。

評論文であれば、”作品名”が筆者がいいたいことのヒントになることがあります。

 

ぼくが「できる」ようになったことを中心に「読み方」について述べます。『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』にも書いてあることです。

 

文章を読むにあたっては、主部(主語)と述部(述語)を意識してください。

当たり前のように思いますが、ぼくは意外と意識していませんでした(笑)

1文の中に主語がなかったり、いろいろと修飾されていて主部(主語)がすごく長かったりして、意識していませんでした。意外と(意識するようになると様々なことが”意外”に思えます(笑))述部(述語)が長かったりします。

ここでぼくは思いました。『英文解釈と同じだ!』

「英文解釈」の参考書を勉強している人は分かると思いますが、最初に出てくるテーマが「SとV」を探すことです。日本語の文章の「読み方」が、英語の文章を読むのに役立つと確信しています。

「述語(動詞)」が見つかると、「なに?」、「なに?」と目的をが欲しくなります(笑)。

主部、述部が意識できると1文の骨格が見えてきます。そして、この1文が何を言おうとしているのかが分かるようになります。「骨格」に「肉付け」して文章ができています。日本語を見ながら、SVO(C)を意識するようになります(笑)。

また、”MARCHレベル”や”早慶レベル”になると「意味段落」を意識する必要が出てきます。主語とは、筆者が言おうとしている話題(テーマ)の中心です。その主語が変わるということは、話題(テーマ)が変わったということです。「意味段落」が変わったことのヒントになります。

 

続いて、助詞「も」です。

ぼくが、最初に気づいたのがこの助詞「も」です。

各問題集の「読み方」や「解き方」の解説を読んでいると、「・・・」が出てきます。ぼくにとって助詞「も」は無意識(つまり、全く読めていません)でした。これが何度も続いたので意識するようにしました。

助詞「も」が気になると、助詞「は」も気になります(笑)。

すると、「AB」の「と」も気になり出します。「AB」の「A、B」は同種のもの(英語では、名詞と名詞、不定詞と不定詞、名詞節と名詞節など)を意識するようになりました。

本当に英文解釈に似ています(同じです)。

 

「接続表現」も意識して読んでください。

「逆接」・・・「しかし、だが、でも、・・・」。これは問題ないと思います。

しかし、「順接」・・・「だから、すると、したがって、・・・」については、しっかりと読めている状態ではなかったように思われます。「原因・理由と結果の関係」です。

「例示」・・・「たとえば」は「論-例」でたくさんでてきます。

そして、読解に大いに役立ったのが「換言・要約」・・・「つまり、すなわち、要するに、言い換えると、・・・」です。これが読める(意識できる)だけでも読解力がついた事がわかります。

初期のころは、すべての「接続表現」を丸で囲んでいましたが、読解に効果はありませんでした。英文読解で言う、「一文は読めるけど、文意は分からない状態です」。

 

繰り返しになりますが、ぼくが本当に「読めてる」と感じたのは、『現代文と格闘する』を終えて、『現代文 入試精選問題集7』をやっているときです。ただし、それまでも段階ごとに何度も「読めてる」とは感じていました(笑)。

 

そして、「指示語」です。

文章を読むにあたって、「指示語」は「本来のことば」に変換して読んでください。「本来のことば」を意識して読んでください。

「指示語」を「指示語」のままで読むと、文章が何を言っているのか分かりません。

 

繰り返しますが、「主部(主語)と述部(述語)」、「助詞」、「接続表現」、「指示語」意識してください。

ことばとことばの関係、文と文の関係、段落と段落の関係を意識してください。

 

「練習」「訓練」あるのみです。意識して「練習」「訓練」してください。

 

余談ですが、レトリックの「譲歩」についてです。

たしかにA、しかしB」です。当然知識としては知っていました(この表現が「譲歩」っぽいです(笑))が、やはり読めていませんでした。「たしかに」と「しかし」が同じ1文のなかにあったり、「しかし」が次の文の最初にあったり、次の段落の最初にあったり、と様々です。次の文に移るともう前の文のことなど忘れていました。

文章が読めるようになると、「たしかに」「もちろん」「なるほど」「むろん」などが出てくると、「来た!」と思うようになりました。そして、「逆接」を探すようになりました。「B」が筆者の言いたいことだと「B」を探すようになりました(笑)。

これも「英語の構文」と同じです。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。