占星術・サインの度数 | 尊星術-output blog

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光晴堂 宿曜占星術最高師範 竹本光晴氏 師事

「一つのサインの内部的な分け方」

 

12サインは、繰り返し使っている間に、12の区分ではあまりにも大雑把過ぎて、実用的ではないと感じることも多い。

 

例えば、月が山羊座にある人を何人も見ていると、共通点はあるが、しかし誰もが同じではないということを感じると思います。

 「詳細にサインを考えると一つのサインは30度もあるので、実はこの度数によって、性質はかなり変わってきます。」

 

 一つのサインを人の一生にたとえると、初期の1度とか2度は幼児的な段階で、まだまだサインの力は新鮮さに満ちていて衝動的です。

 

27度とか29度など終わり頃にあると、もううこのサインの影響から抜け出さなくてはならないと考えたり、飽きていたりするので、サインの性質という点では老化しています。

 

 また、前半の15度はサインの性質を身につけることに集中しており、後半の15度はサインの性質を使うということに興味が移動します。さらに、人の人生でも中年期というのは最もパワーが充実していますが、この中年期に当たるのは、20度〜25度くらいまでを指す。


「サイン半ばの落ち込み」

 それぞれのサインには15.00度という、ちょうど真ん中の位置に落ち込みのポイントがあり、太陽と月の関係を例に説明します。

 

 牡羊座の0度で新月ができたと仮定します。次に十五日経過して満月になる時、月は牡羊座と180度である天秤座に位置します。また、一日に一度ずつ移動する太陽は、その時期には牡羊座の15度近辺に位置しています。

 

 太陽にとって月は、自分に負荷を与えてくる重しのような作用を持っています。つまり、牡羊座15度の太陽は、正反対の天秤座にある月の影響を受けるということになるのです。

 

 15.00度は、対向にあるサインの影響を受ける場所になっています。そして15度に至るまでの前半はサインの性質を身につけることがテーマだったのですが、15度を過ぎた後半はそれをどう使うかにテーマが変わります。

 

 一時的に負荷が過剰にかかるため、15度ではサインの力が一度落ち込みます。そのため、ホロスコープを見て天体が15度近辺にあった場合には、複雑な性質が表れることを考慮する必要があります。

 

 

「六つのグループ」

・第一グループ:0.00°〜4.99°:サインの特質をがむしゃらに押し出す

サインの典型的な特徴を衝動的に強化しようとする力が働く、極めて純度が高く、しかし、余裕はない

 

・第二グループ:5.00°〜9.99°:サインの感受性を育成する

そのサインらしい、感受性、すなわち感じ方が育成される、あまり行動的ではなくなり、内側に興味が向く

 

・第三グループ:10.00°〜14.99°:サインの行動実験、純粋な創造性

そのサインの純粋な知性が発揮され、実験的に行動しようという姿勢が出る、自分側の動機でしか動かず、柔軟な対応力に不足し、線の細かい活動力になる

 

・第四グループ:15.00°〜19.99°:サインの反対成分の侵入と、その克服によって図太いサインを作る

15.00度の度数でサインの対向にあるサインの影響が侵入してくる、図太い弱点のないサインが生まれる、より強い安定性を得る

 

・第五グループ:20.00°〜24.99°:サインの最も充実した活動力の発揮

サインの最強の力を発揮できる、サインの力の盛り上げ期、生産力が高く、非常に元気、知性の発達が最強になり、マルチな活動をするが、一番大切なものは何かを考え、そこに集中力を傾ける

 

・第六グループ:25.00°〜29.99°:次のサインへの準備を始める

サインの体験の総括していく帯域、サイン働きの無駄を少なくしていこうとする。次のサインに入る準備をし、次のサインの性質がやや混じってきます。次のサインを意識している

 

 

「最後の5度はそのサインらしくない」

 最後の5度に、そのサインらしくない性質が出てくるのは、次のサインを意識しているためです。

 

 山羊座は地のサインで、目の前にある、今ここ、という社会の中に活動力を埋めていく傾向があります。また山羊座は現代的な社会性でもあり、この一つの社会をピラミッドと考えてみると良いでしょう。上に行くほど地位が高くなり、権限も大きくなり、視野も広くなります。

 

 この頂点まで行くと、外の世界に対しての視界が開けてきます。地位が高くなると、いろんな情報が入ってくるし、自分の山の限界も見えてきます。

 

 山羊座の次のサインは水瓶座で、これは特定の社会に縛られることを嫌い、注意力を分散させる風のサインです。

 

 山羊座のピラミッドの頂点に行くと、異なるピラミッド(社会)が見えてくるだけでなく、複数の社会間を流通する情報が耳に入ってきますが、山羊座の最後の5度の場合には、こうした外の情報をもう一度自分の山に持ち込み、未来的なビジョンを提供するという役割になりやすいのです。ここには水瓶座的な視点を山羊座に還元するという姿勢が表れることになります。

 

 これはあくまでも山羊座の中の水瓶座です。本当の水瓶座ならば、外の世界の視野が開けた段階で、自分の山から降ります。が、山羊座の場合には、むしろ広がった情報を、山羊座という領域に役立てるようにするのです。

 

 

 そして、今現在2020年は地(山羊座)の時代から、風(水瓶座)の時代に移る時期で、2020年12月22日に完全に水瓶座(風)に移行します。

 

 この地の時代から風の時代へというのは、社会を意味する天体の木星(拡大と発展)土星(固定化)が重なる(社会の節目)グレートコンジャンクション(構造改革)が20年周期に巡ってくるのですが、今まで約240年間は地のサインの位置でグレートコンジャンクションが起こり、そのグレートコンジャンクションが2020年12月22日に完全に風のサインに移行し(ミューテーション)、これから約200年間は風の時代になります。

 度数的に言うと、現在29度の位置で次のサインに移る準備をし、次のサインの要素が入ってきて、変革するタイミングです

 

次回は12サインそれぞれのキーワードをUPします