自分から生まれた子供が、最高者の特徴のすべてを備えているのを見て、今までカンサを恐れていたデーヴァキーは今や顔を明るく笑みを浮かべて、主を賛美しました。聖バガヴァーンは「ああ善良なる女性よ、あなたは先の人生である、スワーヤンブヴァ・マヌの時代、プりシュニとして世に生を受けたのでした。その時のあなたの夫はスタパーという名のプラジャーパティだったのです。あなた達二人はブラフマー神から子孫を作るように命じられたとき、感覚を完全に支配して最も厳しい苦行を行いました。雨や嵐、日照り雪や暑さなど、それら次々と現れる季節の変化にあなた達はよく耐えて、呼吸制御を行って心の穢れを消し去ったのでした。それから私の恩寵を求めて、枯葉や空気だけを口にして、清らかな心で私を礼拝して私を満足させようと努力したのでした。あなた達が私に心を結びつけて、厳しい苦行を行う間に、長い年月が次々と過ぎていきました。恩寵を授ける最高者である私はあなた達が敬意と信仰、苦行によって常に私を思い続けたことに満足して、今のとおり四本の腕を持つ姿で現れて恩寵を授けようとしました。「何なりとも求めるものを述べよ」という私の言葉に、あなた達二人は私のような子供が欲しいと言ったのでした。いまだ感覚の楽しみを味わうことなく、子供にも恵まれなかったあなた達二人はわがマーヤに惑わされたために解脱を求めようとしなかったのです。
私のような子供を得るという恩寵を約束されて望みが叶えられたあなた達夫婦は、私が去った後に、官能的な喜びを楽しんだでした。そして私自身があなた達の息子として誕生し、その時代、私はプリシュニガルバ(プリシュニの息子)として知られるようになったのです。さらにその後、私はアディティ(プルシュニの生まれ変わり)とカシュヤパ(スタパーの生まれ変わり)の息子として、再びあなた達の間から生を受けてウペーンドラ(インドラの弟)として矮人の姿をしていたがゆえに、ヴァーマナとして世界に知られるようになったのです。そしてあなた達から三度目の降誕にて、先の降誕同様に四本の腕を持つ姿をあなた達に見せたのは、先の転生における私の降誕をあなた達に思い出させる為なのです。なぜなら私という実在は普通の人間の姿では認識することは不可能です。普通の赤子の姿では私が主であるとは理解できないからです。あなた達は常に私を自分達の息子と、そして最高のブラフマンと考え、愛を注いで育てていくなら、やがて私と共に暮らすという最高の境地を手にすることが出来るでしょう。ハレー クリシュナ ハレー クリシュナ
クリシュナ クリシュナ ハレー ハレー
ハレー ラーマ ハレー ラーマ
ラーマ ラーマ ハレー ハレー
クリシュナのマハー・マントラです。様々なメロディーをつけて、歌われます。
ハレーは、幻力を打ち払うヴィシュヌの別名「ハリ」への呼格といわれています。
「この16の御名はカリの時代(悪が世界を支配する時代、現代のこと)の悪を破壊する。すべてのヴェーダの中で、これより優れた手段は見ることができない」
「神々の神であるシュリー・ハリを讃える者、神聖な御名であるマハー・マントラを唱える者は、すべての耐え難い罪から解放される」
「ハレー・クリシュナ・ハレー・クリシュナ・クリシュナ・クリシュナ・ハレー・ハレー。このマントラを唱える者は誰でも、例えそれが嫌々唱えられるものであっても、人生の究極の目的に到達する。この点について疑いはない」
「この16の御名、32の音節のマントラは、すべての人々が唱えることのできるカリの時代におけるマハー・マントラである。このマハー・マントラを決して放棄してはならない。」
「この神聖で功徳に満ちたマハー・マントラについて、グルの祖であるブラフマーはいった『シュルティ(天啓経典)では、このマントラはカリの時代において最良のマントラであると宣言している。』ブラフマーからこれを聞いたナーラダをはじめとした弟子たちは、ハレー・クリシュナのマハー・マントラを授かり、それを瞑想し、成就に達した」
「ハレー・クリシュナ・マントラの16の御名と32の音節が大声で唱えられるとき、クリシュナはその者の舌で踊り始める。」
