ある時ある場所で、そんな話しの流れになり、自分の過去の話しをしたら鼻で笑われたことがある。
「お前みたいな生い立ちのやつ、沢山おるわ」と。
私だって、そんなもん百も承知やわ。
私と同じような辛い思いをした人も沢山いるだろうし、私より辛い思いをした人も沢山いるだろう。
私は、気の利いたことは言えない。
「なんとかなる」とか、「時間(とき)が解決してくれる」なんて絶対に言えない。
どれだけ時間(とき)がたっても、癒えない傷はあるんだ。
私だって、普段は笑って生きてるよ。
どんなに辛い時だって、誰かといれば、顔で笑って心で泣いてる。
そうやって一日一日を生きている。
哀しみの重さも、辛さの重さもはかれないし、目でみて分かるものでもない。
だから私は、そんな思いをしながらも、生きている人の気持ちに寄り添える人でありたいと思う。
それは偽善的な、勝手な思いなのかもしれないけど。
まだ私だって、手探りの状態で生きている。
恐らく、自分が死ぬその日まで、それは続くんだろう。
何が正しくて何が間違っていたのか、今でも明確な答えをみつけられずにさ迷っている。
でもそれでいいんだ。
無理に答えをみつける必要もない。
死ぬその日まで、押し潰されそうな気持ちで生きるんだ。
それも受け入れて生きるしかないんだ。