病気発覚が2014年8月8日、
病名告知が8月22日。
幼稚園には病名が分かってからご連絡しました。
先生方の都合に合わせて園に赴き、休園の手続きをしました。
悪性ラブドイド腫瘍は、1年後生存率30%未満。
あまりに命のリスクの高い病気。
怖くてたまらなかった私は、
クラスメイトや保護者には公表せず
「家庭の事情で長期欠席中」という
対応をお願いしました。
在園児へのご対応は大まかな筋を一緒に決めて、後は先生方に一任しました。
プロにお任せするのが一番だと思いましたので。
先生方もそこは心配しないで欲しいと。
この面談の時、私は何故か一切涙がでませんでした。
立て続けに悪い方向へ悪い方向へ転がり落ちていく修羅場に、
涙腺も感情も麻痺していたようです。
うちの子は普段からまわりへの関心を内に秘めるタイプ。
そんな性格のせいなのか?
夏休み中の入院だったせいなのか?
分からないのですが、幼稚園のことをほとんど口にしませんでした。
でも、たまーーに
「ようちえんのみんな、いまなにしてるかなぁ?」
「そういえばうんどうかいって、もうやったのかな?」と呟くんです。
胸が潰れそうな思いでした。
担任の先生は定期的に色々なものを送ってくれました。
お手紙や配布物、クラスで行った工作の材料と見本。
大好きな先生からのお手紙を読んであげると、
照れくさくも本当に嬉しそうでした。
闘病前半は激痛の走る右手も使って懸命に、
後半は片手で必死に先生の工作セットを作りました。
完成品は写真を撮って園に送り、
先生の感想が届くと「ニヤリ…」と笑って満足気。
外泊のついでに、園児が全員帰宅した後の幼稚園に
遊びに行ったこともあります。
担任の先生と一緒に工作したり、
贅沢にも先生オールスターズがいっぺんにお相手くださることもあったり。
すっごく楽しそうでした。
筋金入りのツンデレちゃんも、さすがにこの時ばかりはデレッデレ。
その隙に私は治療経過をご報告し、
園の近況や、クラスメイトの中でうちの子がどんな話題に上がったりしているのかをお聞きしていました。
こうした幼稚園への訪問はほんの数回でしたけど、
つらいつらい闘病も
先生方とのふれあいや園との繋がりは
うちの子に生きる力を与えてくれました。