今回は各科目の東大入試への基幹教材についてのブログ.

 

基本的に大学入試は教科書をルールブックとして作られているので, 教科書の内容さえきちんとこなせば, たとえ理Ⅲであっても合格できるようなっている.

 

とはいっても, 教科書は, 必要十分の内容で構成されているため, 理論背景等を理解するためには不十分である.

 

例えば, 化学の軌道論の量子化学的な背景, 生物のRNA干渉, 物理の電磁気学のmaxwell方程式についてなどは, 多少の紹介や説明があっても良い. 今までの指導経験から灘や開成の生徒達は, ここら辺の話を多少交えて説明した方が, 変に暗記一辺倒の学習よりも楽しく理解をしてくれる.

 

では, 受験を突破するためにはそのような大学で使うアトキンス, マクマリー, ファインマンといった教科書まで必要なのか?という疑問がでてくる. 答えはNoだ. 確かに, 将来(大学の教養課程)学ぶ内容であるので無駄にはならないが, 上記のような書籍を完全に理解するためには大学内容の数学の知識が必要であり, 大学受験のためには不必要な内容である. そもそも, それでは大学入試ではなく大学院入試になってしまう. 

 

前置きが長くなったが, 教科書の内容を網羅しつつ東大入試に耐えうるレベルで学習できる教材を以下挙げていく.

 

数学 : Focus Gold

 

物理 : 新物理入門 or 物理のエッセンス

 

化学 : 新理系の化学 or 化学の新研究

 

生物 : 大森最強講義117講 or 田部の合格77講

 

以上である.

 

詳しい説明については後日, 各科目別にブログにする予定だ.