【ホワイトラビット】
著者：伊坂幸太郎
《読了》
兎田孝則は焦っていた。
新妻が誘拐され
今にも殺されそうで
だから銃を持った。
母子は怯えていた。
眼前に銃を突き付けられ
自由を奪われ
さらに家族には秘密があった。
連鎖は止まらない。
ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り
警察は特殊部隊SITを突入させる。
軽やかに、鮮やかに。
「白兎事件」は加速する。
誰も知らない結末に向けて。
驚きとスリルに満ちた
伊坂マジックの最先端。
舞台は仙台。
主人公の兎田孝則は
誘拐を生業とする
反社会的勢力の一員だが
自分の妻が誘拐されてしまう。
妻を救出するために仙台へ向かったが
立てこもり事件に巻き込まれる。
脱出することが出来るのか。
そして妻を生きた状態で
救えるのか。
複雑な技巧が組み込まれているので
少し読み辛いです。
読了直後は面白かったと思えるが
一ヵ月も経つと
内容を忘れてしまう。
このブログを書く前に
サラッと再読して思い出しました。
レ・ミゼラブルやオリオン座の知識がある方は
成程と読み進めて行けると思います。
お薦め度：☆☆☆