噺家(はなしか)が落語を覚えるのに、教科書を使うのかといえば、そうではないという。
噺(はなし) を短く切って、師匠がお手本を示す。その後を弟子がついて練習する
二度三度と繰り返し、次へ進む。
師弟が顔を付き合わせての稽古。
まさに“口伝(くでん)”。
その場で弟子は、頭と体に叩き込む。
人間国宝・桂米朝氏。その孫弟子の桂吉弥さんは「師匠の言葉が宝物です」と。
噺家にとって師から受け継いだ言葉は“命”そのもの
スポーツ・芸術・文化・いずこの世界にあっても、もちろん一つの業を成す職場でも師の存在は不可欠だ。
師は、培ったことを惜しげもなく弟子へ注ぎ込む。弟子は全てを継承し、さらに発展させていく。
何も芸術文化などにだけに師弟があるわけではない。
人生という大舞台においても同じ事がいえる
「人間は師匠の存在があってこそ、深く人生を学ぶことができる」とは、ハーバード大学ドゥ・ウェイミン教授の至言
一つの事を成し遂げる為、努力を惜しまず地道に技と心を磨く匠には、必ず共通点がある。
それは、
報恩感謝
です
師弟共に伝えていくもの
それは
心
ではないだろうか
今
こういう時代だからこそ
大切にしたい
