引き続きネタバレと辛口になるかと思いますのでご注意下さい。
さて。
ストーリーは置いといて、舞台や俳優さんについての感想。
この舞台でとても良かったと思ったのは、照明と舞台セット。
正面から見ると菱形に見える、赤い炎を現す照明や、回想シーンでのややオレンジがかったノスタルジックな照明がかなり効果的でした。
またセットは上手、下手に張り出した多目的な段と、中央に階段を持つ中段のステージがあり、あとはすべて吊り下げや、陣幕などを使い、不必要に長い暗転を必要としませんでした。
そのため、転換がスピーディーで、しかも出捌けの暗転の回数も少ない。
ヒーローショーなどで多用される、衝立に隠れて素面から変身後へ移行するような手法が使われており、ヒーローショーの脚本なども手掛けるきだつよし演出だからだろうか?と思ったりしました。
主役オウカを演じた町田慎吾さんは、じゃにいずの方だそうですが、殺陣に慣れている方のようで、静止がとてもきれいでした。
激しい殺陣であっても動きがきれいで、ピタッと止まれます。
ツムギを演じた平間壮一君こと、壮ちゃん。
軍師、という役柄なのであまり殺陣はなく、どちらかというとサービス的に得意なアクロバティックなダンスの動きを取り入れてました。
壮ちゃんは笑顔が癒し系で魅力的なのですが、後半はそれをほとんど出せません。
ただ、「笑わない」だけでは、後ろの方の席に伝わりにくいので、声の出し方や、立ち方、むしろ冷たく笑って残虐性を感じさせるなど、これからいろんなアプローチを知って欲しいなあと思います。
シュゼンの倉貫匡弘さんのやられた時の演技が素晴らしい!
ゲンシュウに殴り飛ばされたり、溺れてへたりこんだ演技のリアルな感じが凄かった。
しかも、それ以外がいかにも冷徹な知将…という感じなので、その生々しさとの対比が凄く良かった。
ヒャクタカ役石倉さんが凄く動ける人なので驚いたんですが、ACファクトリーにいた方なんですね。
そりゃ動けるはずだ。
動ける上にコミカルな味をたっぷり含んでいるとか、ズルイとしかいえん!!
シュリノスケ小野健斗君は病み上がりだったせいか?、軍師ツムギよりも明らかにうでが白くて細くて、ちょっと残念。
もう少し筋肉がつくといいね。
ただ声とかは、少し張れるようになってたかな。
モンスターボックスやコードギアスの時はちょっと気の毒だったから…。
それとも音声さんがいいしご(ry……。
ゲンシュウの笠原さんは、様式美みたいなものを狙ってるの?
セリフ回しがいちいちおかしい。
セリフ自体も、なんだか一人だけ歌舞伎みたいに大仰でものものしいのよね。
「なーにー?」
「未曾有の恐怖を味わわせてくれよう…。」
とかさ。
でもゲンシュウ軍の大きな旗を使ったダイナミックで様式的な殺陣は、笠原さんの体格と風貌だからこなせる場面だよなー。
真っ赤な軍旗を担いで見栄を切るようなシーンは、凄く素敵だった。
さて~。
お目当てのきみちゃんこと戸谷公人君。
お調子者で、ちょっと意地悪で(シンパチにだけ)、だけどオウカに心酔してからは、まるきり捨てられてた子犬が拾い主にすがりつくような表情をちょいちょい出すは、なんかもうどうしたこのデレっぷり捨てないでねってかこのヤロウ!!状態。
あっぶねー!!
うっかり萌えた(笑)
主君を裏切ってゲンシュウ軍に入ったものの、居場所はどこにもなく、やっと見つけた夢=オウカに全部賭けた…って感じですか?
あー、バカバカもう可愛い!!
最初にツムギに撃たれた時、たぶんコウエイの身体はほとんど死んでるんだよね。
オウカを守りたい、オウカについて行きたい、その心だけで生き長らえた感じ。
だから自分の実力では絶対に倒せるはずのないシュリノスケとの戦いに、自分ごと鉄砲隊に撃たせる…という壮絶な方法を選んだ。
ツムギのためじゃない!と言い切ったシュリノスケは、どんな結末を夢見て倒れたんだろう?
コウエイは太陽に向かって突き進んでいくオウカを思い浮かべながら死んだと思うね、絶対。
でも私はここでは泣けなかった。
泣いたらもったいないような気がして。
一番の見せ場なんだもん。
泣けたのは、町田さんが倒れたツムギを抱き起こすとこかなあ。
さながら青鬼からの手紙を読んでる赤鬼みたいに。
自分に椎名を託すために。
自分を英雄にするために。
震えている肩が素晴らしかった。
そして『泣いた赤鬼』だな…と思っているのに、頭の中でずっと
「ごん、おまえだったのか。いつも栗や木の実をくれていたのは…。」と『ごんぎつね』がリフレインしている私ってやつはどーなのか?と。
町田さんの演技や謙虚な姿勢は素晴らしいと思うのに、「でも顔がタイプじゃない…。」とか思ってる私はなにさまなんだ!と…。
今日は千秋楽だったのでカーテンコール、5回くらいありました。
一人ずつの挨拶の時、ちょいちょいふざけている唐橋さんを倉貫さんときみちゃんがいちいち咎めて笑ってるのがおかしかった。
笠原さんの挨拶の時、壮ちゃんと町田さんが、きっちり笠原さんの方へ体ごと向けて、校長先生のお話でもきいてる中学生みたいにしているのが可愛かった。
最後に演出のきださんも壇上にあげられて挨拶されていました。
4回目の時にすでに鎧脱ぎかけていたらしいきみちゃんを、笠原さん、倉貫さん、唐橋さんでみんなで紐を結んだり、帯を巻いてやったりしている様が可愛くて仕方なかった。
この作品が完璧なものだとか、特別なものだとは思いません。
でもエンターテイメント作品として、かなり満足できる作品だと思います。
もう1回くらい見ればよかったかなあ?
そして健斗くんときみちゃんはあと10kgくらいずつ太っていいと思う。
はー。
自己満な日記ですみません。
読んで下さった方、ありがとうございました。
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