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 その日、ちゃんと席替えがあった。
 くじ引きだから・・・・運の悪い俺はきっと当たらないだろう。
 順番に、番号が書かれたカードを引く。
 当たれ、当たれ、当たれ。
 その結果は・・・・・俺は教室のはしっこの席をひいたみたいだ。
 肝心のはるかチャンは・・・・・ぜんぜん違うところにいる。
 サイテーだよ・・・・。
 がっかり肩をおとしていたそのとき、誰かがこっちに来た。


 「ひとき!お前はるかチャンのこと好きなんだろ?俺となりひいた。
 ああいう物静かな子苦手だから、変わってやるよ」
 「まじで?」
 「うん。いいよ」


 うっそー!今日で一生分の運を使い果たしたみたいに嬉しかった。
 担任に気付かれないようにカードを交換して、俺ははるかチャンの机と俺の机をくっつけた。


 「となり・・・・・よろしく」
 「・・・・・こちらこそ」


 はるかチャンは、とても小さな声で返事をしてくれた。
 もう俺、しゃべっちゃったし!
 気分は最高に達して、他の人はどこへ行ったかを確認した。
 そのとき・・・・前にいたのは、ふうか。
 ふうかは俺のほうを向いて言った。


 「よろしくね~ん♪」
 「あぁ・・・・・」


 がっかり~。きっと気の強いふうかに俺とはるかチャンの時間を邪魔されるだろう。
 でもいいや。近くにいるだけで・・・・・ほっとする。
 はるかチャンは、またいつもの分厚い本を開いて自分の世界へと入っていった。


 「かわいい・・・・・」


 気付かれないようにつぶやいて、ほほえんだ。
 早く放課後になって、マスターに相談しよう!!!!!
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