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Internship in the Philippines

フィリピン マニラでのインターンシップブログです。

こんばんは。
インターネット環境がやっと良好になりました。

昨日のことを書きます。
昨日は、日本から来たスタディツアーのグループに他の日本人インターン生とともに通訳兼参加者として同行させていただきました。
通訳といったら聞こえはいいですが、このスタディツアーのグループには英語が堪能な学生が多いうえに、私の英語力もたかがしれてるので(笑)、参加者としての役割の方が正直多かったです。

午前中は、マニラのゴミの多くが集められているというパヤタスへ行き、はじめて直接スモーキーマウンテンをみました。写真などで目にした方も多いとは思いますが、実際に強烈なにおい、その付近で生活している人を間近て感じ、見ると、言葉にはならない感情がこみ上げて来ました。以前はもっと高いゴミ山があったそうなのですが、洪水により崩れ、それに埋れて多くの人が亡くなってしまったそうです。
パヤタスでは、かつてゴミ山に住んでいた人々を支援するNGOを訪問し、そこの職員の方が説明、案内などをしてくれたのですが、実際に以前住んでいたという方数名も来てくださり、お話をうかがうことができました。そもそもなぜ人々がゴミ山に集まるのかというと、その中からまだ使えるもの、プラスチックなどを再利用、つまりそれらを売ってお金にできるからです。プラスチックは、ゴミ山の下にある川で洗浄し、キロ単位で売れるそうです。最近政府の介入により、ゴミ山に入るために会員登録しなければならず、そのためには登録料と制服を買うお金がいります。日本円で400円くらいなのですが、そのお金を支払えない人もいます。そういう人たちは、お金になるゴミのあるところにはいけず、残り物のゴミを拾い、自分の生活のために使います。1人のゲストスピーカーの女性は、ゴミ山で拾った食べ物を食べて、彼女とその子供も食中毒にかかってしまったそうで、病院に行くお金もなく、とても苦しい思いをしたそうです。

日本でなに不自由なく生活している私たちに、このような暮らしが想像できるでしょうか。
もう1人のゲストスピーカーの方は、夢は10人の子供たち全員を学校に送ることだと話していました。
私がこの人たちにできることはなんだろうと考えると、一人でできることなんて本当に皆無に等しくて、だから同じ志を持った人々が集まるNGOが存在する。それでもお金も人手も足りてない。国際協力、途上国支援ってなんなんだろうと改めて考えさせられます。そして、ただただ、自分がいかに無力な存在であるかを感じます。この国の現実を知った私には、何ができるんだろう。。
考えることがいっぱいです!

長くなってしまったので、午後のプログラムについては次に書きます!