大和三山「天の香久山」 | Risan 四季写真 と 合間の農作業

大和三山「天の香久山」

おはようございます
       


今日からの東京行きで毎日ブログをどうしようかと
4年前に登った大和三山の記事をリメイクして予約投稿で対応します
尚 コメント欄は開けておきますが返信は東京から帰ってからになりますがあしからずです m(_ _)m


大好きな明日香・藤原京跡を訪ねた時 写真の背景としていつもお世話になってるお山 奈良大和三山 一度は登ってみないと失礼なのでね

まずは天の香久山から登ってみます
まずは案内板をじっくり見てね


今までは見てるだけで香久山に登ろうとは思わなかったのに急に登りたくなった理由は
先日 訪ねた熊野の玉置神社の祭神に呼ばれたからなんですよ
香久山には玉置神社の祭神 国常立尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊・天岩戸の神社があるのでこれは見て来なくっちゃと思いたちました


香久山の麓に到着しました

この柱は私の誕生日の七月十四日に建てられたのを知って増々興味津々にね


万葉集とか小倉百人一首でも有名な天の香久山です

(ピンボケですみません)


さて 何処から巡ろうかな?

ここから真っ直ぐ登れば頂上みたいですが 北端の天香山神社(アマノカグヤマジンジャ)から見て行く事にしました


山裾を周って行くと二上山の眺めの良いところにでましたね



そして少し行くと天香山神社に着きました






やっぱりありましたね

"ひさかたの天の香具山この夕霞たなびく春立つらしも"


この石碑 波波迦(ハハカ)よく解りませんでしたけど

「波波迦」帰って調べてみたら なんと凄いことがわかりました
この天香山神社の「波波迦の木」が令和天皇の大嘗祭の儀に使われたそうです
ネットから調べたものを転記しました
波波迦の木とは いばら科の木で、現在は朱桜(にはざくら)という木です
 うはみずざくら・こんごうざくら・かばざくら・かにわざくら等の別名があります
 平成2年の大嘗祭関連の諸儀で「斉田点定の儀」の亀占に用いるため 波々迦を宮内庁の御下命により奉納致しています

もっと知りたいお方は次記のサイトを見て下さい https://nihonshinwa.com/archives/12767
こんな凄い木があったのに解らずに帰って残念でした


天香山神社続けます



拝殿前

この白黒の石は何でしょうね  調べましたけど解りませんでした


拝殿内です

その先の本殿前も見るべきところがありましたけど見逃してしまいました
神社参拝にはちゃんと予備知識が必要なのを痛感しましたね


いよいよ頂上目指して香久山を登っていきますよ


最初は道端の草刈りが丁寧にしてくれてましたけど 急斜面にかかり始めたあたりから路に笹が被さりはじめました
農作業をしているのでこれくらいは特に気にはなりませんでしたけど 久し振りの登りの山道 膝が悲鳴を上げだし始めましたね

そうこうしてるうちに山頂近くにきての振り返り写真です

木立の見える向こうあたりが急斜面です


尾根筋に上がってきました

後ほんの少しで頂上ですね


標高152mの頂上に着きました

これが国常立神社です  少し期待外れもありますがね


社前で手を合わせてね



頂上は広場になっていましたね



そして 此処から見える畝傍山と遠くの二上山もなかなかの良い眺めです



一休みして ここから下ります



途中にムラサキツユクサ 癒されますね



頂上広場から少し下ったところです

下から登ってきた女性がスマホしながらどんどん登っていきました


この地点は三叉路になっていて さてどちらへ行けばいいのかな?



頂上下の三叉路から下ってきたら此処に出ました

あちゃ~そうです スタート地点に戻ってきてしまいました
気を取りなおして 天岩戸神社に向かいます


山裾を南へ歩いて行くと一旦村に入り路地を歩いていくとありましたね



鳥居をくぐり短い参道の途中にまだ紫陽花が咲いていましたよ



天岩戸神社です

全国各地にある天の岩戸 ここにもありましたね
天照皇大神 弟神の須佐之男命が乱暴すぎて天の岩戸にお隠れになった古事記のお話しはあまりにも有名ですよね



拝殿の中の壁に岩戸からお出ましの天照皇大神の絵

右で踊っているのが天宇受売(アメノウズメ)です


反対の壁には天の岩戸と七本竹のお話しの絵がね

天照皇大神がお隠れになりお出ましのために天宇受売が踊った時、手に持っていた竹笹が「七本竹」と呼ばれる由縁らしいです ここの岩戸石の周りに 毎年七本生え、七本枯れるという言い伝えらしいです


拝殿の裏に回って岩戸石と七本竹を見てきました



残るは伊弉諾尊・伊弉冉尊の社を求めて 再度香久山に登っていきました
登り始めて栗畑です



そこから更に登っていくと伊弉冉尊の社がありました



頂上の国常立神社の造りに対応した社です



そこから5分くらい登ったところにある伊弉諾尊の社です


これで香久山散歩が完了ですが この場所からスタート地点に戻るには山の反対側なのでどう戻ろうかと迷っていたら 山上からおばあちゃんが降りてきました
ちょっと挨拶したら 気が合ったのか20分くらい長話になりました
失礼ながらお歳を聞いたら74歳とか そして元は和歌山県人 年齢育ちが同じくらいだから気が合ったのかな
お話ししてる時に蚊の集中攻撃を受けてたら虫よけスプレーを掛けてくれたり優しく元気なおばあちゃんでした
お婆ちゃんにブログに載せたいから写真撮らせてもらっていいかなってお願いしたら
顔出し無しで後ろ姿ならいいよと撮らせていただいた写真がこれです

これからも元気に山登り続けてくださいね


お婆ちゃんと別れ 山越えでスタート地点にもどることにね
ほんの少し登っただけでさっき通った山頂下の三叉路に着きました

さあ これからは下り坂のみです

奈良大和は神話の里 次は畝傍山か耳成山か はたまた二上山
昔の登山好きが刺激されましたね

明日は耳成山編です お楽しみに (^_^)/