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発達科学コミュニケーション 

宮本理沙です。

 

9歳、10歳なった我が子、

・最近勉強についていけていない

・親の言うことより、友達やYouTubeで言っていることのほうを信用している

・3年生までと比べて変わってきたと感じる

・学校に行きたくない。と訴えることが多くなった

などの変化を感じていることはありませんか?

その変化、「小4の壁」かもしれません。

 

「小4の壁」は、9歳の壁、10歳の壁ともいわれるもので、この時期の発達段階として、

文部科学省の「子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」でも取り上げられています。

 

 

自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著になる(いわゆる「9歳の壁」)。

身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、

自己に対する肯定的な意識を持てず、自尊感情の低下などにより劣等感を持ちやすくなる時期でもある。

 

引用:文部科学省

 

「小4の壁」とはどのようなものなのか?

小4の壁は主に、学習面と対人面の2つの変化によって現れます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

♦︎学習面の壁

学習面においては算数と国語でつまづきやすいと言われています。

 

算数では、小学校低学年(1〜2年生)頃までは具体的な足し算や引き算を習いますが、

小学校中学年(3〜4年生)頃になると 足し算や引き算に加えて、割り算やかけ算が登場し、

抽象的な内容に変化していきます。

 

国語や他の教科においても、読解能力や思考力が問われ「考える力」が必要になってきます。

 

♦︎対人面の壁

対人面では、9歳を過ぎると周囲や自身を客観視できるようになります。

周囲と自分の能力の差を比べるようになり、自分が周囲よりも「劣っている」と感じた場合、

自分の評価を下げてしまいやすく、自己肯定感が育ちにくくなります。

 

発達障害のある子にとってこの2つの壁はとても大きく、乗り越えるためにはお母さんや周りのサポートが

とても大切になってきます。

 

その方法は、「考える力」をつけるためのコミュニケーションを取る!ということです。

具体的には、①褒める、②共感する、③感謝を伝えるということ。

 

①褒める

子どもの言ったことや行動に対して、否定から入るのではなく、

「よく思いついたね」

「そうなんだ!」

「ここまで頑張ってできたんだね。」

と具体的に褒める。

 

②共感する

諦めたい気持ちや落ち込んでいる時にも

「そう思ってるんだね。」

と気持ちを受け止め共感してあげる。

 

③感謝を伝える

「教えてくれてありがとう」

「手伝ってくれてありがとう、助かったよ」

と伝える。

 

こうした関りで、子どもは自信を持てるようになり、

自己肯定感が上がって友達関係や社会でも自分で考え乗り越える力がついてきます。

 

だんだんと思春期に近づくこの時期にしっかりと親子のコミュニケーションを取って

子どもの自立に向けての支援をしていきたいですねニコニコ

 

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