いじめ問題から、子育てを考えてみる。 | ★子育てに自信のないお母さん応援日記★

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保育士の目線から語る、お母さん達応援日記!
少しでも、心のモヤモヤが晴れてくれたら、いいな。

昨日読んだ本の中に、こんなことが書いてありました


「学校カウンセラーから聞いて分かったことですが、いじめる子、いじめられる子ともに99%共通していることは、親から「叱る」という形でいじめられて(虐待されて)いるそうです。」

(ユダヤ人の子育ての秘訣より引用。)


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今日はちょっと、子育てのその後・・・・・・・
少し大きくなった子どもたちの成長から、乳幼児期の子育てについて考えたいと思います



先ほどの本の内容ですが。。


まず、ここで「叱る」と表現されている内容は、私が以前書いた記事

叱るの?怒るの?

の中で表現されている、「怒る」というものだと考えてもらって大丈夫です




そして、「親から叱られること=虐待」と表現されていますが、これは少しおおげさ・・・というか、言い過ぎかなぁと思います




という、細かい部分について、「うーん」と思うことはあるものの、その内容は、考えさせられるものですよね。




最近多い、いじめに関するニュースですが、そのいじめる側・いじめられる側両方が、親から怒られて育ってきた、といっています。



ここで言う「怒られる」とは。


子どもの人格を否定するような怒り方であったり。
子どもを自分に従順であるよう育てていたり。
子どものできないところにばかり目を向けて、否定したり。


そういった育て方を、何年も続けてきた、ということです。



そうやって育てられた子は、大きくなっても親からの愛情を感じられず、自分を「ダメなやつだ」と否定してしまう傾向にあります

これは、私がよく使う言葉セルフエスティームの低下です

(セルフエスティームとは・・・自分を好きで、大切にしようという気持ちのことです。私が、子どもを育てる中で一番大切にしていることです。)




そうなると、自分よりできない子を見つけていじめることで、「自分はこいつよりもできる」と、自分自身を慰めるようになり、いじめが始まります

いじめられる側は、親から叱られるままである子が多く、最初のいじめで「いじめっ子」の心を満たしてしまい、それがエスカレートしていきます。
(いじめっ子は、自分に従ったりおびえたりする様子をみて「自信」を持ってしまうのです。)





つまり、いじめる子も、いじめられる子も、その前から心に傷を持っている、ということです







もし、セルフエスティームが高かったら。

いじめなんてせずとも、自分が好きで、自信を持てています

いじめられかけたとしても、上手に交わせる力を持っています


というか、いじめる側は、「自分を好きで大切にしている人」はいじめがいがないのです。






こうやって見てみると、子育てがその後の育ちに与える影響の大きさがすごーーく分かりますよね




子どもは、

「自分は愛されてる」
「受け入れてもらえてる」
「大切にされている」
「自信を持っていいんだ」


と思えると、セルフエスティームが高くなります




「こうしなさい!」「ああしなさい!」というのは、子どもをコントロールしようとしている部分がありますよね

それよりも、子どもの発達や気持ちを知って、理解して、「そのまま」を受け入れることの方が、実は楽なのかもしれません

おまけに、子どものセルフエスティームも高まるんですから、言うことなしです(笑)




イライラしてしまいがちなお母さん、少しでも「楽に」子育てをして頂ければ、嬉しいです心