こんにちはー
今までの記事でもちらっと書いたのですが・・。
今日は「叱る」と「怒る」の違い
まぁ、単純な言葉の意味は知ってたって、知らなくったって、どっちでもいいと思うけど
子どもと接するとき、「怒ってしまいそう」になったら、意識して「叱る」にシフトチェンジしてもらえたらなと思って記事にしています
怒るっていうのは、感情のままに子どもに怒りをぶつけることです
イライラしたとき、そのイライラを子どもにぶつけたら、それは「怒った」ことになります
叱るっていうのは、子どもにとって必要なことを、あえて厳しく伝えることです
イライラしたとき、一呼吸おいて、本当に子どもの成長のために必要だと思うことを伝えるために厳しい口調になることは「叱った」ことになります
違い、分かりますか???
怒るのは、自分のためなんですよね
自分のイライラをぶつけて、スッキリしたいだけなのです。
叱るのは、子どものためなんですよね
子どもの成長に必要だから、叱るんです。
私ね、昔働いてた保育園の先生で、どうしても好きになれない保育をする先生がいたんです。
その先生はね、怒るときすっごく怖い。
子どもだけじゃなく、私も怖いくらい、とにかく怖い。
その保育園では、子どもと一緒に先生もご飯を食べていて、いつも
「私の隣来てー!」「僕のとこ○○先生がいい!」
なんて声が、食事前には響き渡るんですよね
その日、たまたまJちゃんの隣にその先生が座り、私は違うテーブルに座ったんです。
そしたら、Jちゃんが
「えー、私の隣りさこ先生来て欲しかったなぁ」
って言ってくれたのです
私にとっては嬉しい一言ですが、その先生にとっては不愉快な一言ですよね。
自分が隣に座ったのに、他の先生が良かったって言われたら・・・ね
そしたら、その先生。
「うーーわ!なにその言葉?先生傷ついたわ。
分かりました、もういいです。
Jちゃんの隣には、先生もう座りません」
って言ったの。
しかも、かなり冷酷な感じで。+、めちゃくちゃ冷たい目線でJちゃんを睨んで。
そして、そのまま他の子のところに移動。
Jちゃん、怖くて何も言えず、ただひたすら困った顔をしていた。
そのまま「いただきます」をして、Jちゃんの食欲は明らかに落ちてて・・・。
それを見た先生。
「Jちゃん、先生に何か言うことあるでしょう?」
ってさ。
Jちゃんは、泣きながら
「ごめんなさい、ごめんなさい」って謝ってた。
私ね、この場面見たときに、すごく嫌な「怒り方」する先生だなぁ・・って思ったんです。
この先生は「人が傷つくような言葉を言ってはいけない」って子どもに伝えたかったんだと思う。
それ自体は、大切なことですよね
だけどね、Jちゃんは、怒られて、「そっか、人の気持ちを考えないと」なんて、これっぽっちも思わなかったはずです。
それよりも、先生は怖い、怒らせちゃいけない。そんな気持ちが心を支配しているのではないでしょうか?
そして「怒られないように」という視点で、行動していくことになるんですよね。
こんなの、子どもの成長のためとは、私は思えません。
この先生は、Jちゃんに「叱った」のではなく「怒った」のだな、と感じました(-""-;)
もし、本当にJちゃんに「人の気持ちを考えることの大切さ」を伝えるんだったら。
私なら、Jちゃんに考える時間をもたせます。
「Jちゃん、今の言葉、先生は傷ついたよ。なんでか分かる??」
質問することによって、Jちゃん自身が、「自分の言葉が人を傷つけたこと」に気付いて欲しいからです。
声を荒げたり、冷たく言い放ったり、睨んだり。。。
そんなことは絶対しません。
これが「叱る」ということだと思います
子どもに対して、イライラしたとき、それをぶつける前に自分が「怒ろうと」していないか?考えてみてください
もし、「怒りそう」になったら、一呼吸おいて「叱る」ように意識してみて下さいね