好き嫌いの激しい子どもっていますよね
特に、野菜嫌いの子どもは意外と多いです(><;)
だけど、健康に育ってもらうためにも、栄養をたっぷり摂って欲しい。
それは、親としてみんな同じ願いだと思います
今日は、好き嫌いの多い子どもの食事について、私の考えを書きたいと思います
保育士をしていると、必ずクラスに数人は「食事のとき大変な子」というのがいるんですね
偏食であったり、食べるより遊んでしまったり、食べるのが遅かったり。
私の今まで経験した保育園では、こういう子どもたちに対して、
「基本、怒ってでも最後まで食べさせる」
というやり方をしていました。
あ、でも、もちろん、好き嫌いはしっかり理解しているので、嫌いなメニューのときは量を減らしたり、小食の子とたくさん食べる子では量を調節はしていましたよ
うーん、でも。
私はこのやり方に、違和感を感じていました
それは、なぜか。
それは、そのやり方では、食事の時間が嫌いになってしまうのではないか、と感じたからです
この記事でも言いましたが、子どもって基本的に「したくないものは、しない!」主義なんですよね。
それが、嫌いな食べ物であっても同じです
「嫌いなものは、食べない」です。
それが、子どもの本来の姿です
だから、嫌いな食べ物を出したときに、食べるのを嫌がるのが普通なのですね。
それを、無理やりにでも食べさせると言うのは、子どもにとっては大きな苦痛でしかありません。
それが、たまになら良いですが、基本的に毎日繰り返されるわけで、そうなると、食事の時間自体がイヤになるのは自然な流れだと思います
でも、だからと言って
「嫌いなものは食べなくてもいいよー」というのは、無責任だなぁとも思います
食べることは、丈夫な体を作ることに繋がっているから。
基本的に、「受け入れましょう」主義の私も、そこは「受け入れる」だけではダメだと感じています
では、どうずれば良いのでしょうか。
私は、子どもの食べられる量だけ、食べさせるという形を推奨しています
この食べられる量は、その子によって違いますよね
ただ、どんなに嫌いでも、一口も食べさせないということはありません。
めーーーーーっちゃくちゃ嫌いな場合は、一口だけ、食べてもらいます。
それは、食べられるようになったときの喜びを知ってもらうためです
小さいうちは、なかなか食べられなくても、大きくなると好き嫌いが減ることはよくあります。
そんなとき、嫌いだからと食べさせていないと、一向に食べられるようにはなりません
だけど、私は食べることにストレスを感じて欲しくない。
だから、一口だけ、もしくは食べられるだけ。というやり方が一番かなと思っています
あ、もちろん、食事の作り方を工夫することで、たくさん食べられる場合は、そうしてあげてくださいね
で、食べられる量だけ食べてもらうのですが、そのときに大事なのは、食事の雰囲気です
家族でわいわいでもいいし
好きな音楽をかけてもいいし
ママと二人で、じっくりお話しながらでもいいし
お友達と一緒にでもいい
とにかく、楽しい雰囲気をつくることが大切です
それだけで、本当に、食欲が変わります
雰囲気が楽しいと、食事の時間が嫌いになることもないですよね
そしてそして、子どもが嫌いなものを食べたとき。
たとえ、どれだけ少量だったとしても、その頑張りはとっても大きなことです
たくさんたくさん褒めてあげてください(^_^)v
一口さえも、どうしても嫌がって食べない場合は、その子の目の前で、さらに小さくして
「じゃあ、これだけなら食べれるかな?」
と子どもが納得するサイズで食べさせてみてください
もはや、食べたうちに入らないサイズになると、大体の子は食べてくれます
最初は、それでもOKです
栄養面は確かに気になるのですが、この時期は、違うもので栄養を補うようにしましょう
嫌いなものを無理に食べさせて、「今」の栄養面を気にしすぎると、もっと体が大きくなって栄養が必要になったとき、食べなくなります。
それよりも、「今」楽しく食事をして、食べることを好きになってもらえれば、将来好き嫌いが減っていくのではないでしょうか?
小さいうちは、「食べること」=「楽しいこと」
そんな方程式を子どもの中に作っていくことが大切だと私は思います
好き嫌いをなくしていくのは、その土台ができてから
無理に食べさせなくても、1年もすると、嫌いなものを食べられる量もグンっと増えていますよ