ジャマイカライフ二日目 ラスタについて

Good morning☆2013.9.1
ジャマイカ二日目の朝です(*^_^*)

私達、洋上留学性はほとんどがピラティスのインストラクターの資格を取得しているので
朝から、プライベートビーチのそばの建物で、ピラティスをしました(*'▽')
 
 

潮風が最高に気持ちいい~( ;∀;)

最高の朝のスタートです☆☆
ジャマイカにきて、こんな綺麗な景色を見ながらピラティスが出来るなんて夢にも思っていませんでした。


そのあと、豪華な朝ごはんをいただきました。
 


ホテルのマネージャーのフィリップと今回の旅のツアーコンダクターの久美子さん(奥様)が
毎日手づくりの美味しい朝ご飯を作ってくれました。私たちは本当に本当に幸せ者です。

 

基本的に今回の留学は詳しいスケジュールなどは教えてもらっていなくて、前日に発表されるという感じで毎日が楽しみでした☆
今日は、ラスタビレッジという施設に一泊二日で宿泊するということだけ聞いているだけで、何も知らないまま現地に向かいました。


少し山奥に進んで行くと、施設が見えてきてバスから降りて茂みを
進んで行くと、ラスタビレッジのオーナーさんとハド(この後友達になります)がラスタの挨拶で出迎えてくれました。
 


ここでラスタビレッジとは何か??ということをジャマイカの歴史を通して説明してもらいました。

ここで皆さんに質問です。

「ラスタ」という言葉を聞いてどんなイメージを持ちますか??

だいたいの人が
ラスタカラー(黄色、赤、緑)
レゲエ
ドレッドヘアー
マリファナ

などをイメージするかと思います。

 

でも、本当の「ラスタ」というのは、ドレッドヘアーでマリファナを吸って陽気にレゲエを唄っているジャマイカ人ではありません。
本当のラスタというのは、ジャマイカが壮絶な歴史背景から生まれた、奴隷制度の回帰運動から始まったといわれています。


ここラスタビレッジは「真」のラスタを人々に伝えていくために作られた施設でした。
では真のラスタとは・・・・・少し説明します。

もともとジャマイカは1492年にコロンブスに発見されてからずっとスペイン領でした。
その後イギリスが権利を奪い取り、占領しました。
その時定められた奴隷制度というのが、歴史的にも史上最悪なものでした。


アフリカから大量の黒人がジャマイカに連れてきて、サトウキビのプランテーションで死ぬまで働かせました。
逆らうものは虐殺。レイプして子供が生ませ、親を殺して子供に「逆らったら殺す」というのを植え付ける方針もありました。
黒人たちにとっての娯楽の文化であるドラムさえも奪い取り、同じ言語を話す人を傍におかなかったりしたらしいです。

話もできず、日々虫けらのように扱われ働かされ、アイデンティティーも何もかも捕られるという
聞くだけでぞっとするような制度が実際にあったなんて、平和に生きてきた私にとって信じられないような話です。

その中でも、自分たちのアイデンティティーを取り戻そうと立ち上がった人たちがラスタマンです。
当時、イギリス軍から逃れるために、ジャガイモの袋をかぶって森の奥へ逃げたらしいです。
見せてくれました。
 


ラスタマンは自然とともに共存する生活をしているので、お肉もミルクもとりません。全て手摘みしたフルーツや野菜、ハーブをつかったものしか摂取しないのです。
 

お砂糖や塩も使わないので味は薄いのですがとても健康的で美味しいものもありました。

また、ラスタマンはマリファナを神聖なものとして扱っています。(旧約聖書にものっているくらいです)
快楽のためにではなく、瞑想の時やリラックスするために使ったりすると言っていました。
私は、奴隷の時だったなごりが今でも残っている感じがしました。
発散するところが、なかったからマリファナを使って精神を解放しなければ生きていけなかったのではないのか・・・。と考えました。

また、ラスタマンは奪われていたドラムで
自己を訴えかけるかのように、一日中叩き続けていました。

夜通し続いたドラムの音色は今でも頭の中をよぎります。

 

またラスタマンは居住地を持たず住む場所を変えたりして生きています。
私たちはラスタビレッジで一泊したのですが、お風呂もないので
川で体を洗っている人もいました。笑
本当にサバイバルでした。

 

ラスタとは、自分たちのアイデンティティーの確立だったり、自然と共に共存するといった
信念のことをいいます(*^_^*)ボブマーリーもラスタマンだったらしいです☆

 

一泊二日でラスタマン達と過ごしたことで、自分も自然に帰って野性児になった感じがしました。

ドラムセッションで皆で踊ったり
 

川で遊んだり
 

工作したり
 

朝からフルーツをとりに行ったり
 

またラスタマンは皆こころがキレイで、どこかスピリチュアルなところがあり
夜皆で瞑想して、エネルギーの生み出し方などを教えてくれたりしました☆

この夜が私にとって一番印象深かったです・・・・。

欲がない人のほうが、エネルギーが多いと言っていました。
(欲が多い人はいろんなところに放出しているから少ないらしい)


ハド
 


ラスタの人たち
 


かなり交流が深かったので、とても仲良しになり
ラスタビレッジを出てからも二回ほど私たちに会いに来てくれてお見送りまでしてくれました!
ラスタマンはとっても愛情深い人たちばかりで大好きになりました(*^_^*)


私たちが初めての宿泊者だったらしくて
普段は観光客用にラスタの人の生活が体験できる半日コースとかがあるらしいです。

でも個人的には、一泊二日して初めて、ラスタの人たちと深く交流出来たり
生活を体で実感することが出来たと思うので、本当に宿泊してよかったと思います。(でもかなりサバイバルなのでご注意を)


ジャマイカに来たらここはすごくいい経験ができると思います( ;∀;)