過ぎ去ったこと
ああそういえば、と思い出して
YUKIの『2人のストーリー』を聴いたのだけれど
もう今までみたいな感傷的な気持ちにはならなかった。
あっという間に4年が経った。
2010年の10月のブログには4回もこの曲が登場していた。
それは確かに当時のわたしの混乱した気持ちにぴったりだったし
これから先、毎年10月にはこの曲を聴いて切なくなるのだと確信していた。
それでもやっぱり時間が過ぎれば薄れてゆく。
あの頃みたいに心臓をぎゅっと掴まれるような切なさはやってこない。
たとえ忘れられないとしても、記憶は少しずつ美化されてしまう。
たまに何かの拍子で昔の記事を読み返すと
忘れかけていた大切なことに気づくことがある。
だから少なくともわたし自身にとっては
このブログを続けてきたことに意味はあるのだ。
たとえばわたし一人ではここまで来られなかったことなんか、
walking in the rythm
シャワーを浴びてさらさらの髪と
メイクを落としてさばさばの顔で
背筋を伸ばして
なんてことない顔して
駅を闊歩しているのがわたしです。
どんな身なりよりも絶対的に
背筋を伸ばすということが
わたしにとってのプライドのような気がする。
今夜は風が涼やか。
先日、フジロックに初めて行った。
それはそれはとても素晴らしいフェスであるという噂話は
耳にタコができるほど聞いていたけれど
本当にまったくその通り
それはそれはとても素晴らしいフェスでした。
瞬間も妥協することなくフル満喫してきました。
帰ってきてからもしばらくは
観たアーティストの曲を聴いていたけれど
今日からは気持ちを切り替えて前向きに
次はSONIC MANIAの予習をしている。
KASABIAN。
今まであまり自発的に聴かなかったけれど
ソニマニに行くと決めて改めて聴いたら
知っている曲(口ずさめるレベル)がいっぱい。
というのもバイト先ではイギリスの音楽ラジオが流れていて
そこでよくかかっているからなのだ。
フジロックでもそうだった。
初めて聞くバンドのライブを観ていると
なんとキラーチューンは知っている曲!
ああこれいつも流れてるやつだ~というパターン。
わたしがちゃんと英語を聞き取れる耳を持っていたら
バンド名も知っているのだろうけどね。
残念ながら知っている単語しか聞き取れないレベルなのである
(ColdplayとかOASISとかMuseとかRadioheadとかしか聞き取れない)。
フェスやら何やらでバンド名を知ったら
多分次回からは聞き取れる。Tha Qemists。
そういうことでKASABIAN
意外とすでに知っていた曲が多いので
SONIC MANIAも楽しみである。
それにしても
フジロックのTRAVISとBiffy Clyroのライブは
方向性は全く違うけれど間違いなくどちらも
とてつもなくエネルギーに溢れていて
めちゃくちゃかっこよかった。
Arcade Fireが本来の目的だったけれど
なんというか作り物感がすごすぎて
(それが彼らが目指すものなのだろうけれど)
やっぱりわたしはそこまで好きにはなれないなあ。
Arcade Fireはサーカスみたいだ、と思っていて
実際に生でライブ(というよりショー)を観て
改めてその印象を強く受けたのだけれど
せっかくならもっと歌にも力を入れてほしいなと思った。
TRAVISもBiffy Clyroも歌が圧倒的に良かった。
やっぱりわたしのバンド好き嫌い判断の大部分は
歌にかかっているのだなあ。
そうしてやっぱり
ああわたしも歌いたい、という気持ちを
捨て切れずにいる自分のことも
心のどこかで好きなのだろうな。
音楽からはきっと一生離れられない。
フジロックのことを楽しみにしすぎていたせいで
気付けば人生最後の大夏休みが始まっていた。
ああ、どこで何をしていても音楽が聴こえていて
口ずさんでも踊っても眠ってもよくて
目が覚めている間はずっとそこに居たいと
いつも思ってしまうよ。
そういう、素晴らしい世界。


