レジでお客さんの対応をしていたら、同僚がこの人助けてやって!って言って女性を連れてきた。
チラッと見たところ、その方が
日本人ではない確率99パーセント
と思われたお役に立てず申し訳ない。
これ、私たちアジア人同士なら一瞬でわかる特殊能力。あと、堂々と助けてアピールするのは日本人ではない確率が高い。と、思う。特に観光地ではないローカルタウンの場合。
アメリカ人には何人だか分からないけど、同じ言葉が少しは分かると思ったらしい。中国語、韓国語、日本語はだいたい通じるやろ!的なノリで。中東系のお客さんは国は違えどアラビア語が通じるから、同じように思う人がいるんだよね。
そのアジア人女性がなにかを必死に聞いてて、言葉がおそらく韓国語、かな?そこで彼女は日本人ではないと100パーセント確信した。
同僚に「I don't know. I'm Japanese.」
って言って、
その時レジで私が担当していたお客さんはたくさん購入されてて、連れてきた同僚はレジできないから途中で交代することもできず。。。見守ってた。
同僚はめんどくさいって思ったんだろうね、どっか行っちゃうし(そういう人なの)、横で並んでいた他のお客さんがそのアジア人のお客さんのカタコトな英語とボディーランゲージで何を伝えようとしているのか一緒に考えてくれていた。優しい。あれじゃない?これじゃない?って。
「チェア!ガタガタガタ!」
って言ってて、椅子が欲しいのかな?って他のお客さんが言ったら、
違うらしい。
しばらくした後、さっきのおそらく韓国人のお客さんがレジに商品を持って来て「これが欲しかったのよー!」っていう風にほぼ9割ボディーランゲージで言ってて。自力で店の中を探したらしい。
正解は椅子の下に貼るフェルトシールだった。
こういうやつ。
なるほど!「チェア!ガタガタガタ!」だ
商品名は「anti-slip stickers for chairs 」だったかな。
これこそまさに英語が話せない人だ。
けど、伝えようとするパワーが強くてすごいなぁって思った。Google翻訳とか使わずに本当すごい。
「Where are you from?」
って聞いても分からなくて、3回くらいゆっくり聞いたらやっぱり韓国って。
「いつアメリカに来たんですか?」
って聞いたら(これも3回くらい言い方変えて)
指を2にして「2ヶ月」って言ってた。50代くらいの方で、本当につい最近アメリカに来たって感じだった。
その後もわからないのにほぼ韓国語まじりの英語で、ほとんど何言っているか分からなかったけどアメリカに来たばかりですごく大変っぽいこと言ってたと思う。レジで店員におしゃべりし始めるのもコミュ力すごい。
韓流ドラマ見てるしなんか親近感。
あと、お肌めっちゃ綺麗だった。
そんな、ちょっと面白かった一コマであった。