こんにちは!
鍼灸マッサージ師、
パーソナルトレーナー、
バスケットボールチームトレーナー
として活動している古屋理紗です。
今回はお世話になっている
ストレングスコーチの山越さんが開催された
「山越塾」参加の様子をお伝えします!
SAFEムーブメント 山越塾
「バスケットボールにおける前後のストップ」
ということで、
School of movementという
ムーブメントトレーニングなどの
教育団体の代表である朝倉さんが
毎週金曜日の朝に横浜で行われている
「SAFEムーブメント朝倉道場」
の山越さんバージョンの朝活になります!
過去の朝倉道場参加の様子はこちら
今回の内容は
「バスケットボールにおける前後のストップ」
特にディフェンスにおける
"クローズ・アウト"
の動作を分解して
ムーブメントトレーニングを行いました!
※クローズ・アウト
ディフェンスがオフェンスとの距離をつめる時に
細かいステップ(いわゆるハーキー)をしながら
近づいていくこと
事前に山越さんから
NBA選手がクローズアウトに失敗して
膝を痛める動画もシェアされていて、
バスケットの動作で
よくありがちなエラーパターン
(止まる時に相手にプレッシャーを掛ける意味で?
つま先重心で大きな音を立てながら
ハーキーをする場合が多い)=ヒップヒンジが出来ていない
ゴールとする動作の説明もありつつ、
その動作を獲得するために必要な
・ヒップヒンジ
(臀筋の使い方)
・脛骨の角度
(止まるために進行方向とは逆)
・適度な足関節の背屈力
(減速足の接地時に極端に背屈しすぎて
接地面が少なくなって不安定になり
下肢への負荷が増えたり、
逆に接地時に背屈が保てないと
つま先での着地となり膝への剪断力が
膝の傷害リスクを高めることになる)
→まさにNBA選手の動画は
減速脚でヒップヒンジが出せずに
つま先着地となったために起こったものです!
これらの説明がありながら
動きを引き出すエクササイズを
行なっていきます!
今回の参加者のほとんどの方が
バスケ経験者だったので、
今まではエラーパターンで
指導されることが多く
「癖」になっている人もいたと思いますが、
エクササイズで感覚をつかみながら
最終的にはジョグ〜ランスピードでの
減速→ジョッキーング※
(※つま先重心のハーキーではなく
次にどの方向にも動きやすいような
中足部重心のハーキー)
というところまで行って、
皆さん感覚をつかまれているようでした!
私も現役時代にクローズアウトは
「オフェンスへのプレッシャーをかけるもの」
という感覚もあったので、
あまり細かく教えてもらった記憶はないですが
とにかくダッシュで距離をつめたあと
キュッキュッキュッと音を立てながら
急激に止まるもの
読みが外れてドライブされた時には
リカバリーするのが大変だったなという
記憶があります。
実際に今のバスケの試合中にも
クローズアウトでオフェンスにつめて
逆を突かれてドリブルで抜かれる
という光景はよく見るものかなと思います。
そもそもクローズアウトのメイン動作である
いわゆるハーキーは
インプレイス(その場で動く)の場合から
かかとを上げてつま先立ち状態で
行うことが多いため、
減速→方向転換前のトランジション※として
使われるはずのクローズアウトでも
つま先着地になってしまうのでしょうか。
※トランジション
様々な方向に動きやすいような準備期間、
まだ進行方向が決まっていない状態
山越さんも言われていましたが、
これは普段のレジスタンストレーニングから
フォワード・ランジなどで
力の発揮方向を身に付けるのが
有効だということです。
たしかに私も女子バスケ選手へ
トレーニング指導をしていて、
フォワード・ランジやデッド・リフトで
ヒップヒンジがしづらいために
脛骨が前傾して膝が前に出てしまったり、
重心がつま先側によりやすいために
大腿四頭筋が優位な状態での
減速・ストップ動作となってしまい
膝に強いストレスにかかる、
次の動作への移行がスムーズにいかない
という場面に出くわすことがあります。
競技スキルとも関連が深い部分なので
トレーナーがどこまで踏み込むべきか、
傷害予防という観点でも
コーチ陣とも
積極的に情報共有したいところです。
そして今回!
今年度引退するまでトレーニング指導していた
今年高校を卒業する
元教え子も一緒に参加しました!
この子は自身が
膝前十字靭帯断裂の経験から
将来はスポーツに関わる
理学療法士になりたいと、
今春から理学療法の大学に進学します!
前々から受験することは聞いていたのですが
先週の卒業式の日に合格報告をくれて、
さらに私のトレーニング指導の日に
勉強をしたいということで連絡がありました。
その時にこの「山越塾」に誘って
行きたいです!と即答(笑)
少し苦戦しながらも
すぐにコツをつかんで動けるようになりました!
たまに声掛けすると
自身の受傷機転がまさしく、
ストップ動作をつま先から入ってしまっての
ノンコンタクトでの受傷だったので
エラーパターンの部分は
とても納得できたようです。
そして減速・ストップ時に必要となる
片脚でのヒップヒンジが
骨盤が側方移動してなかなか上手く出来ず、
この身体の使い方もリハビリ時に
とても苦手としていた動作だったようで、
本人の中で色々と繋がって
勉強となったようです!
早朝からでしたが、
愛知や静岡などの遠方からも
このためだけに参加者の方が来られていました!
以前山越さんが担当された
朝活バスケット特別編に
感銘を受けられたそうです!
恒例のムーブメントの"M"ポーズで
集合写真です📷✨
私も学んだことを
現場で生かせるようにしていきます!