こんにちは!
 
鍼灸マッサージ師、
パーソナルトレーナーとして
活動している古屋理紗です。
 
 
 
先日こちらのセミナーに
参加してきました!
 
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ナショナル
トレーニングセンター
での女性ジュニアアスリートの
セミナーです!
 
 
JISS(国立スポーツ科学センター)
での人気講座だそうで
 
私も昨年秋の同じ講座は
落選してしまって、
 
今回は念願の参加となりました!
 
 
この講座はJISS所属の
各分野の女性専門家による
 
小児科
栄養
婦人科
メンタル
障害予防&トレーニング
 
 
これらの5項目を2日間に渡って
学んでいきました。
 
 
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私は障害予防&トレーニングが
一番のお目当てで行ったのですが、
 
どの講座も本当に勉強になること
だらけでした!!
 
 
特に婦人科の部分での
月経のコントロール
 
これは何となくそういう話を
聞いたことがある、
程度だったんですが
 
具体的な事例で
 
こういうスポーツの
この状況の選手には
どういった対応をとった、
 
どういった考えの元で
薬でのコントロールをするのか、
 
代表レベルの
トップアスリートだと
 
競技のためにここまで
コントロールされているんだと
 
驚きの連続でした!
 
 
 
女性アスリートの3主徴
という3大問題があります。
 
 
 
エネルギー不足
 
運動性無月経
 
骨粗鬆症
 
 
 
これらの最初の原因となるのが、
エネルギー不足!
他の2つにも影響していきます。
 
 
ジュニアアスリートではないですが、
今年からサポートさせて
もらっている
 
大学女子バスケチームでは
初回の測定結果が
全員体重(BMI)不足でした、、、
 
※BMI(ボディー・マス・インデックス)
  :身長に対する体重での体格指数
 
 
 
その結果から
理想体重にどれくらい足りないのか、
 
普段からどれくらいの量の
食事を摂るのがいいのかを
 
一人一人に
資料を渡して説明しました。
 
同時に
この女性アスリートの三主徴を
踏まえた上でのお話も
させていただきました。
 
 
それによって
運動後の栄養補給などを
新たにチーム全体で行い、
 
定期的な測定の慣習も出来ました。
 
 
まさにこのセミナーは
それに繋がる内容ばかりで、
 
特に昔から運動性無月経は
体脂肪率との関連があると
思われていたのが、
 
どうやら最近は
BMIの方が関連がある
という研究が出ているそうです。
 
 
以前は体脂肪率○%以下で
月経が止まると言われていましたが、
 
そもそも体脂肪率に関係なく
体重が低ければ
無月経になるんですね。
 
 
この無月経の状態が続くと
女性ホルモンの一種である
 
エストロゲン
分泌されずに
骨粗鬆症の原因になっていきます。
 
 
このようにエネルギー不足が
体重・体脂肪の低下、
 
さらには無月経、
 
無月経状態が続くと
骨粗鬆症と繋がっていくんですね!
 
 
ということで!
BMIが低い場合には、
とにかく増量が必要になります。
 
 
競技によっては
見た目や階級制のために
体重制限がありますが、
 
やはりそういった
審美系、階級制のアスリートは
無月経や月経トラブルが
多いようです。
 
 
私がみている
バスケットボールのように
 
球技スポーツは
階級制はないのですが、
やはり月経トラブルを抱えている
選手はいます。
 
たくさんの練習量に対して
圧倒的に
食事量が足りないのです。
 
 
特に女子は
プレースタイルから、
 
細い方が
キレのあるプレーが出来る
 
と思っていて、
選手・指導者ともに
増量に抵抗がある場合もあります。
 
 
もちろん「ただ太るだけ」
ではそうかもしれません。
 
 
しかし、
しっかり筋量も上げながら
 
増量した身体を使いこなせるような
トレーニングを行いながら
 
増量していくと
増量のメリット(減量のデメリット)
を感じられると思います。
 
 
バスケットボールの場合だと
 
・コンタクト(当たり)に強くなる
・パワーアップ、
    力強いプレーが出来る
・スタミナ不足の解消
・ホルモンバランスが整って
    精神的に安定しやすくなる
 
などなど
 
 
実は目に見える効果である
上の3つよりも、
精神安定が一番重要だったりして、、
 
 
私が現役だった頃も
試合中戦況が悪くなると、
 
みんなどんどんイライラして
ついにはキレたり
ドッヂボールのような
パスを投げてきたり、、笑
 
 
今考えると
月経が安定している子は
そういった精神不安定はなかったし
 
常に精神的に不安定な子は
月経が止まっていたり
月経不順でしたね。
 
 
 
考えてみたら私自身も
現役の時に
何度か月経が止まったこともあり、
 
その時は楽でいい、
具合悪くならなくてラッキー
なんて思っていましたが、
 
そういう時期は
かなり攻撃的な性格
だったように思います…
(バスケ中だけですよ笑)
 
 
 
現役を引退した
高校以降もしばらくは
月経不順が続きましたが、
 
鍼灸師になるべく
東洋医学を勉強して
 
自分自身での治療や
信頼する先生方に治療していただいたり、
 
身体を養生することによって
月経が安定していきました。
 
 
 
競技をやっている時は
それを中心に
全てを考えてしまいがちですが、
 
競技は女性の長い人生での
ほんの一部です。
 
 
 
私の周りには
競技が直接の原因かは
分かりませんが、
 
大人になってから病院にいくと
子宮や卵巣に
異常が発見される人が一定数います。
 
 
 
今は異常がないものの
私自身も経験したからこそ、
 
今の自分の身体に起こっている
現状を本人、指導者が
しっかり理解した上で
 
より良いコンディショニングが
出来るようになるといいですね!
 
 
改めて自分が女性だからこそ
女性アスリートや指導者に
伝えていきたいなと思いました!!
 
 
 
 
 
それでは、またー!
 
 
 
 
 
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