こんにちは。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210320/09/risa-yoshikawa/5f/53/j/o1080098114912960941.jpg?caw=800)
先日から、セレモニードレスたちを編み始めました。
ドレスたちの“たち”は「ボンネット、ミトン、靴」のドレス盛り上げ隊のこと。
そんな盛り上げ隊のボンネットとミトンを流れるように編み、その連続技に自分的にも手応えじゅうぶん。
いよいよドレスにとりかかります。
むむむ。
さすがに工程がおおい。
編み図をみて、ギョッとしました。
けっこう分かんない用語も登場してる。
これは大変そうだ…
いや、編む前からそんなこと言ってどうすんだ!
「やってきたこと信じよう。」
「おうっ。」
「気合い、いれてこう。」
「おうっ。」
はじめて自分発信で使うこの呪文、“気合いいれてこう” で心をととのえ、いざっ。
あみあみあみ…
まずは一番面積の大きい部分を“模様編み”でひたすら編みます。
この模様編みが、わたしはけっこうお気に入り。なんていうか、お得な編み方なんです。
じっさいの難易度はそんなに高くないのに、それっぽく見えるのがいいし、さくさく編み進められるのもいい。
一編みのストロークがでかいっていうか、
バネがあるっていうか。
ひと目づつ進む“こま編み”が私とすると、こちらはボルトなんです。
ね、すごい。
50mをゼーゼー走る私より100m走る彼の方がずっと早いんだもん。
さぞかし、風切ってる走っているんだろうなぁ。いいなぁ。
走りながら「自分って遅いな…。」って思っちゃう私には、想像もつかない風の切り方してるんだろうな。
一回でいいからあんなふうに走ってみたいなぁ。
一日だけ誰かと入れ替われる魔法があったら
ボルトかマイケル・ジョーダンがいいな。
全身バネを体験してみたいや。
そんな憧れも模様編みにのせ、ひたすらにあむ、あむ、あむ…!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210320/09/risa-yoshikawa/5f/53/j/o1080098114912960941.jpg?caw=800)
ふー。けっこうな長さになった。
ここで一旦、サイズを測ってみることに。
本よりも一回り小さい…。
なんで……?
編んでる段数と、予定の長さが合いません。
………げ!
げ!!!!
使う糸が…違う!!!!
ここにきて、本に載っていた糸の太さよりずっと細い糸で編んでることが発覚。
細い糸で編むということは、かぎ針もそれ用のサイズで編むということで、そうなると更に一回り小さくなってしまうんです。
ど、どうしよう…
糸、今から替えるのか…??
いやいや、そしたら全部やりなおしになる。
そもそも糸もったいないし。
ボンネットも、ミトンもこれで編んだな…
何が流れるような連続技だよ。
こんな中途で気付いちゃうなんて。
最後まで気が付かない方が良かったのでは…
ぐるぐるぐる…
ざわつく脳内。
考えろ、考えろわたし!
いや感じろ、考えないで感じるんだ。
1からやり直せばいいじゃん。
やり直したとして、また編む気になれるのか…
全部忘れて一回寝れば?
それかおやつ食べれば?
いろんな意見が飛び交います。
討論をかさね、でた答えは……
ばんっ、
このまま知らんぷりして編む。
でした。
といっても着れないと意味がない。
この先はこまめにサイズをはかり、本よりも目を増やしたりして調整しつつ編むことにしました。
めちゃくちゃめんどくさいけど、全部ほどいてやり直すのはダメージが大きすぎる。
とセコンドが判断したので。
さあ!
方針が決まれば再び編むのみ。
あみあみあみ……
スカートの丈はちょっと短めだけど長さは最後に調節しよう。
この融通、ほめてほしい。
この後は、細かく別れたパーツゾーンにはいります。
現実逃避であんだもの。
編み物の世界にも、道草ってあるんですね。