こんにちは。
元恋愛ジャンキー&モラハラサバイバーの、りさです。
無事にモラ逃げして平穏に暮らしているわたしが、
当時を振り返りながらモラハラについて書くブログです。
モラハラ被害に遭っている人を少しでも助けたい!
あと、今でもたまに思い出してすっごく嫌な気持ちになるから
怨念を昇華させるために書きたい!
そんな当ブログをよろしくお願いいたします
モラハラというと夫婦間のモラハラが定番ですが、夫婦間以外の場所でも、モラハラはあります。
職場でのモラハラというのもあるんですよね。
職場でのハラスメントというともうひとつ「パワハラ」もよく聞きますが、何が違うか知っていますか?
今回は職場モラハラの特徴について、紹介してみます。
モラハラとパワハラの違いは上下関係を利用しているかどうか
まずモラハラとパワハラの違いですが、上下関係を利用しているかどうかがポイントです。
パワハラは「パワー・ハラスメント」の略で、パワー(力関係)、つまり上下関係を利用した嫌がらせなんですね。
上司が、自分の立場を利用して部下に嫌がらせをするのが、パワハラです。
一方でモラハラは「モラル・ハラスメント」の略で、モラル(道徳)の嫌がらせ。わかりにくいですが、精神的な嫌がらせ・いじめのことをモラハラと呼びます。
同僚間など、特に力関係(上下関係)が無い場合でも起こるのがモラハラです。
上下関係を利用した嫌がらせがパワハラ、嫌がらせをすることによって上限関係を作って相手を支配しようとするのがモラハラ、というイメージです。
職場モラハラの特徴
職場モラハラには、このような特徴があります。
- 個人的な攻撃
- 話し合いは成立しない
- 周りに理解されにくい
- 加害者には加害の自覚が無い
個人的な攻撃
まず、モラハラは個人→個人の攻撃です。
集団→個人はいじめですし、個人→集団は荒くれ者です。
誰に対しても感じの悪い荒くれ者は、モラハラとは言わないです。
モラハラはターゲットを決め、そのターゲットにだけ嫌がらせをします。
そしてそれ以外の人に対しては、むしろ良い人であることも多いんです。
話し合いは成立しない
嫌がらせをやめてほしくて話し合いをしようとしても、モラハラ人間とは話し合いが成立しません。
どれだけ話し合おうとしても、「わたしが悪いのかも」とできる限り歩み寄ろうとしても、うまくいかないのです。
話が噛み合わない、論点ずらしをする、無視するなど、こちらの誠実な対応を見事に踏みにじってくるのがモラハラ加害者です。
周りに理解されにくい
モラハラ加害者の中には、仕事はできるタイプも少なくありません。
ターゲット以外の人に対しては愛想もよく「いい人」だと思われているケースも多いんですよね。
そのため、あなたが同僚や上司に相談したとしても、理解してもらえないことがあります。
「あなたが失敗したんじゃないの?」「勘違いなのでは?」などと言われて、かえって傷ついてしまうことも。
加害者には加害の自覚が無い
モラハラ加害者の場合、まったく悪意がないケースが多いです。
加害している自覚がゼロなんです。
セクハラやパワハラでも自覚なくやってしまう人がいますが、モラハラの場合は特に自覚が無い人が多いです。
人から指摘されてもまったく理解しようとせず、むしろ自分が嵌められた、自分のほうが被害者、という認識をしているモラハラ加害者は少なくありません。
はっきり言って、とても厄介なのが、モラハラなんです。
職場モラハラの具体例
職場モラハラでは具体的にどのような加害がおこなわれるのでしょうか?
具体例としては、このようなものがあります。
- 嫌味を言う
- 暴言を言う
- 侮辱する
- 無視をする
- 業務上必要な情報共有をしない
- あなたに落ち度があるかのように周りに吹聴する
- 仕事の邪魔をする
- 手柄を横取りする
- プライベートの情報を周りにバラす
書いているだけで腹が立ちます……。
前述したとおり、加害者は自覚が無いため、本当に無邪気に加害してきます。
そのため、はじめは「わたしの勘違いかも?」「まさか、わざとこんなひどいことする人はいないもんね…?わたしの解釈が間違っているのかも?」などと、被害者自身も被害に気づけません。
しかし、加害が続き、被害を認識できるようになるころには、、、
被害者は精神を病んでしまい、休職に追い込まれてしまうケースもあります。
職場モラハラがもたらす職場への問題(リスク)
職場でのモラハラは、特定の加害者が特定のターゲットに対しておこないます。
しかし、職場全体への問題(リスク)も大きいということは知ってほしいです。
まずシンプルに、モラハラが起こることで、社員の1人が休職や離職に追い込まれます。
そして、モラハラ加害者はつねにターゲットを探しているため、1人が犠牲になったあとも、新たなターゲットが作られます。
つまり、1人の加害者を野放しにすると、1人ずつ犠牲になっていき、職場が成立しなくなっていくのです。
また、被害者が上司やしかるべき部署に相談した際に適切に対処しなかった場合、被害者が内部告発をおこなうなどのリスクもありますよね。
パワハラやセクハラと同様、被害者から相談を受けた場合は適切に対応しないと、被害が大きくなってしまいます。
モラハラ加害者が野放しにされて犠牲者が複数になると、はじめは被害者の話を信用していなかった同僚も、疑いを持つようになります。
そして、職場が安全な場所ではなくなっていき、雰囲気も悪くなります。
モラハラは被害状況が見えにくく、説明されても分かりにくいため、気づいたときには手遅れになっていることも珍しくありません。
しかし、知識として知っていれば「あの人が?信じられない…」と思いながらも、しっかりと調査をして適切に対処ができるようになるはずです。
職場モラハラへの対処法
職場でモラハラが起こった際の対処法として、やってはいけないのは被害者を退職させることです。
いじめ問題でも、いじめ被害者が転校するケースが多いですが、よく考えたらおかしいですよね。加害者を謹慎処分にしたり、適切な施設で再教育を受けさせたりすべきだと思います。
職場でのモラハラ被害の報告を受けたら、まずは被害者を守る行動をしてほしいです。
くれぐれも、疑ったり被害者のダメ出しをしたりといった二次加害はしないでください。
そして、被害者の意思を尊重してほしいです。
モラハラ被害を受けた方がどう対処するかについては、こうした選択肢があります。
- 自分が退職して安全な場所に転職する
- 職場に訴えて加害者の異動や解雇をしてもらう
- 個人的に訴えて慰謝料を請求する
自分が退職して安全な場所に転職する
まずは、さっさとその職場をやめるという選択肢です。
職場自体に愛着や未練が無い場合は、サクッとやめて、転職するのがもっとも負担が少ない方法です。
モラハラは上司などに訴えても理解してもらえないことが多いので、上司のことが信用できない場合はわざわざしんどい思いをして訴えなくてもいいかな、とわたしは思います。
職場に訴えて加害者の異動や解雇をしてもらう
職場の上司やコンプラ窓口などに相談して、適切に処理してもらうという選択肢になります。
モラハラ被害について証明できれば、モラハラ加害者を解雇してもらうこともできるでしょう。
解雇するのが難しい倍も、異動させてもらえることはあります。
相談だけでは信じてもらえないこともあるので、被害状況についてはこまめにメモをして、日記として残しておくのがおすすめです。
また、録音があるとベスト。被害を証明するために勝手に録音するのは犯罪ではありませんので、できそうなら試してみてください。
個人的に訴えて慰謝料を請求する
会社がきちんと対処してくれない場合は、個人的に加害者を訴えるという選択肢もあります。
慰謝料請求といってもそこまで高額な慰謝料が認められるケースは少なく、手間を考えれば微妙ではありますが、裁判所に被害を知ってもらえるだけでも救われる思いがする人もいます。
弁護士さんに相談することで気分が楽になる人もいます。
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職場のモラハラは、特徴としては夫婦間や恋人間でおこなわれるモラハラと、基本的には変わりません。
とにかく巧妙でずるい、悪質な嫌がらせが、特定の人物に対してだけ執拗に行われます。
また、はじめは被害を認識しづらいため気づいたときにはかなりのダメージを負っていることも。
被害に気づいた際には、まずは自分の回復を優先させることをおすすめします。
職場に相談するにしても退職するにしても、ボロボロの状態ではしっかり戦うことができないので……。
モラハラ加害者は自覚なく・悪意なく加害行為をするため本当にタチが悪いです。
どうか、早くに被害に気づいてくださいね。
ブログではちょっと書きにくい、
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