昔、10代後半から20代前半まで
『助手席に乗って』
と遊びに行くとき、男友達に言われることが多く…
もちろん可愛くなけりゃ、気が利くわけでもない私がなぜに?
それは視力が良く看板を見逃さないのと、とにかく道を覚える能力に長けている私。
ナビゲーションシステム という便利なものが普及するまではそれは遊びに行くとき、重宝がられたものです。
モテる女の子では決してない為、運転を命じられることもあったけど…。
そんな私の可愛い娘。
旅先の旅館でやってくれました。
泊まった部屋は1階。
ちょっと先まで歩き階段を上り、二手に分かれた廊下を歩きくねくね進み階段をさらに上って婦人風呂がありました。
まず宿に到着してすぐに風呂向かいました。
風呂上がり私がマッサージチェアをやっていると…
『○○先にお部屋にいくからさ。』
と言い残しさっさと出て行ってしまいました。
まぁ何とかなるだろうと思いながらもその後を追いかけると…
廊下を振り返ることもなく慎重に最後の階段を下り、同じドアが何枚もあるなか迷うことなく『113』のパパと息子が待つ部屋のドアをあけました。
う~ん、私の娘だ。なんだろうな…直感や動物的感性が強いというか。
『113』っておばさんがお部屋教えてくれたときみたの~。
といつの間にか観察をしていたようです。
たくましい。
生きていく力を感じる娘。
寝顔だけがまだ赤ちゃんのときのまま。せめて寝顔だけはずっとそのままでいてね。