出逢い
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本番

その子が見てくれているのを感じながら必死に踊った。あっと言う間に終わり、周りを見渡すと、その子が俺の方を見て『ニコッ』と微笑んだ。その瞬間、心臓が飛び出しそうなぐらい『ドキッ』として、恥ずかし過ぎて下を向いてしまった。(微笑めば良かった)
『終わってから話しに行こう』と思っていたがその子は他の男の子と話していたので行けなかった。(肝心な時に弱気な俺、少しその男の子に嫉妬している自分)
そのまま文化祭も終わり、結局その子とも話さずじまいで終わってしまった。
それからはまた、平凡な日々が始まり、その子とも、毎朝の挨拶だけになってしまった。
そんな当たり前な日々を過ごし、年も開けたある日、勇気を出してその子に、携帯番号を聞きに行った。(かなり緊張)

その後の俺…

その後は、保育士になるために、ほとんどした事ない勉強に励んでいた。
そんなある日、ツレから文化祭の出し物で『一緒にブレイクダンスをしよう』と誘われた。一応参加した。体を動かしたり、バクテン・バク宙は高校時代に器械体操をやっていたので朝飯前だった。(正直、めんどくさかった)
やる限りは、1番目立ってやろうと思い、必死にダンスの練習をした。
そして、文化祭当日。
出番までの時間、緊張をほぐすために、出店にいてるツレと話をしまくった。
隣でやっていた出店がB組の店で、しかも、店番をやっていた子は、落武者の真似をして、挨拶する子だった。
この子とは、なぜか毎日のように顔を合わし挨拶をしていた。なんの話をする訳もないのだが、なぜか、すごく穏やかな気持ちになれた。(ほんまに、訳が分からないぐらい落ち着けた)たった、1日一回の挨拶をだけだったのに…。
その子の所に行き、少し話をした。とても、穏やかな気持ちになって、緊張感がなくなった。その時、自分の中で何かが変わった。その瞬間に、この子に俺のダンスを見てもらいたいと思った。
そして本番…

当時の好きな人

当時、好きだった人は、同じクラスの子だった。あまり学校にも来ず、来ても知らない間に帰ってしまったりしていて、俺は気になりよくメールで『なんで帰ってん?』『学校いや?』という文を送っていた。返信は毎回『めんどくさいから』だった。その度に俺は『なんでこいつはこの道を選んだんやろ』とキレていた。
そんなやり取りを入学してから半年ぐらい続け、週に二回は、その子の最寄りの駅で話をしてと感じよく進み順調だった。(そろそろ言うても大丈夫かなと思い出した)
それから1ヶ月たって、俺はその子に告白をした。(むっちゃ緊張、クールぶる俺)
見事に惨敗。かなりショックだった。今までなんの為に頑張ってきたのか一気に頭の中が真っ白になって『そっかぁ』としか返せなかった。彼女の理由は『好きな人がいる』だった。(仕方ないな)
その後、その子は好きだった人と付き合い学校もやめてしまった。(今はどうか知らない)