美術家として思う震災のこと | にゃん吾朗先生の日曜日

美術家として思う震災のこと

皆様、ご無事でいらっしゃいますでしょうか
こころが痛みます

この記事を書くことに迷いを覚えます、書いてる場合かと。
しかし私はここで私たちに出来ることを考えながら進みたいと思います

私たち関西人は阪神大震災の経験者です
そのときも考えました、私たち美術家が出来ること
だけどそのときは結局美術家は何も出来ないじゃないか!と思って終わりをつげました
何も出来ないことへの失望と脱力感が残っただけでした
しかし今回私は「美術家」という肩書きを持つことで自分自身を動かし
「ただの人間」という認識を持つことで出来ることがあるということに気づきました
だから小さいことだけど実行したいと思います
いつか届くことを祈って

迷って迷って、迷惑かと思いながらも関東に居る友人に連絡を取りました
結果、まだ後2人安否確認ができていません
それから「こんな状況なのにレッスンに来た」と涙を浮かべながらレッスンを受けていただいた
こころ優しい生徒さん、金曜日に来ていただいた生徒さんのレッスン料の一部を募金すること
そして微々たるもんですが広い視野を持って世界を考えて節電
今後を考え献血に行くこと
もっと現実的に食物を捨てるな

これらが人間として今できることだと思いました
そして美術家としてこの記事を書いて体現することだと考えました
まだまだあるけれど今思いつくこと!

音楽家はよく募金活動をします(バンクバンドもそうですよね、たぶん)
だけど美術家は何をしているのか!
何もせず、自分の作品を作ることだけに専念する美術家が居て美術界は駄目になっていたんじゃないのか?
ピカソのゲルニカを思い出せ
美術家の本当の仕事は何か

もう、被爆を起こさせない為に原子炉を持つことは辞めるべきなんじゃないのか

アメリカの911テロ
あのニュースを見て何を学んだのか
「大丈夫」という声に耳を傾け、ビル内に残った人がたくさん亡くなりましたよね
隣の居る人がいるから安心ではない、判断は自分で行わなければならない

こうした判断力を養うのも観察力が効いてこそだと思います
私たち美術家は美術で美術を教えていては駄目なんです
美術であなたは何を教えるのか
美術家の本質はどこにあるのか、です

911テロを観て「アメリカだし仕方ない」と笑った友人はもう友人ではない、そんな友達はいらない
被災した人は私たち自身であり、私たちの家族なんだと思う

そしてこれから今後、私たち美術家はこうした問題をふまえて作品を創り
人にメッセージを送り続けなければならない

世界の各地も同じく、早く傷が癒えることを祈って!

そして最後に愛する動物達も一刻も早く救われます様に
(阪神大震災ではペット食ももっていきましたよね)


日本赤十字サイト  募金はそれぞれ災害で窓口が違います

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