著書『日本人には塩が足りない』を詳しめに紹介📖
著者 村上譲顕(むらかみよしあき)
###塩の上手なとり方、選び方###
★代表的な塩の製法
#イオン膜・立釜法
「塩」でなく、
塩化ナトリウムを作る事を
目的としている。
ミネラルは排除されるので
体にはいいものではない。
大量生産で安く売られている。
*天日・平釜法
塩田と太陽熱や風力などで
海水を濃縮し、平釜で加熱蒸発して
結晶させる方法。
日本の伝統的な製塩法で、
数社のメーカーが採用。
太陽・風等自然エネルギー
を利用できると言うメリットがある。
*平釜法
初めから平釜で加熱蒸発する。燃料の多量消費が難点。
*逆浸透膜・平釜法
逆浸透膜は淡水化装置ですが、
最近海水濃縮装置としても、
使われるようになった。
*平釜・噴霧乾燥法または加熱ドラム法
海水を加熱蒸発で濃縮後、結晶化。にがり成分の調整が難しい。
*天日法
天日塩田は日本では気候的に難しいが、
「温室天日法」でごくわずかに国産天日海塩が生産されている。
(その他)
*採掘法
*溶解・立釜法または平釜法
★日本で売られている代表的な塩
*イオン交換塩・・・・
塩化ナトリウム99%
*精製塩・・・・・・
塩化ナトリウム99%
*伝統海塩・・・・・
純度はメーカーにより異なる。
*にがり補足再生塩・・
輸入の天然塩が原料
*岩塩・・・・・・・
採掘、立釜法などにより作る。
★どんな塩を選べばいいのか
*海水から直接生産したものが
「いい塩」といえる。
海水を原料として、
伝統的な天日・平釜法
で製塩するのが
いい塩ができる条件。
#岩塩は
生成過程で
ミネラルが分離して結晶しているため、
ミネラルのバランスは不揃い。
#純度99%のイオン交換塩は
大切なミネラルが排除
されてしまっている。
#メキシコ・オーストラリアの天日塩は
製法が自然でも、
塩化ナトリウムの純度が極めて高い。
2008年
「食用塩公正競争規約」が定められて、
食用塩の
「製造方法」「原材料名」「工程」
の表示が義務づけられた。
★身体にいい塩の純度ランク(ミネラルの%)
#超高純度1%未満・・「食品加工の原料塩」など
実は食用に適さない。
#高純度 1~2%・・「にがり補足再生塩」など
*中純度 4~7%・・
味覚や栄養的に適当な純度。
日本の伝統海塩の多くはこれ。
*低純度 8~12%・・
にがり成分がやや多い。
普通に料理に常用できる。
#超低純度13~20%・・
ミネラル補給のサプリメントとして
少量使う。
常用でマグネシウム過多になる可能性あり。
#等外純度21%以上・・「塩」とは言えない。
健康を損なう可能性あり。
#専売公社の「食塩」は
“大切なミネラル排除”で×o×💧
#逆に、
ミネラルが多い過ぎても×o×💧
なので
🌞中純度~低純度の塩を選ぶのがベスト!☀
(5%前後~10%前後)
★いい塩は美味しい!
塩化ナトリウム・・塩から味
硫酸カルシウム・・甘い無味
硫酸マグネシウム・・コクのある苦み
塩化マグネシウム・・旨い苦み
塩化カリウム・・・きれのある酸味
塩の味はこれらのバランスで決まる。
人間の体は、塩が不足すると
「しょっぱい」物がおいしく感じる様にできている。
逆に塩が足りていると、
塩が塩辛くきつい味に感じる。
続きは同じテーマの⑨で紹介
お読み頂き有難うございました*