占星術を学ぼうとしたとき、用語が多くて悩まれる方も多いのではないでしょうか…?

その中でも≪ドミサイル≫という用語について説明したいと思います。
現代では≪ルーラーシップ≫などと呼ばれる事も多いかもしれません。

 

 


ドミサイル、とは住居とも呼ばれ、その位置(どこのサイン、すなわち星座)に惑星があることによって、惑星自身のコンディションが良い、または悪いなど決定づけられるものです。

 
惑星の良いか悪いか、というのは、自分のおうち(自分のサイン)にいる場合だと居心地が良いが、そうでないヨソの誰かのおうちだと居心地が悪い、イマイチ、というのに少し似ています。



 
 
ドミサイルは、太陽と月(ルミナリーズと呼ばれる)を中心に家来の惑星がそれぞれ順番に配置されています。
 
これはホロスコープに書き入れるとわかりやすく、太陽と月を中心に水星、金星、火星、木星、土星の順に左右対称に配置されています。
 
 
牡羊座:火星
牡牛座:金星
双子座:水星
蟹座:月
獅子座:太陽
乙女座:水星
天秤座:金星
さそり座:火星(冥王星)
射手座:木星
山羊座:土星
水瓶座:土星(天王星)
魚座:木星(海王星)
 
()に入るものは現代に入ってから、使われるようになったものです。
伝統的な占星術の場合だと、その時代には発見されていない惑星なので使用しません。
 
 
これらのルールを『カルデアン・オーダー』と呼びます。
カルデア人の順番、という意味です。

 
占星術の元になるものを考えたのがカルデア人なのだそう。

 
カルデア人は天体の動くスピードを観察することで、この配置としました。

 
今では単純に惑星の動きはそうとは言えませんが、当時は手前にあるものが速く動き、遠くにあるものが遅く動くという考えからこの配置となったようです。
(すなわち水星は最も速く、土星は最も遅いと考えた)
 

 

 

 

 



ここまで読まれた方は、疑問点がひとつ出てくるかもしれません。

なぜ、太陽と月が中心として配置されるようになったのか…?

 
太陽と月は大きな光を放つ(ルミナリーズ・光を放つ)とされ特別な惑星とされています。
 
太陽は、最も大きく輝く星のため、惑星の王とされていて、月は女王とされる、というのはなんとなくおわかりかと思われます。

 
そして、なぜ太陽のおうちが、獅子座なのかというと…?

 
太陽が獅子座にある時期はもっとも暑い時期である…

すなわちその暑い時期は、太陽が活発に活動しており、それは最も王が威厳ある状態であり、その場所こそ王の住居だと考えられたのです。
 
そして王の隣は女王が寄り添って並ぶべきと考えられ、ひとつ前の蟹座に月を配置すべきとされたのでした。



以上がドミサイルの説明と覚え方です。


いつもながら長くなる~…。

長文にお付き合い、ありがとうございました♪


 
 
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