運命の流れを変える占術師 北條メリサです。

伝統的占星術と現代占星術(心理占星術など)と聞いたとき、

何?そんなに占星術って種類があるの?

…と疑問がわきました。


というより違和感なく、現代占星術はずっと昔から続いてきたものだと思っていました。

 



それは、タロットが古代からあったかのように思っていた感覚と同じようなもので…sweat*

(ちなみにタロットが占いとして用いられるようになったのは18世紀ごろエテイヤがタロットを占いのツールとして使い始めてから。
ウェイト・スミスパックでさえ、20世紀に入ってから作られたものです。)




ちょっと脱線しましたが、占星術は昔と現代では、全く読み方が違うのです。


2世紀ごろ天文学者である、プトレマイオスが『テトラビブロス』という占星術の本を書いた頃から、17世紀までほぼ同じように占われてきたのですが、そこから18世紀ごろいったん占星術没落の時代となります。

そして19世紀末ごろ、占星術はアラン・レオによって新しい形で復興します。



といった流れから、私たちがいまよく本屋さんなどで見かける占星術は、『現代占星術』と呼び区別しておきます。


伝統的占星術と呼ぶのは『現代占星術』より古いもの、という区別する意味で『伝統的』とか『古典』というだけで、実際そう呼ばれていたものではありません。







現代占星術と伝統的占星術の具体的な違いですが、まず惑星(天体)の数が異なります。

【伝統的占星術の天体の数・7】
月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星

【現代占星術の天体の数・10】
月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星(その他小惑星も)

天王星(1781年発見)、海王星(1846年発見)、冥王星(1930年発見)は、トランスサタニアンとも呼ばれ肉眼では見えないため、機器の発達が進んだ近代に入ってから発見されたものなので、あとから追加されています。


(ですが2006年、惑星の基準を満たさないということからすでに冥王星は除外されています。
ホントは冥王星は地球の半分程度しかない小さい星だったそうで…)





そしてホロスコープの読み方も全然異なります。

【伝統的占星術の読み方】
『ディグニティ』という考え方と中心にしています。
ディグニティ、とは『威厳』『品位』といった意味になります。



ちょっと詳しく書くと長くなるので省きますが

惑星がどのサイン(12星座)に入ったとき、どのぐらいの力が発揮されるか?

(その惑星はディグニティなのかディビリティ(衰退)なのか?)

という考え方に基づいています。


すなわち『惑星の状態が良いか?悪いか?』を見ることが最初の段階で重要視されます。



加えてアスペクト(惑星と惑星との角度)などで調和の関係、または不調和の関係にあるか(吉凶)などを見ていきます。


そして、それらをポイント制にしていき計算する…という結構面倒なやり方です(笑



【現代占星術読み方】
こちらは、説明するまでもないかもしれませんが、本人を表すのは太陽…といった感じで惑星がどのサイン(12星座)に位置するかを見ていく部分が中心になります。

もちろんアスペクトも重要視されます。


とてつもなくおおざっぱな気がしますが、以上が現代占星術と伝統的占星術の大きな違いです。

あまりに違いすぎるので、驚いた記憶がありますが…



現代占星術のベースになっている伝統的な占星術を理解すれば
『なんとなくただ意味を覚える』
をしなくて良いと思っています。






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