今日12月28日はつくしちゃんお誕生日

本館で誕生日のお話は昨日から公開してますが、司のつくしちゃんへのプレゼントはなに?

ということでいろんなネタを提供させていただきました。


そこで一つ番外編でショートをお届け♪






「西田、準備は出来たか?」

「本当にやるんですか?」

「お前は俺の言ったとおりにすればいいだよ。

しっかり箱にリボンをかけろよ」

「大事な牧野へのプレゼントなんだからな」


「道明寺っ」

ご機嫌♪付きで司の部屋にやってきたつくしの足がピタリと止まる。

つくしの目のまえでは脚立に乗った西田が大きな箱に赤いリボンで結び目を作ってるところだった。


「お早いお越しで」

コツンコツンと足音を立てて脚立から下りてきた西田は冷静そのもの。


「道明寺は?」

「すぐに戻られると思います」

「この箱・・・」

大きな箱を見あげるつくし。


「司様からつくし様への誕生日プレゼントです」

「この大きいのが?」

「そうです」

冷静を装う西田も実は必死で笑いをこらえてる。



「道明寺・・・いったい私のプレゼントになにを買ったんでですか?」

つくしの問いに黙ってなにも言わずに頭を下げる西田。

下げたままの西田の肩が僅かに揺れてる。


「開けて見られたらよろしいいかと・・・」

「道明寺が来てからにします」

西田が帰った後も律儀に待ち続けるつくし。

時間だけが無情に過ぎる。


ガタッ


ガタガタ


今・・・

箱が動かなかった?


ぎゃーーーーッ

ヤッパリ動いてる。

この箱の中生き物がいってる?

この大きさだと犬とか猫はないっ・・・

虎?ライオン?猛獣!?



「てめっ、何時まで待たせる気だ!」

箱を打ち破って出てきた司。

その頭から立ち上る湯気が見える。


「道明寺・・・?」

道明寺は大きな赤い蝶ネクタイ付きで手にはワイングラス二つとシャンパンの瓶をもってる。


「プレゼントって・・・」

それだけは想像したくないと恐る恐る聞くつくし。


「俺だよ。文句あるか!」

司が満足そうに胸を張った。



今年の別館の更新は今日が最後です。

良いお年をお迎えください。