最近、とみに思うことがある。

 

なんか、色んなところで

 

あ、前とは違うんだ…

 

と思うことが増えた。

 

例えばこの間、ファミレスに入った。

そのファミレスは都内だとあんまり見かけないかも。

 

時刻は午後3時過ぎでその日、お昼を食べていなかった私はお腹がすいていてなんか食べたいとお店の前に着くと、なにやら機械が置いてあった。

どうやらここで受付するらしい。人数は何人とか子供用椅子いらないとか。

受付を済ませると私は3番目だった。

 

お店の前の椅子に座って待っていると呼ばれたのでテーブル席に案内され着席する。

テーブル席でもタブレットで注文する。テーブルには紙のメニューもあったのでそれを見て私はオムライスとコーヒーのドリンクセットを頼もうとした。

でもタブレットからだとこのドリンクセットがどこにあるのか分からない。オムライスコーナー、定食コーナー等選ぶところには単品のメニューがあるだけ、飲み物のところは単品の飲み物が羅列されているだけ。

色々探したけど、見当たらないので店員さんを呼ぼうかと思った。

けど店員さんを呼ぶのもタブレットで選ぶのだ。

店員を呼ぶのメニューを選ぶとおしぼり、お水、あと何か忘れたけどもう一つもなにか持ってくるやつだった。

うーん、ただ店員さんに聞きたいだけなのに、ここから選ぶとなんか持ってきてしまう…どうしよう…と思った私は普通に手を上げてすいませーん!と店員さんを呼んだ。

 

店員さんが来てくれたので、ドリンクセットを選びたい旨を話すと、その場合はディナーのコーナーを選んでそこから最初にドリンクセットを選んで、そのあと食べ物のコーナーから食べたいのを選ぶのだと教えてくれた。

 

えー、午後3時過ぎってディナーになるの?分かりづらくない…なんでセットのコーナー作ってくんないの?とは思ったけど。

とりあえず、お礼を言ってタブレットから注文したけど、なんか疲れた。

 

見渡すと店内にはさっきのお姉さんしか店員さんがいない。

私は待って入ったし、お店も満席のように見えた(私は入り口すぐのテーブルだったので奥が埋まっているのかちょっと見えなかったんだけど)

でも店員さんは一人なのか…

 

そして、ちょっと前のことを思い出した。

その日、用事があって出かけた先で知り合いとご飯を食べにある和食屋さんに入った。

ご飯を食べているときに、お水をもらおうと店員さんにお水ください、と声をかけた。

でもなかなかやってこない…あの店員さん…お水持ってきてくれるかな…私は心配になり気づかないうちにすごい目で追ってたらしい。

知り合いに、

 

はにちゃん、すっごい店員さんのこと見てるよ

 

と笑われた。

 

いやー、私最近、お水とか持ってきてもらえないことよくあるんですよ、と訴えた。

そう、去年の後半くらいからちょくちょく遭遇するやつ。

 

和食屋さんに入ったときお水ではなくお茶が出されたりする。

最初はいいんだけど、ご飯を食べているうちにお水も欲しくなるのでお水を頼む。

なのにしばらくお水を持ってきてもらえない。自分で汲みにいくスタイルならいいけどそうじゃない場合は店員さんに頼むしかない。

 

あとランチとドリンクのセットを頼んで、飲み物を食後にお願いしたときに、ご飯を食べ終わり食器も下げられたのになかなか飲み物が提供されない。

 

あれ…忘れられてんのかな…もしかしてもう帰ると思われてんのかな…と心配になる。

 

だけどどちらの場合も少し経ってからお水や飲み物を持ってきてくれた。

知り合いとご飯を食べていたこのときも、ちょっと経ってから店員さんがお水を持ってきてくれた。

 

 

…忘れられていた訳じゃなかったんだ…

 

でも最近、なんで飲み物くるのこんなに遅いんだ?と。

私はなんか、私自身の気配が薄くなってんだろうか?とか密かに心配していたのだ。

 

すると知り合いが、それ人手不足だからだよと事もなげに言った。

はにちゃんに問題があるんじゃなくて、お店の問題だよ、と。

 

えー、そうだったのか、私は意外な理由にびっくりした。

世間では人手不足と言われてはいるけど、全然ピンと来ていなかったのだ。

 

そのときのことを思い出していた。

オムライスは待たずに出てきた。飲み物は食事と一緒を選んでおいた。

オムライスを食べながら、はあ~お腹すいたからただなんか食べたかっただけなのに疲れた…なんかすっごい分かりづらいし…とイライラしかけてはっとした。

 

いけない…よく切れる老人とかいるけどきっとあの人たちってこういう風にイライラして切れていくんだ…気をつけねばと。

 

前のやり方と変わって新しい方法になったとき、ついていけなかったり、前はお店がこういう風にやってくれたのにそれを客にやらせるなんて…と自分がないがしろにされたように感じたりしてイライラしてしまうんだな。

 

でもお店側も人手不足とか、原材料とか諸々の高騰とかあってそれをなんとかやっていけるよう工夫しながら取り入れられるものは取り入れて運営しているんだろう。

前と同じやり方でやろうとしてそれが商品に上乗せされたら、外食の値段なんてすごい跳ね上がってしまうんじゃないだろうか。

 

働き方改革とかもあるだろうし、サービスは人が対応するのが良いことなんてのも古い考え。

 

そう思ってそれをまた別の知り合いと会ったときに話したら。

その知り合いが教えてくれたんだけど、今は昔より東京都の最低賃金があがっているから前より労働時間が短くてもすぐに103万に達してしまうんだとか。アルバイトの学生は親の扶養に入っているから103万以上は働けない。

たぶん扶養に入っている主婦の人も同じ状況だと。

 

そういう問題もあるのか~。

 

ずっと家にいると世の中の仕組みから取り残されるばかりだな。

 

あとその知り合いが教えてくれたんだけど、知り合いの息子さんは大学生でファミレスよりはちょっと高級価格帯のシーフードレストランでバイトしているんだけど。

(私も大分前に一度行ったことあるけど、そんときで一人6000円くらいかかった)

 

そのレストランはすべて人が対応するらしいんだけど、そういうところはそういうところで需要があって混んでいるらしい。

定年退職後のお金に余裕がある人たちがお孫さんを連れてきて、土日なんかすごい混んじゃって大変だと。

誕生日のお祝いとかでケーキの持ち込みもできるし、目の前でカニをさばいてくれたりとか。味もまず間違いないしということで。

 

へー、アナログなところでサービスや味を売りにできるところはちゃんとそれはそれでちゃんとサービスを受けたい人たちの需要があって成り立つんだな~。

 

前だったら、すっごい安いお店とかすっごい高級店でもない限り、サービスって一律だと思ってたけど今はもうそれぞれがやっていく路線を見つけている最中なんだろうな。

 

ちょっとお昼を食べに入っただけで、もういろんな変化を感じる。

これについていってるってみんなすごいよね。