早朝、ご逝去されたとの一報が目に飛び込みました。
ちょっと、動けなくなるほど、ショックでした。
類まれなる才能がある方だからこそ、私も含めておよそ普通の人が計り知れない人生だったのではないかと拝察します。
壮絶な面が取りざたされがちなフジコさんではありますが、きっとそれ以上のお幸せなこともたくさんあったと信じます。
一昨年、伺ったリサイタル(私にとっては最後のフジコさんのリサイタルとなってしまいました)その時に聴いたフジコさんの演奏されるピアノは、すべてを包み込むような温かさがあって、許しのようなものを感じて、当時どん底だと思っていた私には『救い』になったことを思い出します。
少し前に記事を記載しております(★)
当時、私は外にも出られず、家のこともままならないような、半分鬱状態でして、チケットはかなり前に購入したものがあったので、夫にせっかくだからと背中を押してもらって、久しぶりに外出した日です。
あの時もご闘病中だったのでしょうか。それも推測ですが・・・
あれが最後になったかと思うと、感慨深く、ありがたく、
心より、ご冥福をお祈りいたします。
感謝と同時に、とても素晴らしく、尊い方を亡くしたのだなと、ぽっかりと穴が開いた気持ちです。
節目で背中を押していただいたり、心を強く持つ原動力になったフジコさんのピアノ。
私の文章力では、すべてを書ききれません。
心より、ありがとうございました。