狭い空間に市民と警備員、柵… 辺野古抗議排除の柵設置後の抗議活動

 【辺野古問題取材班】「許しがたい蛮行だ」「表現の自由を奪うな」―。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、17日午前、米軍キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前に新たな柵が設置されて以降初めて、工事車両が基地内に入った。

 抗議活動が柵と車道の間の狭いスペースに押し込められる中、座り込んだ市民らは「ひるまずに行動を貫徹しよう」「違法工事をやめろ」と声を上げた。

 新たな柵は、沖縄防衛局が14日深夜から15日早朝にかけて設置した。国道329号の南向け車線の路側帯に、高さと横幅が約1メートルの交通規制材(ポリタンク)42個を設置。ゲート前の規制で使われていた高さ約4メートル、横幅約1・7メートルの柵を国道側に移動させ、これまで市民が抗議活動を行っていたスペースが埋められるような形となった。

3連休明けとなった17日午前8時半ごろ、市民ら約30人が、交通規制材と柵の間の歩道に座り込んだ。その後ろには民間警備員がずらりと立った。国道側から交通規制材、市民、警備員、柵が並び、ぎゅうぎゅう詰めとなった。

 太陽がぎらつく。沖縄平和運動センターの山城博治議長が、交通規制材の前でメガホンを握った。

 「市民を歩道に囲い込んで押し込む。腹立たしくてならない!」

 声に一層、力が入る。

 「ここは闘いの最前線。人権と地方自治を守る最前線でもある。状況は厳しいが、しなやかに、したたかに、頑張っていこう!」

 山城議長の視線の先にトラックが見えた。すぐに数珠つなぎになる。基地の中から警察官が出てきた。

午前9時前、座り込んだ市民の「排除」が始まった。手や足を持って、あるいは脇を抱えて、警察官が市民をゲート前から移動させる。「暴力やめろ」「痛い、痛い」「アメリカ防衛局!」。そんな声が交錯する。

 「排除」が進む後方で、警備員がゲート前の柵を一部移動させた。さらに別の警備員が、赤いフォークリフトを引っ張って来た。交通規制材の中には水が入っており、重い。その下にリフトの「爪」を差し込んで持ち上げ、警備員が基地内に運んでいく。規制された車道上でも作業が行われ、市民が「路上での作業をなぜ許すのか」と警察に抗議した。

 交通規制材と柵は、工事車両が進入する部分だけ移動させられた。市民の「排除」が終わり、資材を積んだトラックが基地に入り始めたのは、午前9時25分ごろ。「排除」に、通常のおよそ倍の時間がかかったことになる。その間、国道329号は渋滞が続いた。ゲート前から望遠レンズを向けたが、最後尾のトラックは捉えられなかった。【琉球新報電子版】











市民の排除に手を貸している民間警備会社は、
ALSOKです。

日本の国のなかでいろんなことが同時に起こっているのですね。

猛暑の中、災害復旧に汗を流す人々、
家族や友人を探し続ける人たち。

豪雨の最中に酒宴を楽しんでいた政治家、
それを責められてもしらをきりとおす政治家。

しらをきりとおしながら、悪法を次々成立させようと躍起になっている面々。

与党は驚くほどに強固な一枚岩です。

その岩盤を、ゆ党と呼ばれている党や、メディアが下支えしている。

この岩盤を砕くことができるのは誰か。

真実を見つめて行動する、市民一人一人の力の結集だと思います。


朝日社説も触れてるが、モリカケは終わってない。それどころか国家権力者の介入はもう動かしがたい事実だ。なのにメディアはこの問題追及を安倍氏意向通りに終わらせるのか。どんな巨大な不正も嘘と捻じ曲げで強行突破させるなら日本は既に無法で野蛮国家。メディアは安倍首相夫妻の不正追及を続けよ!