今日も今日とて、訳知り顔で政界の話をするおじいさんたちの「床屋政談」が始まりました。


「日本人がどんどんすくなくなっていくのに、『ガイジン』ばかり増えたら、純粋の日本人がいなくなるねえ。」


とか言うのです。


きっとみんな自分のことを「純粋の日本人」と思っているのでしょう。


そもそも「純粋」とはなんなのか?


遠い祖先にもしかしたら大陸や朝鮮半島から、あるいは北方からまたは南方から渡ってきた外国の人がいたかもしれないと思うことはないのだろうか。


そんなことを考えると私はワクワクしてしまいます。


まあ、実際のところそんなことはどうでもいいことなんです。


誰かが純粋の日本人かそうでないか、なんてことを口にする(考える)時点で、すでにレイシズムの戸口に立っているのです。



大切なのは、そうした言葉を吐く人に同調しないこと。


相手を変えようとするのは至難の技です。