こんばんは~
毎日昼も夜も関係なく暑いですね・・
夏休みの宿題で娘は読書感想文を書きますが
今日紹介する本ではないんです・・
でも、生き物との絆の物語で、夢のある
すごくいいお話なので、紹介しようと思います
『そいつの名前はエメラルド』(金の星社)
作: 竹下 文子
画: 鈴木 まもる
表紙があまり可愛い感じではない(強そう?)かもしれないですが
読むとすごく可愛くて心に残る感動的な物語でした
言葉は何も話せないけれど、飼い主と心が通じ合い
大切な家族の一員になっていくまでの様子・・
何気ない楽しい時間の積み重ねが
幻想的で感動的なラストへと繋がっていきます
妹ふうちゃんの7歳の誕生日プレゼントに「ハムスター」を
買いに行くことになったはるひこ。
しかし、ペットショップが休みで、初めてのお店へ行くことに。
なんだか怪しげな小鳥屋だが、ハムスターも売っているらしい。
しかし、店主の猫を抱いた個性的な老婆に勧められて
「エメラルドホシトカゲ」というまるで恐竜みたいな姿の
小さなトカゲを見た途端、可愛いと感じ、
どうしても連れて帰りたくなって買ってしまう。
「一体どういうつもりなのよ!」と怒る母さん。
不安な中、始まった誕生日パーティー。
てっきりハムスターだと思って箱を開けたふうちゃんは・・・
というお話です
女の子の誕生祝いにトカゲ・・・大丈夫かなぁ・・
続きはぜひ読んでみてください
なんだか「千と千尋の神隠し」みたいな印象の
小鳥屋の外観の絵がすごく魅力的で大好きです
森の中に迷い込むような・・・
一度行って、店内をじっくり見てみたいなぁと思う店
そして店主の奇妙なおばあさん会ってみたい
挿絵担当の鈴木まもるさんは画家で鳥の巣研究家
だから小鳥屋の絵が素敵に描けるんだなぁ・・・
店では元気なく眠り
灰色の肌をしていたエメラルドでしたが
はるひこがその出会いに運命を感じたように
エメラルドもまたはるひことの出会いに運命を感じて
家にやってきてから段々と元気になっていきます
ふうちゃんの誕生日の大事件も、
ふうちゃんとのお城ごっこも、
家族全員が楽しみな「エメラルドのお食事タイム」も、
家族での楽しい想い出がどんどん増えていく中で
段々とエメラルドの正体が見えてきて
はるひこたちは不安を募らせていきます
涙・・・しかし希望に満ちた幻想的なラスト
ぜひたくさんの人に読んでほしいです
ピグで過ごす最後の夏
ピグライフの私のお庭