こんにちは
1つのクラスの学級閉鎖が終わったら
今度は別のクラスが2つも学級閉鎖に・・・
しかも娘のクラスの隣っていう・・・
もはや逃げ場なしか・・・
そんな中ではありますが、
今日はバレンタインデーなんですよね
というわけで、
小さな可愛い2人の恋のはじまりの絵本をご紹介します
※過去に紹介したバレンタイン絵本はこちら
『サウスポー』(文溪堂)
作: ジュディス・ヴィオースト
訳: 金原 瑞人
絵: はた こうしろう
【恋のはじまりの絵本】って書いたけど、表紙を見てわかる通り
冒頭からこの2人喧嘩しちゃってるんですよねぇ・・・
本文は、ジャネットとリチャードという2人がひたすら送り合う
手紙の文面だけで、台詞などは一切ありません
しかしそこから、2人の仲良し度合いや
2人の心の動き・変化が
とてもよくわかるようになっています
ネットで最初にこの絵本を見つけた時から
ずーっとずーっとずーっと気になっていたけれど
野球がわからないし興味がないので買わなかったんです
でも本屋で見つけて、中を見たら
「やっぱり買おう!」と思いました
ちなみに、タイトルの“サウスポー(左利きの投手)”とは
ジャネットのことです
喧嘩が始まる前、ジャネットとリチャードは大の仲良しだった。
トレーナーや漫画を貸し借りしたり、
ペットの金魚の名前を“リチャード”にしたり、
靴紐やトロフィーなど互いの大事な物を贈り合ったりしていた。
だから親友のリチャードが野球チームのキャプテンになれば
そこに自分も入れるものとジャネットは信じて疑わなかった。
バレエとか編み物とか女の子らしいこともやるけれど、
活発な面もあって、野球は好きだし得意だったから。
というお話です
差出人名がずっと【もと友だちの・・】って書いてあるし
なんかもう仲直りできそうにないですが・・・
2人は仲直りできるのか・・続きは絵本で
お互い素直になりたいのになれないという感じで
読んでいてずっと心配のあまりハラハラドキドキです
でも心配した分、リチャードの最後の手紙と
最後のページの2人の・・・を見たら
ものすごく安心しました
男子の不器用な優しさってやっぱり好きだなぁ
作者のジュディス・ヴィオーストは
アメリカの児童書作家でジャーナリストです
絵を担当したはたさんも書いていますが
金原さんの訳が少年少女らしい口調で
ものすごく若くて可愛いんです
全部の手紙ではないですが、一部はもとの英文も
一緒に載っているのでよかったら見てくださいね
絵本作家でイラストレーターのはたさんの絵は
小さな男女の心に合わせて
とてもいい表情の一瞬をいいアングルで切り取っていて
物語をよりドラマチックで魅力的に見せているなと思いました
敢えてラフな感じの描き方で
鉛筆の上に1色か2色をささっと塗ってありますが
オシャレかつ効果的な色の付け方でとてもよかったです
ジャネットが飼っている金魚の“リチャード”が
2人を見守り、仲直りに導くキューピッドのように見えます
子どもが読むと友情の絵本、大人が読むと恋の絵本になる
面白くて可愛い絵本だと思うので
よかったら是非読んでみてくださいね
本日のおやつ(チョコがけハートのフィナンシェ)
週末娘が作ったバレンタインのチョコクッキー(焼く前)
自由が丘のアリス雑貨店Arundelで買ったアクセサリー
上から、薔薇の編込みブレスレット(ピンク)、
フェアリーテイル・プリンセスチョーカー(ラプンツェル)、
蝶と白い星のバックカチューシャ
最後に、ピグライフのバレンタイン風景