今朝、出島埠頭に、オランダ海軍の船トロンプが着いたので、見に行ってきました。


長崎にオランダ海軍の船なんて、なんか感慨深いわあ。それも出島にびっくり


その昔、日本が鎖国していた時代、日本と唯一国交があった国、オランダ。


出島にはオランダ商館があり、長崎奉行が輸入品を取り締まり、出島を通して、砂糖が日本に流通し、陸路では長崎街道を通じて運ばれていました。

なので、長崎街道は、別名シュガーロードとも呼ばれています。街道沿いには、砂糖を使ったお菓子や郷土料理が誕生しています。


ほんのり甘いお寿司の大村寿司、丸ぼうろ、金平糖、ザボン漬け、カステラなどなど。


他にもオランダから伝わった文化や野菜として、バドミントン、ボウリング、ビリヤード、西洋医学、肉食、セロリ、トマト、パイナップル、ジャガイモがあり、長崎市内の至る所に、発祥の碑があります。


勝海舟が学んだ長崎海軍伝習所の教官は、オランダの軍人でした。


長崎伝習所時代に、オランダ軍が幕府に寄贈した観光丸(の復元船)。観光用の船として、長崎湾を運行しています。



そんな感じで歴史に思いを馳せながら、オランダ海軍の艦船を眺めてました。



そして、オランダの艦船の対面には、三菱造船所で作っている海上自衛隊の護衛艦が2隻。



私が子宮体癌の手術を受けた長崎大学病院のルーツも和蘭医学です。

長崎大学のマークはオランダ船がモチーフになっています。



西洋式近代病院が長崎にできたのが1861年(江戸時代)です。


以上、長崎のちょこっと歴史でした。