ステージ4の子宮体癌の手術を終えて、生還し、最近、就職して社会復帰した私ですが、以前とは全く違う環境で、身体状態も病気前とは変わり、人工肛門にもなって、これからの人生について、諦めたくはないけれど、諦めの境地になってしまって、生きる理由や希望を見出せないでいました。


お気に入りのものに囲まれた生活も仕事も全部捨ててしまって、


札幌時代の知人も古くからの長崎の知人も、皆キラキラと活躍していて、


もうあの頃には戻れないと、胸が痛くなっていました。


後ろを振り返らず、今を一生懸命、楽しく思い切り生きればいい。


そう分かってはいても、過去の環境に後ろ髪を引かれて、悲劇のヒロインになって、心から今を楽しめない私がいました。


そんな時に出会ったのが、この本です。


そして、続いて、同じ作者が書いたこの本を読みました。


「ほんとうの自分に目覚めると心から納得のいく人生を生きられる」


そう、私は今の自分に、これからの人生に全く納得が行っていなかったのです。


今の自分の環境や今の自分の身体を全く受け入れていなかったということに気がつきました。


全部自分なのにね。


弱い私も自分自身。


受け入れたその先に新しい未来がある。


そして、未来の自分が憧れる世界を夢見て新たな世界を探求するのではなく、今までの自分の経験や体験を礎にしつつ、今を楽しみ、愛情深く接していくこと。


憧れの世界が、今とは違うところにあるのではなく、自分の心次第で、すぐそばにあること。


などなど、いろいろ教えてもらいました。


図書館で借りた本だけど、未来への道の迷子になった時、また読めるように買おうかなと思います。