今朝職場で、朝礼が終わって、階段を降りようとしたら、先に階段を降りていた人たちが、また戻ってきて、下から登ってくる人たちを優先して上がらせていました。
何事だろう?とその人たちに注目したら、何やら三角に畳んだシーツみたいなものを大事に両手で持っていました。
まるで三角に折られたレストランのナプキンみたいでした。
不思議そうに見ていた私に、隣にいた男性が教えてくれました。
「これから屋上に掲揚する国旗だよ」
へー。どこに置いてあるんですか?
「1階の偉い人の部屋だよ」
「国旗が地面に絶対着かないように、2人で掲揚するんだよ。旗を下ろすときも、地面につかないようにして三角にたたむんだ」と教えてくれました。
それを聞いて、謎が解けました。
毎朝、同じ時間に偉い人の部屋の前に制服を着て帽子をきちんと被った人が2人、ピシッと立ってるんです。
これも何だろうと思っていました。
朝の国旗掲揚の当番の2人だったんです。
今の職場にいると、日本国民であることを毎日感じます。
そして、全然意識もしたことがなかったし、知らなかったけれど、日々、諸外国を警戒していて守られているんです。
そして、現役ではなくて、すでに退職していても、民間の会社で働きながら、訓練を継続して、もしもの時のために備えている人たちもいる。
あの三角のシーツ(国旗)は、国民そのもののように感じました。
知れば知るほど、今まで、守られていたことを意識もしたことがなかったことを申し訳なく思うようになりました。