就職が決まったので、介護用品のレンタル会社から借りていた介護用電動リクライニングベッドを2月いっぱいで返却することにしました。


手術後の心不全で自分で起き上がれなかった時、抗がん剤の副作用で嘔吐が続いていた時、ヘパリン自己注射で腹部内出血して身体を曲げられなかった時など、リクライニングベッドがあったおかげで、とても助かりました。


癌の手術、退院の療養生活中、介護タクシーの送迎支援を卒業し、訪問看護ステーションのリハビリを卒業し、入浴介助やストーマケアで訪問看護師さんのサポートを卒業し、今回はケアマネージャーさんから卒業することになりました。


2022年6月に長崎大学病院を退院して以来、ケアマネージャーさんにはずっとお世話になってきました。


2024年3月で、ほとんどの介護支援を卒業です。


癌の手術前は、手術した後も療養生活が続くことは全く想定していませんでした。

最初に初期のガンと診断された時は、札幌で手術して、手術後も職場復帰して、札幌で一人暮らしするつもりでいました。


しかし、抗がん剤の点滴を受けるごとに体力がなくなっていき、地下鉄と徒歩で通院することも、難しくなり、手足が痺れて、マンションの階段を上り下りすることも難しくなってきました。


そして、最終的に、癌の影響で脳梗塞になり、札幌で入院中に要介護5に認定されました。


その後は、自分で歩くことは禁止され、生活範囲はベッドの上だけになりました。


札幌から長崎へ移動するのも、弟の付き添いで、ストレッチャーと車椅子で帰ってきました。


あの状態から、ここまで、よく回復したものだ。