数日前、突然、高校の時の男友達からLINEでメッセージが届いた。


高校の時の友達だから、もう40年来の付き合い。


というか、わ 私が札幌に住むようになってから、Facebookで彼の消息を知り、連絡をしたことが再会のきっかけでした。


その頃私は、2週間に1回、札幌から東京出張していたので、東京へ行くと一緒に飲みに行ったりしていました。


私が一時期、札幌から長崎へ戻っていた時期も、彼が帰省した時に長崎で飲みに行ったりしてました。


その後、私がまた札幌に転居した後も、友達が札幌に旅行に来た時に、札幌の日本酒が美味しい店で一緒に飲んだりしました。


ここ数年は、時たま、LINEで連絡するくらいだったのですが、私が、癌の宣告を受けて、札幌から長崎に転居することを決めた夜に


「急なんだけど、長崎に帰ることになった」とメッセージしました。


「何があったの?」


「病気しちゃって」


と、簡単なメッセージのやり取りだけをした。


あの時、家族以外には、病気のことを伝えてなかったけど、彼にだけは伝えた。


(ちなみに、付き合っていたわけではありません)


あの頃は、病気をして落ちぶれたようで、あまり人と話したくなかった。


でも、その友達には、長崎に帰ることになった事を伝えたかった。不安に押しつぶされそうで、弱音を吐きたかったのかもしれない。


それ以来、連絡していなかった(Facebookでは近況を公表していたけど、他の人のFacebookを見るのが辛くて書き込みは一切していない)ので、久しぶりのLINEでした。


「その後、どうなの?」


「長崎に帰ってきて、今年の秋まで、入院とかしてたけど、今は落ち着いてきて、最近は、体力を戻すために毎日運動している」などとやりとりしたあと、


「電話していい?」と聞かれた。


「うん、いいよ」


そのあと、電話がかかってきた。


久しぶりに聞く懐かしい声。

嬉しかった。


ずっと会っていないので、会話といっても、お互いの近況報告や、長崎在住の互いの親兄弟のこと、互いの健康状態のこと、もうすぐ還暦だよ〜というぼやきとか、昔の懐かし話。


途中、話が尽きて、無言の時間があったりしたけど、学生時代の時みたいに無駄な長話をしたのは久しぶり。


最近太ってしまって、体型を元に戻すために運動している事を伝えたら、


「太っているりりかさんは想像できない」と言った後に、


「太っても、生きてて良かった」と、言われた。


「一時期は、生きる事を諦めたこともあったけど、でも生きてる」と返す。


長電話の後、懐かしさの余韻に浸りながら、

なんか力が戻ってくる感じがした。


パワー!