麻酔が効き始めるまでな記憶はないのですが、手術直後くらいから、icuへ移るまでの記憶があるので、記録しておきます。

多手術が終わった直後に、りりりかさん、手術が終わりましたよ」と、肩を叩かれました。そして、「手術室から、ICUにベッドを移りますよ」と、いわれました。

わたしはそのとき、夢を見ていて、源平合戦で武士の一人として、たたかっていて、あと少しで勝利するというところでした。身体の感触としては、ビニールを敷いたベッドの上に寝ていて、体の半分くらいが、何かの液体に浸かっていいて、「いち、にの、さん、の掛け声で、icuのベッドへ移されましたが、体が浸かっていた液体は、たぶん、自分の血だと思います。その時に、頭を布か何かで、拭かれた感触が残っています。

後で聞いた話ですが、手術で出血した量は1リットルで、予定通りだったということでした。

そして、痰を吐くようにいわれ、口から血を吐いた記憶があります。それを何か、吸引器みたいなものでぶ吸い取られ、「そうそう、上手上手、上手すぎる」と、ほめられました。そして、ICUへ移ってからは、喉がザラザラして、痛くて、痰がのどに引っかかっている感じで気持ち悪くて、痰を出したいけど、出せなくて苦しくて、ナースコールして、ティッシュをもらって、痰をだしたら、ようやく辛いのから解放されました。それから、しばらく寝て、また、痰が絡んで苦しくて目が覚めて、痰を出してから、普通の部屋へ移動するよと言われました。手術前は、ICU に2日ぐらいいると言われていたのですが、実質半日で普通の病棟に移りました。その時点でも、痛みは、ほとんど、感じていませんでした。痰が絡んで、辛いというだけで、他に手術の痕跡は感じていませんでした。