20日間入院していて、入院している間に

抗がん剤の副作用による脱毛が始まったら

嫌だなあと思っていました。



だって、病院のベッドって、

白いシーツ、白い布団カバー、白い枕カバー。

真っ白じゃないですか。



それに、共用のシャワー室で、

シャンプーした時

ドライタオル時

ドライヤーで髪の毛を乾かす時に

抜け毛が散らばったら、

片付けに気を使うし。



急な入院延長だったため、いろいろと

用意もできていなかったことも

気になってました。



頭皮がピリピリしていたので、

そろそろ始まるなと思っていたけど、

入院していた間は、

まだ本格的な脱毛は始まりませんでした。



それが、、、、

退院した日。

自宅に戻って、ホッとして

ソファに座り、スマホを触っていて、

かけていた眼鏡を頭の方にずらして

スマホの画面を見ていて、

頭にずらした眼鏡を、目の位置に戻したとき、

眼鏡の鼻当ての部分に、髪の毛が絡まっちゃって。



その絡まった髪の毛が、束になって

ごっそり抜けました。



ショーックガーン



退院当日、久しぶりにお風呂に湯をはって

体を温めようと思っていたのですが、

脱毛が怖くて、お風呂に入ることが

できませんでした。



とはいえ、ずっとお風呂に入らないことも、

髪の毛を洗わないこともできないので、

翌日、意を決してお風呂に入りました。



髪の毛を洗うときも恐る恐る。

指の腹で、ゴシゴシと洗うことができず

泡シャンプーで撫でるような感じで洗髪。



あまり抜けなかったので、ちょっと安心したけど、

タオルドライする時、

ドライヤーをかけた時、

ごっそり抜けました。



ああショボーン



でも、抜けてしまうものを戻すことも

止めることもできない。

諦めるしかありません。



髪の毛を乾かして、散らばった髪の毛を

掃除機で掃除して、

買ってあった不織布のヘアキャップ付けて

タオル地のケアキャップを被って就寝。



不織布のヘアキャップだけだと、

ゴムがゆるゆるなので、寝返りを打った時とかに

ずれそうだったので、

タオル地のヘアキャップも被りました。



翌朝、枕にも、シーツにも、布団にも、

抜け毛が散らばることは防げました。



不織布のヘアキャップ、

いい仕事してるわあ。